【BPLS3 IIDX】レギュラーステージ第7試合SUPERNOVA Tohoku vs APINA VRAMeS振り返り

BPLS3

相殺されない

こんにちは、いづです。

BPLS3のストラテジーカードは相殺がなくステージごとに1枚になりました。そして次のステージでは同じ相手チームと対戦(先鋒中堅大将)に使えない縛りもあります。

ファーストステージで使う相手は次のステージで使うメリットは薄い、という見方もできます。本当にそうなのかは最後にわかるとしてそういう目で見るのも面白いかもしれません。

さて第7試合はAPINA VRAMeS(以下アピナ)とSUPERNOVA Tohoku(以下スパノバ)の試合。スパノバの強靭な先鋒中堅の壁を乗り越えてバトンを繋げるか。

先鋒戦テーマCHORD

選曲予想

NIKE.選手:Sorrows
KENTAN選手:EMOTiON TRiPPER

実際の選曲

NIKE.選手:beatAffection
KENTAN選手:SigSig

beatAffection MAX2682
2661−2652
SigSig MAX2618
2598−2585

「beatAffection」はこれといって分類が難しい譜面。チャージノートと細かい階段、最初と最後の早めのトリルが強いていえば特徴的ですかね。筆者の感想ですが固定オプションがやりやすいです。

オプションはNIKE.選手がMIRROR、KENTAN選手が正規。
試合は詳細に語れば長くなりそうなほどシーソーゲーム。3点差以内で行ったり来たりを繰り返します。
最後のメインフレーズ前でKENTAN選手が黄GREATに寄り、7点ほどNIKE.選手がリード。
そのままNIKE.選手が駆け抜けました。

NIKE.選手流石の強さですね。競った試合でもリードした時の安定感が抜群。
しかしKENTAN選手も差を簡単に広げない強さを見せていましたね。最後の方までわからない試合でした。

「SigSig」は曲に合わせた3連やトリルが特徴的な譜面。2個の同時押しが曲中ほぼ全てで降ってくるのでCHORDなのでしょうか、というくらいあまりCHORDらしくない譜面。

オプションは両者RANDOM。ちょっと厳しそうな配置でした。
ほとんど2点差くらいで中盤まで推移。しかしメインフレーズでは軸押しがあり、ここでハマってしまったKENTAN選手が引き離されます。
そこからはその10点差付近を保ち、最後のスクラッチやトリルも物ともせずにNIKE.選手が勝利。

NIKE.選手に自選を通すのは本当に難しい。。というのを改めてわからされる展開でした。
最後までほぼ完璧でないと勝てない。KENTAN選手もあと少しでしたが厳しいですね。

さてスパノバ有利で中堅戦へ。

中堅戦テーマSCRATCH

選曲予想

TATSU選手:Catch Me
CHP*1E選手:Do Back Burn

実際の選曲

TATSU選手:SPEED DEMON
CHP*1E選手:Midnight Drive → SWEET LAB

SPEED DEMON MAX2396
2354−2317
SWEET LAB MAX1384
1363−1365

「SPEED DEMON」はスクラッチをしながらのトリル、バックスピンスクラッチ、3連打が特徴的な譜面。レベル10のなかでも難しめな曲だと思われます。

TATSU選手はR-RANDOMでCHP*1E選手がRANDOM。この曲の3連打は指をすばやく払うような動きで取れる階段状になっています。

Textage様より引用

これがRANDOMだと崩れて事故が怖いイメージ。早いのでいびつになるとそれだけ押しづらくなります。R-RANDOMではあまり崩れません。

曲の開始後、CHP*1E選手が引いた配置は誰が見てもやりにくそうに見える酷い配置。それだけで差がついていきます。
イントロ終了時にはTATSU選手が18点リード。TATSU選手は全く崩れず、CHP*1E選手はその後も捌きづらい譜面が続き40点ほどのリードに。。そのまま終了。

TATSU選手が自選曲の尖り具合を見せましたね。途中のスクラッチしながらの鍵盤、トリルは完璧でした。。CHP*1E選手の自己ベストと同点を出したのも流石です。

「Midnight Drive」は速度変化の入り混じるテーマSCRATCHで”上京”と似た形になります。あまり触れられていませんがCHP*1E選手は速度変化が得意なのかもしれません。

ストラテジーカードで変更された「SWEET LAB」はスクラッチと微妙にズレた鍵盤、連打など難しい譜面。

序盤は7点ほどTATSU選手がリード。しかしスクラッチが連続する箇所でTATSU選手がやや黄ばみがちになります。そこで差が詰まっていきブレイクには1点差に。
その1点差から1個も黄GREATを出さなかったCHP*1E選手。
最後には2点突き放し勝利しました。

逆境からの立て直しを見せたCHP*1E選手。ただではやられない強さがあります。
特に最後の難所も黄GREATが出ていないのが素晴らしいですね。

ここで勝利の可能性を繋ぎ止めたアピナ、大将戦へ。

大将戦テーマCHARGE

選曲予想

TAKWAN選手:Zenith
WELLOW選手:Nocturnal 2097

実際の選曲

TAKWAN選手:ABSOLUTE → S!ck (Nhato Remix)
WELLOW選手:10000 MILES AWAY

S!ck (Nhato Remix) MAX2558
2518−2540
10000 MILES AWAY MAX2988
2927−2950

「ABSOLUTE」はチャージが絡みながらの階段、トリル、最後の速度変化などが特徴的。
TAKWAN選手といえば速度変化等が得意と言われているのですが、課題曲中唯一の速度変化ありの譜面でしたね。

「S!ck (Nhato Remix)」はチャージがらみの難しさというよりは鍵盤の難しさ。中盤の対称のトリルなどが特徴でしょう。

序盤は数点TAKWAN選手がリード。しかしじわじわと同点へ、WELLOW選手が2点リードへ。
中盤の対称トリルで大きく引き離し、その後も差を広げWELLOW選手の勝利。

WELLOW選手が仕上がっていましたね。TAKWAN選手もかなり高精度でしたがトリルでの差が響いた形。

「10000 MILES AWAY」はチャージおよびバックスピンスクラッチ(BSS)が難しい譜面。
等間隔ながらたびたび降るスクラッチと鍵盤の組み合わせも難しいですね。差がつきやすいポイントが多くあり尖った譜面と言って良いでしょう。

序盤から連続BSSで差をつけWELLOW選手が一歩前に出ます。10点差以上に広げると一向に縮まる気配を見せません。そのまま広げ続け20点差でフィニッシュ。

ここも高精度で乗り切ったWELLOW選手。要所要所で精度が高く圧倒していきました。
WELLOW選手が大将として重要な役目を果たしアピナの勝利。

展開予想の答え合わせ

よって先鋒戦中堅戦スパノバ2勝、大将戦アピナ2勝で引き分けを予想します。

中堅戦から流れが変わりましたね。

ストラテジーカードはスパノバ側が中堅戦であり得ます。

触れればよかったのですがやはり中堅戦でこうなればアピナが大将戦で使う可能性はあったと思います。

CHP*1E選手起点にひっくり返した

筆者は上述の通りスパノバが中堅戦まで勝ち切ってしまい、アピナ側がストラテジーを使うメリットを失う、という展開予想をしていました。
ただCHP*1E選手がストラテジー後の選曲で勝利。
風向きが変わったのを感じさせましたね。。まさに番狂せの鼓手。

これまでの試合でお察しの通り、ストラテジーカードは今回のルールでは「ワンチャン潰し」で使われます。
前回は相殺があったので「通す」ために使えたわけですが今回はそうではありません。
課題曲のスコアは大体勝っているような選手がわずかな可能性を防ぐために使うのに適しています。
今回でいえばスパノバは中堅戦でチャンスを封じようとして使い、
アピナは勝機が見えたので勝率を上げるために使ったという印象。

スパノバとしてはストラテジーまで切ったので勝ち切りたかったものの痛手ではないでしょう。
次のオーダーも見ましたがストラテジーは今ひとつそうな組み合わせでしたし、
リーグ状況としても悪くはありません。

アピナは安全圏である3勝ラインに近づきました。コストも全員消費30。
不安要素は何一つありません。

Bリーグ暫定1位に躍り出たのはアピナ。Bリーグの今後の進退にも注目です。

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