【BPLS3 IIDX】セカンドステージ第5試合SILKHAT vs ROUND1振り返り

BPLS3

ハイカロリー

こんにちは、いづです。

セカンドステージ第5試合、SILKHATとROUND1の1位争い。

見た方はわかるはず、この試合の飲み込めなさ。
予想外の連続。
予想だにしないことが起こり続けると人はついていけなくなりますね。

大外れの極み

先鋒戦テーマCHORD

選曲予想

KIDO.選手:犬に雨傘
U*TAKA選手:めでてえ

実際の選曲

KIDO.選手:Crank It
U*TAKA選手:SCORE

Crank It MAX2456
2443−2442
SCORE MAX2110
2057−2095

「Crank It」はCHORDらしい横に広い同時押しの連続とトリルが特徴的。
心臓勝負と言っても差し支えないでしょう。

オプションはKIDO.選手がR-RANDOMでU*TAKA選手が正規。
これはほぼ好みでしかないです。どちらもトリルが隣接しないオプション。

最初からわずかにKIDO.選手がリード。しかしここから追い詰めていくのがU*TAKA選手。
KIDO.選手から出るわずかな黄GREATでにじり寄ってきます。
一旦同点、U*TAKA選手がリードするも1点、
すぐにひっくり返りKIDO.選手が1点のリードを取り返します。そこから曲は終盤へ。
最後の最後、0点へ。同点も逆転もありえた最後の2小節、
1個黄GREATが出てしまったU*TAKA選手。KIDO.選手の勝利。

誰も予想だにしなかった勝利。
KIDO.選手が究極の精神勝負を制しました。
よく思い出せばMIKAMO選手にわずかな勝ち筋を通し切った強心臓。
またしてもこの場で発揮されたのです。
S2から続いたU*TAKA選手の無敗記録はここで途切れました。
諸行無常といえどここを予想できる人はそう多くないでしょう。

筆者はこの瞬間が凄すぎて試合中の「SCORE」を見れませんでした。
見てもどこか上の空でした。

「SCORE」はちょっとSILKHATのS2を思い出して頭痛のする選曲
歪な縦連打配置や繰り返しで癖のつきやすい譜面。

オプションはKIDO.選手はS-RANDOM、U*TAKA選手は正規。
S-RANDOMで配置を崩せばやりやすくなる可能性もあります。

序盤からU*TAKA選手がリード。癖のつきやすい配置ですがそんなことを感じさせないほどU*TAKA選手が綺麗に光らせていきます。ぐんぐんと差をつけ勝利。

圧巻の精度でU*TAKA選手の勝利。
ここは固定オプションでやるだけありますね。
本番でMAX-15が出るのはやはり凄まじい。。

イーブン状態で中堅戦へ。。

中堅戦テーマPEAK

選曲予想

LICHT選手:GHOST
NAGACH選手:AFRO KNUCKLE

実際の選曲

LICHT選手:Eine Haube ~聖地の果てにあるもの~ → Farewell to Marrakech
NAGACH選手:AFRO KNUCKLE

Farewell to Marrakech MAX2324
2202−2212
AFRO KNUCKLE MAX2310
2288−2302

「Eine Haube ~聖地の果てにあるもの~」は鍵盤の主張が激しい譜面。
階段、早いトリル等体力がかなり持っていかれる譜面にも見えます。

「Farewell to Marrakech」はS2でも選ばれたズレやトリルなど鍵盤の主張が激しい譜面。
ストラテジーカードの変更先としてはあまりにも酷でしょうか。

オプションはLICHT選手がMIRROR。NAGACH選手がRANDOM。
序盤から中盤までLICHT選手がリード。20点以上の差がつきかなり優勢かと思われた矢先、
同時押しをやや失敗し、その後のトリル地帯でLICHT選手が全部ハマってしまう大事故
そこをNAGACH選手が逃さず突き放し、そのまま勝利。

かなり不利な状況から逆転。NAGACH選手がストラテジーとはいえ、
誰も倒せなかったLICHT選手を食いましたね。
LICHT選手としては悔いの残る状況でしょうか。
あのトリルの直前の同時押しが失敗してやや焦ったようにも見えます。

予想的中の「AFRO KNUCKLE」は横に広い同時押しの譜面。
何度も降る連打は精度狙いだとややテクニックがいるところ。

序盤から両者わずかなリードを作るも連打配置で仕切り直しになる展開。
しかし途中でNAGACH選手が連打後にわずかなリードを作り、それが崩れません。
後半はほとんど全部光っていましたね。最後の連打でも崩れず勝利。

NAGACH選手が流れを掴んで見事自選も通しました。
レジャーランド戦での1勝も含めここ一番でベストを尽くせるのは大きいです。

久々にSILKHATにイリュージョンが必要な局面になってきました。

大将戦テーマCHORD

選曲予想

SEIRYU選手:GO OVER WITH GLARE -ROOTAGE 26-
KUREI選手:thunder HOUSE NATION Remix

実際の選曲

SEIRYU選手:Override
KUREI選手:Sound of Summer → Beat Radiance

Override MAX4408
4258−4281
Beat Radiance MAX3618
3584−3588

「Override」はLEGGENDARIA譜面。ノーツ数2204で常に忙しい物量譜面。

オプションはSEIRYU選手は正規、KUREI選手はMIRROR。
これはどちらかというとRANDOMが大事故を引き起こしかねない譜面です。

序盤からややSEIRYU選手がリード。しかしこの物量でも大差はつかず微差をキープする形。
途中KUREI選手がリードする展開がきますがそれもひっくり返ります。
しかし終盤SEIRYU選手が崩れ気味になり一気にKUREI選手が差をつける展開に。
そのままKUREI選手の勝利。

KUREI選手があまりイメージのなかった物量譜面で魅せましたね。
自己ベスト更新と本番強さも出てきました。
SEIRYU選手はかなり自己ベストの乖離が激しい形に。。
−130だと何があったのだろうとなりますね。

「Sound of Summer」はS2のFINALのレジャーランドG*選手が投げていた曲。
関係はないでしょうが印象的でしたね。純粋精度勝負です。

変わった「Beat Radiance」は「Sound of Summer」はもっと精度勝負。
KUREI選手の得意分野となっています。
これなら変わらない方がマシかもしれませんね。

序盤からほぼ同点、ややSEIRYU選手がリードするタイミングが来ますが、
途中でKUREI選手に切り替わります。
レベル12にしては難しくないこの曲、差がまるで先鋒戦のようです。
切り替わった後は覆らず、かなり迫りますが守り切って勝利。

ここはKUREI選手が得意だろうという領域、存分に腕を振るってくれました。
S2のSILKHAT戦以来(11対戦ぶり)の2タテとなります。
S3(S2もかも)からの苦戦気味を脱出、今後は鉄人の猛威を見せてくれそうです。

展開予想の答え合わせ

よって先鋒戦ROUND1、中堅戦大将戦SILKHATの2勝でSILKHATの勝利を予想します。

ストラテジーカード使用だけは当たってました。。

全ての予想を覆していく

無敗記録は露と消え、全ての予想を外していきました。
諸行無常。

ドラマチックな言い方をすれば、
U*TAKA選手の無敗が途切れチームROUND1が覚醒した」でしょう。
KUREI選手の復調がクォーター以降でも光るはず。
NAGACH選手もバッチリに見えます。
次のU*TAKA選手不在の試合でも発揮できることを期待するばかりです。

SILKHATとしてはここまで順調にやってきたので、
「まあこういうこともある」と受け入れるほかありませんね。
KIDO.選手が「Crank It」を通してくれたおかげで苦しいだけで終わらずにすみます。
無敗記録は露と消えましたが、KIDO.選手のS3の自選勝率は100%になりました。
レギュラーステージはおそらくこれで終わると思いますが、
頼もしい良い仕事で今後も楽しみです。

Wリーグ暫定1位はROUND1の手に。残すはあと1戦。

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