【BPLS3 IIDX】レギュラーステージ第3試合TAITO STATION Tradz vs SUPERNOVA Tohoku振り返り

BPLS3

夢の直接対決の結果は

こんにちは、いづです。

今回のTAITO STATION Tradz(以下Tradz)とSUPERNOVA Tohoku(以下スパノバ)の大将戦は元TradzのTATSU選手と現TradzのRIOO選手の対決。
同じチームの選手では少なくともBPLの舞台では戦うことができないため、まさにドリームマッチでしょう。

しかもレベル帯は11と絶妙ですね。10以下だと心臓も凍る精度勝負。調子で決まったり僅差だったりします。12だと差が大きく離されすぎたりしますが11はその間な気がしています。

先鋒戦テーマCHARGE

選曲予想

KKM*選手:ラストセンチュリーメランコリック
TAKWAN選手:真夏の花・真夏の夢

実際の選曲

KKM*選手:RIDE ON THE LIGHT (HI GREAT MIX)
TAKWAN選手:Infinity Mirror

RIDE ON THE LIGHT (HI GREAT MIX) MAX1862
1836−1808
Infinity Mirror MAX2328
2321−2315

「RIDE ON THE LIGHT (HI GREAT MIX)」はBPLでたびたび選曲されているテーマCHARGE。チャージをしながらの屈指の長いトリルが特徴的です。トリルは何回も降るため点数に大きく影響を与えます。

どちらもオプションはMIRROR。RANDOMはトリル大事故の恐れ、正規はスクラッチのとき鍵盤が寄るからでしょうか。
真ん中トリルでは同点。左側に寄るトリルではTAKWAN選手が1歩前に出ます。ここはほとんどGREATなしでした。そのまま進みます。
最後の方で細かなGREATが響き同点へ。最後の最後の右側トリルで大きくハマってしまったTAKWAN選手。一気にひっくり返りKKM*選手の勝利。

最強の一角であるあのKKM*選手の自選をとれるかも!?とかなり期待できた展開でしたね。最後もはまっていなければ。。と思いましたが最後のトリルでKKM*選手のGREATは2個でした。ちょっと厳しいかもしれません。

「Infinity Mirror」は曲の展開に合わせ前半は鍵盤、後半はずっとチャージとわかりやすい譜面。
どちらもオプションはMIRROR。固定オプションの方が取りづらい配置は生まれないと思います。

前半の鍵盤地帯では両者ほとんどGREATが出ないという素晴らしいプレー。TAKWAN選手が1個落とした鍵盤から2点の差が開きちょっとずつ開いていきます。
TAKWAN選手がGREATを出すたびに差が開いていくようですがそれもそのはず。KKM*選手はMAX-7。チャージ地帯までに1個しかGREATが出ていません。KKM*選手の勝利。

最強格の片鱗が見えた試合ですね。これが大将戦で今後暴れ回る予定というのですから恐ろしい。。

ただTAKWAN選手も磨かれた実力を初戦から発揮していましたね。次戦以降期待できます。

中堅戦テーマPEAK

選曲予想

8S.選手:Party Starter
NIKE.選手:PHOTONGENIC

実際の選曲

8S.選手:Backyard Stars
NIKE.選手:PHOTONGENIC

Backyard Stars MAX2310
2237−2250
PHOTONGENIC MAX2324
2317−2316

「Backyard Stars」はたびたび選ばれている曲。ひたすらレベル10らしからぬ密度の暴力でまさにPEAK。規則性などない配置のためほぼRANDOMが選ばれ、捌く力が試されます。

NIKE.選手はS2でMIKAMO選手にこの曲を投げられ逆に勝利しています。
8S.選手が今回投げたのはかなり意外でしたね。ただ第2試合の「FUTURE is Dead」のように過去にやっていても勝てることはあります。

序盤は一桁点差で推移。全く離れる気配がありません。
このような曲なのでいつひっくり返るかわからず、グラフを固唾を飲んで見守ります。
解説のEXITさんの「ここが一番難しい」で一気にNIKE.選手が引き離し10点差へ。
預言者かと思いました。

その点差はもう縮まることがなくそのままNIKE.選手の勝利。勝利の余韻のアウトロが長い。。

やはりこの手の勝負でNIKE.選手の壁は高いと思わせるほど強大でしたね。

「PHOTONGENIC」はBPL2021ファイナルでNIKE.選手がすでに投げて勝利している十八番。
8S.選手はRANDOMでNIKE.選手は正規。よくある「同じ譜面は分が悪い」ということでしょうか。

譜面としてはリズムに合わせたシンプルな譜面。4点以下のリードを8S.選手がずっと保っていきます。じわじわ詰まったり離れたりしますが8S.選手のリードが崩れません。
最後の最後はトリルで終わるこの譜面。8S.選手のRANDOMは隣接トリル
予測できていないと片手で取らなければならないこのトリル、一気に差が縮まりますが1点差のリードを保ったまま。8S.選手の勝利。

8S.選手自己ベストでしたね。NIKE.選手の強力な武器を跳ね返すとは流石に予想できませんでした。
S2ではNIKE.選手の自選をとった選手はただ一人しかいないのですが、S3では真っ先に名を連ねました。

ここでの引き分けでTradzは大将戦で1勝すればよい局面になりました。

大将戦テーマNOTES

選曲予想

RIOO選手:HYPE THE CORE
TATSU選手:Rock It

実際の選曲

RIOO選手:New Decade IIDX Edition
TATSU選手:RUGGED ASH

New Decade IIDX Edition MAX3078
3021−3035
RUGGED ASH MAX2116
2030−2056

「New Decade IIDX Edition」は物量系の譜面。レベル11でもトップクラスに忙しく密度が高い譜面と言えるでしょう。BPL2021でSEIRYU選手が選曲していた(ストラテジーでなくなりましたが)曲でその傾向の裏付けといえます。

オプションはRIOO選手はMIRROR、TATSU選手は正規。プレーサイドの関係から同じ配置ですね。
高速トリルが降るので位置の特定できないRANDOMは避けたいです。

BPM200で休みなく降る鍵盤、高速縦連打、トリル、連続スクラッチと要素が詰まっていますが、縦連打と連続皿で黄ばみがちだったRIOO選手がTATSU選手に引き離されていきます。

いつの間にか20点ほどの差になっていきその後追い詰めて15点差ほどになりましたがTATSU選手の勝利。

TATSU選手が崩れることなく戦い切りました。自選曲勝率100%のRIOO選手の自選をもぎとる大金星。一気にスパノバの形勢逆転を感じさせましたね。

「RUGGED ASH」は高密度ズレ譜面。決まったリズムはなくどれだけ精度良く捌けるかの勝負。
ポップンミュージックプレーヤーはこういう譜面得意そうの要素全てが含まれています。
オプションはどちらも正規。

序盤から数点の差をつけながらTATSU選手がリード。曲がかなり短いのでこのリードすらもかなり重く、それも進むごとに開きます。最終的には20点程度の差になりTATSU選手の勝利。

TATSU選手さすが自選曲においては超強力。大逆転の2タテとなりました。

展開予想の答え合わせ

よって先鋒戦Tradz、中堅戦スパノバの2勝、大将戦1勝ずつでスパノバの勝利を予想します。

中堅戦からは違う展開でしたがスパノバの勝利。

この勝ち方は予想外

事前の予想の通り中堅戦をNIKE.選手が2勝し、大将戦でTATSU選手が自選をとってスパノバが勝利する読みでした。
しかし8S.選手が1点差で、しかもNIKE.選手の自選で勝ちきりそのシナリオを崩したためこれはTradzか。と思っていました。

ただその流れを断ち切ると言わんばかりにTATSU選手がRIOO選手相手に2タテ。1巡目大抜擢からの古巣TradzのRIOO選手を倒すという大活躍はストーリーが詰まりすぎていますね。

スパノバにとってはコスト的に勝っておきたかった試合、きちんといい形で取れました。
TAKWAN選手もかなりKKM*選手に肉薄していましたし今後も期待できますね。

逆にTradzとしてはかなり歯がゆい1戦となってしまいました。
やはりKKM*選手大暴れ(予定)の後半までに勝ちを稼いでおきたかったところ。

今季初めて大将戦で逆転勝利、とびきり見応えのある試合でした。

タイトルとURLをコピーしました