Season3の到来
こんにちは、いづです。
BPLS2が幕を閉じましたね。
シーズン途中にすでにドラフト会議もありましたS3が、DDRのYoutube版を待たずにすぐに開幕します。
今回はS2からS3にかけてのルール変更点をまとめた記事です。
実はルールの公開自体はかなり前に行われていましたし、おそらく類似記事はすでにたくさんあります。
当ブログではS2の振り返り記事を書いており、ルールに言及したまとめ記事を公開しています。
ここで触れていた内容がちょっとずつ変わっています。
振り返りながらこの記事は進めていきたいと思います。
変更①全チームリーグ戦→2グループのリーグ戦
もともとは8チーム総当たりだったものが4チームずつのグループに分かれたリーグ戦となりました。
ボルテとDDRで採用された方式の踏襲です。
8チームで総当たり戦をすると1チームあたり7試合やることになりますが、今回は4チームで総当たりを2回行うので6試合で1試合分少なくなりました。
全体としては4試合分少なくなるので放送は2週間短くなりますね。
BPL全体がスケジュールを押している印象があるので(1年で無理に抑える必要があるかは別として)ちょうど良いくらいなのかもしれません。
分割リーグ戦のメリットといえば対戦相手が限られることで対策時間が削減できそうなところでしょうか。
デメリットといえばリーグ内の偏りがあるとリーグの垣根を超えた際に生き残るのが片方のリーグばかりになる、特定のチームの組み合わせが見られなかったりします。
今の所前者の事態は2回やって2回発生してますね。
変更②指定A・B→ファースト・セカンドステージ
2回行われる総当たり戦で1回目はファーストステージ、2回目はセカンドステージと呼ばれます。
IIDXでは先鋒戦、中堅戦、大将戦において選曲にレベル制限があります。
ファーストステージはこれが前回の指定Aと同じです。(先鋒戦8~10、中堅戦10、大将戦11)
セカンドステージはこれが前回の指定Bと同じです。(先鋒戦8~10、中堅戦11、大将戦12)
まあつまりはリーグ内で指定A、指定Bを1回ずつ行うということですね。
リーグ内の対戦相手は両方で攻略する必要がある、というのが面白いかもしれません。
前回は7試合の都合でチームによって指定AとBの試合数が異なっていました。前記事で触れていた「指定Aが多いチームが不利ではないか」問題はこれで解消しましたね。
ただファーストステージの中堅戦SOF-LAN(レベル10のみ)は6曲しかないです。
ちなみにしれっと「両チームが同一楽曲を自選曲として提示した場合、2曲目は同じテーマから抽選で選曲されます。」というルールが増えたので曲被りでSurf on the Lightはなくなりました。
普通にSOF-LANかぶると思うのですが果たして。。
変更③ストラテジーカード:相殺→双方発動
ストラテジーカードを両者投げた場合に相殺ではなくお互いの自選曲をランダムに変えるというBPL2021(S1)スタイルに戻りました。
S2では全チームリーグ戦。相手の選曲を変え、最悪の場合相殺という性能のため防御に強すぎました。結果負けると順位が変わりうる下位チームにカードが集中するという状況になりました。
下位チームに集中し一向に苦しい展開が続く有様はちょっといじめのようだったのですが、次の変更も相まってなくなると予想されます。
変更④ストラテジーカードの枚数:4枚→2枚
公式サイトより引用
- レギュラーステージでは、全チーム、ファーストステージで1枚、セカンドステージで1枚保有し、ステージごとの持越しはできません。
- セカンドステージでは、前ステージで使用したチーム、及び対戦ではストラテジーカードを使用することができません。
1個目はS1のルールになっていますね。2個目は集中砲火はできないということです。
つまりは対戦相手は「ファーストでストラテジーするチーム」「セカンドでストラテジーするチーム」「しないチーム」のどれかになるということですね。
太字にした「対戦」も重要です。対戦は先鋒、中堅、大将戦のことです。
ファーストで大将戦にカードを使うとセカンドは大将戦に使えないというルールになります。セカンドで使われそうなチームは的を絞ることができるわけですね。
S1に回帰して適応させたよいルールに見えます。おそらく「あからさまに不利」なチームは見受けられないでしょう。
変更⑤コスト:140→100
1試合分減ったことを加味してもやや厳しくなった印象。
4試合出る必要があるのは変わらずこの条件。
全部コストを消費するパターンの場合は例えば「大将戦3回+先鋒戦」「中堅戦5回」「大将戦2回+中堅戦2回」のような形。
チームが持つコストは選手4人コスト100で合計400ですが、試合全合計で360消費する必要があります。残りコスト40です。
前回はチーム持ちコスト560のうち消費420なので今回がいかに厳しいかわかるのではないでしょうか。
ただこれだけ厳しくなりながらも恒例の「全部先鋒戦」出場もできます。その場合は全試合で先鋒戦出るになりますが。。
前記事で「コストはこれ以上もこれ以下もない」と言っていたのですが、これ以下が来るとは流石に思わなかったです。
変更⑥テーマTRENDの追加と楽曲数調整
「beatmania IIDX 30 RESIDENT」で追加された譜面
テーマTRENDの説明
「譜面」となっているためアリーナモードで新登場したLEGGENDARIA譜面も対象に。(家庭用版の復刻は含まれていない)
TRENDは属していればどんな特性の曲も選べます。「おとせサンダー」を投げようが「罪禍の聖堂」を投げようが「VOLCANIC BEAT」を投げようが問題ありません。
そして何より、版権曲の解禁。
7月3日に発表された楽曲リストには「マツケンサンバII」、レベル12の欄にはまさかの「Sweet Clapper」のLEGGENDARIA。過去に追加された「IIDX EDITION」まで。。
これだけ聞くと「全員参戦」になった印象ですが、投げる選手はいるのか。。
ちなみにRESIDENT新曲たちは6月分(AWA AWA、Level 4、Beyond Evolution)まで反映されています。結構入っているなという印象。容赦無くTRENDしてきましたね。
入っていないのは最新のPARTY曲とSECRET IIですね。
そしてNOTES、PEAKなどの楽曲から少し減っています。
選ばれたことのないような曲、「¡Viva!」やなぜかRemixもいなくなった「smooooch・∀・」。
Remixのほうは1回だけ選曲されたんですがね。。
あと「少年A」などのレベル12もかなりサラッと消されています。間違い探し感覚で見るのも面白いかもしれません。まとめるのは嫌です。。
単純に対策の負担を減らしに行っているように見えます。版権曲が増えて変わらないだろうと思うかもしれませんが版権曲はトゲが少ないものも多いです。
ただ消された曲の基準はいまいちわかりませんね。差はつきにくい曲かもしれませんがどう判断したのでしょうか。
変更⑦EXストラテジーカードの廃止
まだ早いと言われるかもしれませんがクォーターファイナル以降ファイナル前までにあったEXストラテジーが廃止されました。
テーマも変えられるカードでSCRATCHを武器としていない選手を苦しめたことでしょう。
選手にとっての負担が大きすぎではないかと思いつつ、武器としては面白かったのですが廃止。
先述した相殺されないストラテジーカードに加えて復活制度が増えました。
ストラテジーカードを消費したチームが相手に11pt以上差をつけて勝利した場合、試合後にストラテジーカードが1枚付与されます。
クォーターファイナル出場チームが優勢の場合「これは使い得」ととらえて有利になったら使う、という選択肢も見えてきましたね。面白そうです。
3年目、ますます良くなっていく
ちょっとなあ。。と思ったルールが新しい形になっていますね。
視聴者の皆様が色々なことを思いアンケートに書き、それを運営側が汲み取って変更していく。
放送中にもできるのでシーズンが新しくなっても改善ができる。そういう安心感がありますね。
筆者としては今回のルールにかなり期待しています。リーグ戦だと強さが偏りがちな点は不安ではありますが、各チームがレギュラーステージを勝ち残る戦略をどう打ち立てるのかが楽しみです。
開催まであと約1週間。新しいドラマの幕開けを待ちましょう!