【BPLS4 IIDX】レギュラーステージ第15試合ROUND1 vs TAITO STATION Tradz振り返り

BPLS4

残らない記録

こんにちは、いづです。

BPL IIDXでは稀に歴代スコアが出ることもあります。
しかし試合で出たスコアはカードのデータに残らないので映像にしか残らない状態になっています。(幻のスコアとも言われますね)

そういえばBPLボルテでの新曲はスコアが残っていますね。あれは「一番乗りでやった」感があるのが良いですね。選ばれた人だけが立てるステージ。。

さて今回は第15試合ROUND1とTAITO STATION Tradz(以下Tradz)。
どちらも2勝目を掴み取り下位4チームから脱したいが果たして。

1st match テーマCHARGE

選曲予想

1-PIN選手:少女アリスと箱庭幻想コンチェルト
KENTAN選手:新宝島

実際の選曲

1-PIN選手:少女アリスと箱庭幻想コンチェルト → Arcana
KENTAN選手:Almace → The Both of The Best World

Arcana MAX2300
2276(−24)- 2249(−51)
The Both of The Best World MAX2256
2207(−49)- 2222(−34)

ストラテジー選曲「Arcana」

「少女アリスと箱庭幻想コンチェルト」はチャージノーツと階段配置が特徴的な譜面。
1-PIN選手がBPL2021で投げていた曲ですね。ですがなんとしてでもKKM*選手に繋ぎたいTradzはストラテジー。

「Arcana」はチャージ絡みと鍵盤パートが明確に分かれる譜面。中盤はほぼ鍵盤ですね。

オプションは1-PIN選手が正規、KENTAN選手がRANDOM。チャージ絡みとRANDOMは押しにくい配置が怖いですがお構いなし。
序盤、曲のスタートと共に軸押しとトリル。正規譜面でも片側に寄っていて取りやすくはないですが1-PIN選手が綺麗に捌いていきます。ここは前回の「雫」でも光っていた片手トリルと同じ配置ですね。
逆にRANDOMをかけても寄っていたKENTAN選手の配置、立ち上がりで少し差がつき6点差、少し広がり10数点差で1-PIN選手がリード。
そこからは鍵盤地帯、両者最低限の黄GREATで切り抜けます。なかなか追いつけないKENTAN選手。
この差を守り続けて終盤。再度チャージが登場するとさらに少しずつ引き離して1-PIN選手が勝利。

リードを守り続けて1-PIN選手が勝利。自選ではないのですが全く崩れる様子を見せず、追いつけないかもと思わせる安定感。1-PIN選手らしいプレーでしたね。

ストラテジー選曲「The Both of The Best World」

「Almace」は鍵盤要素多めの譜面。チャージノーツと絡む鍵盤はかなり少なめ、そういった意味で「新宝島」に近いタイプの曲にも思えます。
ただ勝ち切りを狙うROUND1からストラテジー。

「The Both of The Best World」は短いチャージノーツが度々降ってくる譜面。短いチャージは終点(離すタイミング)が難しいですね。

オプションは1-PIN選手がR-RANDOMでKENTAN選手がRANDOM。固定オプションは全体的に厳しいのでR-RANDOMが多いです。後述の理由でRANDOMは勇気のある選択かもしれません。

チャージの登場しない序盤は拮抗、この後チャージノーツが来ます。
その前にトリル、ここで両者黄GREATを出すもKENTAN選手が少し前に出ます。
さて短いチャージノーツ。最初はほぼ変わりませんが着実にKENTAN選手がリードを重ねていきます。
10点近くのリードでラストのパートに入る前に二重トリル(2つずつの鍵盤のトリル)。
ここがRANDOMは大外れがありえます。R-RANDOMはほとんど左右交互に押せる配置が来ることが多いです。リードで削れる可能性がありますがどうなるか。

KENTAN選手の譜面良すぎる。
まさかのハズレた1-PIN選手も丁寧に押し切りますが縮められません。
この点差は曲の短さに対してあまりに大きすぎたか、ラストパートを終えてKENTAN選手の勝利。

KENTAN選手が臆せずRANDOMを選び勝ち取りました。ここ1番の期待がかかるさなかでかっこいいプレーでしたね。
これでTradzが先行勝ちきりを防ぎKKM*選手へのバトンを繋ぎました。

2nd match テーマSOF-LAN

選曲予想

U*TAKA選手:four pieces of heaven
KUREI選手:Onyx

実際の選曲

U*TAKA選手:Theory
KUREI選手:nostos

Theory MAX2684
2654(−30)- 2563(−121)
nostos MAX2718
2697(−19)- 2646(−72)

U*TAKA選手自選「Theory」

「Theory」はスクラッチの割合が高いSOF-LAN課題曲。速度変化も細かく刻まれているため対策等も必要になってきます。
スクラッチ系はKUREI選手に刺さる印象がありますね。一番刺さりそうな曲を選んできました。

オプションはU*TAKA選手が正規でKUREI選手がMIRROR。固定オプションの方が多めですね。
序盤からU*TAKA選手がリード、連続スクラッチを完璧に光らせ着実にリードを稼いでいきます。そして速度変化。まずBPM146から最低の102まで徐々に減っていきます。
U*TAKA選手はここは速度調整せずに我慢、KUREI選手は調整を挟みます。

速度調整は普通しないと光りにくく、するとやりやすくなる代わりに調整した瞬間崩れやすいです。一瞬のロスで済むので調整を挟むことは多いですね。

しかしU*TAKA選手はここで調整をせずにPERFECT。ゆっくり低速化していくのでここのプレーは相当難しいはずなのに。。
一段とリードを広げたU*TAKA選手。下がり切ってからのロスのない調整も成功。
その後のスクラッチは光らせるのも難しいですがほぼ完璧、50点以上の差を生み出すのに成功しました。そこからはさら差を伸ばしいつの間にか90点差で終了。

U*TAKA選手の極まった自選曲のプレーが見れました。速度調整のタイミングやスクラッチ、尖り切ったこの曲の難所を卓越した精度で魅せてくれました。

KUREI選手自選「nostos」

「nostos」は滑らかな速度変化が特徴的な譜面。ピアノに合わせたズレ配置や連打、トリルなど鍵盤の難所もたくさん含まれています。KUREI選手の選曲傾向からするとかなり意外でしたね。しかもU*TAKA選手が今作の全国TOP。ただ意外だからこそ刺さるかもしれません。

オプションは両者RANDOM、あまり固定オプションは選ばれないですね。
序盤は静かなパート、差はそこまで大きくありませんがU*TAKA選手のリード。
BPMが少し遅くなり鍵盤も難しくなっていきます。点差を広げていくU*TAKA選手。
しかしそこまで大きくは変動しません。KUREI選手も食らいついて追いかけます。
それでもなおU*TAKA選手が連打や乱打を淡々と光らせ続けていく。。
そうして曲も終盤、最後は遅くなっていくのですがここもほぼ完璧。U*TAKA選手が全国トップを超えるスコアを叩き出し勝利。

U*TAKA選手の自己ベストにして全国トップを1点上回るスコアで勝利。誰が勝てるのか。。
特にこの曲も当然ながら速度変化があるのですがU*TAKA選手は一切速度調整をしていません。
BPM86〜144までロスなく、しかも一切の精度のブレがなく乗りこなすのは恐ろしいですね。。

ROUND1が後1勝まで追い詰めました。しかし最後に最強のKKM*選手が立ちはだかります。

Final match テーマCHORD

選曲予想

LEO選手:Rave*it!! Rave*it!!
KKM*選手:表裏一体!?怪盗いいんちょの悩み♥(LEGGENDARIA)

実際の選曲

LEO選手:G59
KKM*選手:Dynamite

G59 MAX4000
3888(−112)- 3963(−37)
Dynamite MAX3906
3777(−129)- 3871(−35)

LEO選手自選「G59」

「G59」はノーツ数2000の物量譜面。基本的にはずっと忙しくメインフレーズの繰り返し配置なども特徴的。KKM*選手もおそらくこういった物量譜面は得意に見えます。それでも挑むLEO選手の勇気がかっこいいですね。

オプションは両者RANDOM。固定オプションだと綺麗な配置の繰り返しが特徴的ですね。
序盤からKKM*選手がリード。絶え間なく振り続ける鍵盤を前にはさほど大きな差ではないですが、曲が進むにつれて広がっていきます。KKM*選手の精度が高すぎる。
ブレイクで40点差、LEO選手も高い精度ですがKKM*選手に無情にも引き離されていきます。
最後のメインフレーズを終え70点差、見事フルコンボでKKM*選手が勝利。

KKM*選手が2000ノーツを繋ぎました。繋ぐことももちろん黄GREATやGOODが探すのが難しいくらい少ないですね。物量譜面もやはり強い。。

KKM*選手自選「Dynamite」

「Dynamite」はスクラッチが終始絡む譜面。LEO選手のプレースタイル(運指)であるスクラッチノーツを手首でカバーする方法だと難しそうに見えます。
KKM*選手は全ての運指を使いこなせる(S3のドラフト紹介文より)ので普段はLEO選手と同じプレースタイルですが問題ないとされています。
普通はそんなことありません。強すぎる。

オプションは両者正規。
序盤からKKM*選手がリード。スクラッチを回しながらチャージノーツ、軸押しが難しいこの曲、着実に差を広げていきます。
スクラッチの量によって両者運指を切り替えているのが特徴的でしたね。
LEO選手に大きなミスはないですがKKM*選手がぐんぐんと先行する展開。コンボを切ることはあってもほとんど黄GREATが出ないのが強いですね。
あっという間に90点差、KKM*選手の勝利。

小指スクラッチも使いこなすKKM*選手の破壊が見れました。これでレギュラーシーズンは全勝となりましたね。

展開予想

ROUND1Tradz
21st
CHARGE
8〜10
2
62nd
SOF-LAN
11
0
0Final
CHORD
12
8

当たり。

最後の破壊

嬉しい2勝目を飾ったのはTradz。両ストラテジーの末掴んだ勝利をつなぐ展開は2試合目のSILK HAT戦を思い出す展開でした。
KKM*選手のショータイムもさることながらKENTAN選手の勇気の選択と掴んだ勝利がかっこよかったですね。

これでKKM*選手のコストを使い切り最後のレジャーランド戦は残りの3選手に託すことになりますが果たしてどうなるか。ROUND1が次の試合で勝利すると2勝1分で逆転されかねないので少なくとも引き分けは取りたいですね。

そして苦しいのはROUND1。先行勝ちきりを狙いましたが両ストラテジーで勝ち切るのは難しかったですね。
プレーは光っていました。さながら自選の精度を見せた1-PIN選手、磨き抜かれたプレーで全国トップも掴んだU*TAKA選手、LEO選手も果敢に挑みました。
残りストラテジーもなく最後のGAME PANIC戦に挑みます。ただU*TAKA選手をFinal matchに置けるコストは十分に残されています。バトンさえつなげばの展開になるでしょうか。

最後の破壊は勝鬨へ変わる

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