【BPLS3 ボルテ】レギュラーステージ第19試合APINA VRAMeS vs GiGO振り返り

BPLS3

運命はどちらの手に

こんにちは、いづです。
ご無沙汰しております。

第19試合はAPINA VRAMeS(以下アピナ)とGiGOの試合。
勝った方がセミファイナル進出というわかりやすい形。
この大事な局面を双方3巡目選手に託す。熱い展開ですね。
ストラテジーカードが残るアピナが幾分か有利ですが果たして。

先鋒戦

KND*48TE選手

SuddeИDeath(EXH18)
#Fairy_dancing_in_lake(VVD18)
VVelcome!!(EXH18)
ΣgØ(EXH18)
Ice Fortress(MXM18)

お馴染み高物量譜面と「#Fairy_dancing_in_lake」のつまみ枠。
強みを活かしたいという意志が伝わる選曲。

SIRON.選手

SuddeИDeath(EXH18)
Struggle for Revival(MXM17)
Across the Starlight(MXM18)
Xb10r(EXH17)
SAMURAI TIGER(MXM18)

物量「SuddeИDeath」と正確性が求められる残り譜面。

KND*48TE(先攻)SIRON.(後攻)
SuddeИDeath11
SuddeИDeath11
Struggle for Revival1
#Fairy_dancing_in_lake1
Across the Starlight1(L3)
VVelcome!!(L3)1
SuddeИDeath1
ΣgØ1
Xb10r11
Ice Fortress5(L2)
SAMURAI TIGER8(L3)
SuddeИDeath5(L2)(L1)
1614
(L)はゲージ消費

開幕から「SuddeИDeath」の応酬を経て勝負の「Across The Starlight」。
テクニック寄りの細かい鍵盤が多い譜面、曲のパートもやや長い。序盤中盤はSIRON.選手がリードしますが終盤でKND*48TE選手が追い抜きセーブします。

返しの「VVelcome!!」は高速鍵盤譜面。しかしSIRON.選手が序盤で差をつけ最後まで守り切りました。ここもセーブで4−4。両者不発で進行。

次に仕掛けたのはお馴染み「Ice Fortress」。最後の32分配置までにKND*48TE選手がややリードで迎えそのまま守り切り。星を5個獲得。
しかし返しの「SAMURAI TIGER」。覚えていないと取りづらい配置たちを高精度で押し切りSIRON.選手が勝利。ここも大きなリードにはなりません。

勝負の最終ターン。SIRON.選手が選んだのは「SuddeИDeath」。
これはなかなか肝が据わっている。。
しかし高速トリルで大きく差をつけたKND*48TE選手が勝ち切り。

うまく決まらない展開が続いていたKND*48TE選手がここ一番で大きな勝利をあげました。
メガミックスで強みを見せていたSIRON.選手を破ったのは大きいですね。

SIRON.選手は最後の「SuddeИDeath」の選択やトリル含めてらしくない感じがしました。

当日に選択することの難しさ

中堅戦テーマNOTES

選曲予想

アピナ:charm♡you(MXM)
GiGO:Witch in Sweetsland(EXH)

実際の選曲

アピナ:デンデラパーティーナイト(MXM)
GiGO:gigadelic -stance xxxx-(EXH)

デンデラパーティーナイト
14117(−17)ー14117(−17)
gigadelic -stance xxxx-
11592(−38)ー11605(−25)

アピナ側自選「デンデラパーティーナイト」

「デンデラパーティーナイト」はハネ気味のリズムと他の曲よりも長い2分半程度の戦いを強いられる曲。
マラソンみたいな選曲でアピナタッグの狂気を感じますね。

中盤まではややGiGOリードか。SIRON.選手が際立った精度で引っ張ります。
しかしそれもしばらくするとほぼ0点に。
最後のサビらしきところが終わってGiGO4点リードでアウトロ。
この曲の長さをひしひしと感じつつその4点が削られていきます。
最後は同点でフィニッシュ。

アピナはここが守りきれたのが大きいですね。
最後の4点リードはかなり肝を冷やしました。

GiGOとしてはやはり勝ち切りたかったところ。
アウトロが早く終わってくれと祈った人も多そう。。
まあでも失わなかっただけよしというところではありますね。

GiGO側自選「gigadelic -stance xxxx-」

「gigadelic -stance xxxx-」は縦連打やトリル、片手配置などそれぞれが難しい譜面。
尖ってはいないため総合力譜面といって良いでしょう。
ボルテの「gigadelic」三種はこれで全て登場したことになりますね。

序盤はほぼ同点。
中盤に差し掛かるあたりでGiGOがややリードしますがすぐにアピナも取り返します。
そのまま同点もあり得るかといった終盤。
突発的な縦連打でPAPER.選手がやや崩れGiGOがリード。
そのままGiGOの勝利。

GiGOのタッグが安定していましたね。SIRON.選手が特に極まっていました。
運命を分ける大将戦にまさかの4−4で突入。引き分けはほぼなくなりました。

大将戦テーマHAND-TRIP

選曲予想

PAPER.選手:Beyond the BLUE(MXM)
DPE選手:SACRIFICE feat. ayame(MXM)

実際の選曲

PAPER.選手:Juωpscare!!(MXM)
DPE選手:ARROW RAIN feat. ayame(MXM)→SAtAN(MXM)

新曲:異次元の孤独~カナタノキミヘ~(MXM)

Juωpscare!!
5102(−7)−5080(−29)
SAtAN
6372(−57)−6411(−18)
異次元の孤独~カナタノキミヘ~
8165(−74)−8109(−130)

PAPER.選手自選「Juωpscare!!」

「Juωpscare!!」はS3で既に選曲された曲。BPMがふわふわと変わりタイミングが掴みづらい譜面。
とはいえ精度がとりにくい程度でミスにはならないので心臓勝負に変わりないか。

序盤はさほど差がつきませんが、DPE選手の鍵盤がCRITICALに寄ってPAPER.選手がリード。
ところどころ逆側のつまみ出張がありますがさすが両者完璧。

そのリードが縮まる気配がありません。BPM変化しても大きく崩れずPAPER.選手はさらに精度が増しているようにも見えましたね。そのまま勝利。

PAPER.選手が極まった精度で圧倒しました。
本番1発で自己ベストと同点はさすがですね。。

ストラテジー選曲「SAtAN」

「ARROW RAIN feat. ayame」はつまみが難しいHAND-TRIP。
認識しづらいつまみ地帯が何箇所かとロング拘束鍵盤など要対策気味の譜面。
前出場テーマがTSUMAMIである意味応用が効く形か。
でしたが当然ストラテジー。

「SAtAN」は連打配置や片手鍵盤が特徴的な譜面。
この曲ときくとその連打配置が頭に浮かぶほど特徴的。

譜面保管所 様より引用

この曲が出た当時は目新しい配置でしたね。交互で取ることができ、押しにくいわけでもないです。

差がつくのはつまみをしながらのトリルなどになりそうか。
ストラテジーで出ても微妙な反応でしたね。

序盤のトリルでPAPER.選手がリードを作ります。
しかし中盤のつまみ地帯が来るまでにそれは縮まっていき、入るときにはDPE選手がリード。
そのつまみ地帯ではDPE選手が完璧。このつまみ意外と外れやすいのでここはDPE選手の強みが活きました。
そこからの連打地帯では点差は変わらず。DPE選手がそのまま勝ち切りました。

ストラテジーカードを跳ね返しましたね。DPE選手が粘りを見せていきます。
自己ベストを見るとDPE選手はMAX-4で実はかなり当たりだったのではというところ。
望みを繋いで新曲。そこに全ては託されました。

新曲「異次元の孤独~カナタノキミヘ~」

新曲は「異次元の孤独~カナタノキミヘ~」。「いじげんのこどく」の部分は読まないらしく曲名検索で「いじげん」を入れても出てきません。

コンポーザーは「RoughSkreamz feat. Sennzai」。RoughSkreamzはS2でも新曲「Glory of Fighters」が採用されていますね。
EFFECTERは「Megacycle feat. KSK」。Megacycleは片手配置系が多いEFFECTERですね。
KSKはちょっとわかりませんが。。

序盤から出張配置がたくさん。つまみを普通に取ると逆の手で鍵盤を取ることになります。
序盤はDPE選手がややリードするもつまみが外れその後0点に戻ります。

次に差がついたのはこの配置。

ここ入りの青直角とFXが初見では難しいですね。
青つまみを左手で取ると(右手はロングで塞がっているので)赤つまみも左手で取らなければならなくなります。
ここの赤つまみ直角でDPE選手の右手が離れてしまいここが大きく失点につながります。
多くの人が「赤つまみは右手で取る」意識が強いので騙されますね。。

HAND-TRIPで自選曲や他選曲をやるときはプロ選手はほぼミスしませんがそれは対策ができるから。
対策ができない初見は本来こうなります。PAPER.選手は大きくミスをせず乗り切りリードを広げます。

その後も翻弄されリードは40点ほどに。片手トリルやPEAKらしいトリルもありましたが特に変わらず。PAPER.選手の勝利。

ミス必至のHAND-TRIPを最小限のロスに抑えPAPER.選手が勝ち取りました。
びっくり配置も淡々と乗り切ったのが強かった。。
ここでアピナのセミファイナル進出が確定。

展開予想の答え合わせ

よって先鋒戦GiGO、中堅戦1勝ずつ。大将戦アピナ1勝GiGO2勝で4−8。GiGOの勝利を予想します。

清々しいハズレ。

アピナが勝ち取った

運命の大将戦をアピナが勝ち取りました。
先鋒戦ではなかなか苦戦していたKND*48TE選手がここ一番での勝利、
中堅戦は危ないところでしたが同点で繋ぎPAPER.選手が頼もしい活躍。
これまではYU11選手がメインでポイントを獲得する勝ち筋が多くそれ以外は厳しい展開でしたが、この大一番で全員で掴み取った気持ちよい勝利ですね。

GiGOはこの時点では可能性が残っていましたが、その後の試合の結果を受け敗退となりました。
ストラテジーカードを跳ね除け、最後の最後まで可能性を残しましたが新曲に勝てず。。
GiGOは実は今季1回も新曲を勝利できていないですね。
同点がないと新曲より前に引き分け以上が確定しますが、勝てば引き分け、勝ちの局面でプラスにならなかったのが積み重なって辛かったですね。
そして最後は同点があり新曲に委ねられて掴めない悲劇。。

アピナが全員でセミファイナルを確定させる。

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