【BPLS4 IIDX】レギュラーステージ第20試合APINA VRAMeS vs GAME PANIC振り返り

BPLS4

上位争い

こんにちは、いづです。

第20試合はAPINA VRAMeS(以下アピナ)とGAME PANIC(以下ゲーパニ)。
勝利した方が上位というシンプルな戦い。

完全に上位争いとなるレギュラーステージの終盤戦はあまりないですね。
最後は片方は順位が動かずにもう片方の、というのが多い中でかなり珍しいこの試合。
プレッシャーが相当高い試合になるでしょう。

1st match テーマSCRATCH

選曲予想

NAGACH選手:WAR GAME
FRIP選手:Really Love

実際の選曲

NAGACH選手:Somebody Like You
FRIP選手:rottel-da-sun

Somebody Like You MAX1866
1833(−33)- 1795(−71)
rottel-da-sun MAX1872
1851(−21)- 1850(−22)

NAGACH選手自選「Somebody Like You」

「Somebody Like You」はたびたび来るスクラッチパートが難しい曲。スクラッチパートは失点しやすく、単調でないのでかなり的確に回す力も大事ですね。

オプションはNAGACH選手が正規でFRIP選手がMIRROR。
序盤拮抗するもすぐにNAGACH選手が抜け出します。鍵盤も連続スクラッチも丁寧に拾っていますね。
中盤には難しいスクラッチパートを的確にこなしてゴーストの点も伸びる展開。
うまく拾えた感覚とゴーストの広がりも相まって思わず笑顔が溢れていきます。
そのまま追い付かせずにさらに加速。NAGACH選手がフルコンボでフィニッシュ。

NAGACH選手が丁寧なスクラッチで勝ち切りました。後半につれて調子が上がっていく見ていて頼もしいプレーでしたね。

FRIP選手自選「rottel-da-sun」

「rottel-da-sun」は横に広い同時押しに少しスクラッチの絡む譜面。どちらかというと鍵盤がメインになってくるか。

オプションは両者MIRROR。トリルがスクラッチと離れることもあり1PサイドはMIRRORが多い印象。
序盤はNAGACH選手がリードするもすぐに同点。スクラッチいうよりかは鍵盤のこの曲、遅めの軸押しやトリルを両者丁寧に取っていきます。
微差でFRIP選手が取り返すもまた元に戻るシーソーゲーム。最後は少しこぼしてしまったFRIP選手、とはいえ1点差。
しかしその1点が両者完璧で詰めきれずにNAGACH選手の勝利。

チャンスの1点差を守り切りました。ゴーストが見えているだけに緊張も半端ではなさそうですがさすが勝負師。FRIP選手はかなり悔しい展開。。

2nd match テーマCHARGE

選曲予想

CHP*1E選手:Psycho Sheep Riddim
MIKAMO選手:XINOBIKILL

実際の選曲

CHP*1E選手:Scharfrichter
MIKAMO選手:ABSOLUTE (kors k Remix)

Scharfrichter MAX2944
2908(−36)- 2928(−16)
ABSOLUTE (kors k Remix) MAX2672
2604(−68)- 2633(−39)

CHP*1E選手自選「Scharfrichter」

「Scharfrichter」は高速BPMとトリル、チャージの絡みが特徴的。S4では2回目の登場。

オプションはCHP*1E選手が正規でMIKAMO選手がR-RANDOM。トリルの形は崩れずに少し位置だけ変わるのがR-RANDOM。良さそうな選択。
序盤少し経った頃からMIKAMO選手がリード。CHP*1E選手が気持ち緊張しているように見えますね。顔元カメラから滲むものがある。。
中盤からもMIKAMO選手のリードがより強固になっていきます。ゴーストを出しているからこそリードが勢いに変わっていく展開。
終盤からも素晴らしい安定感。ほとんど完璧に光らせて一切譲らずにフィニッシュ。

MIKAMO選手が抜群の安定感で勝ち切りました。これまで強靭さを見せてきたCHP*1E選手を引き離し大きく状況を覆す1勝。

MIKAMO選手自選「ABSOLUTE (kors k Remix)」

「ABSOLUTE (kors k Remix)」は16分の鍵盤と純粋なチャージ絡みの譜面。MIKAMO選手の2回目の選曲ですね。特にこういったシンプルなものが強いですね。

オプションはCHP*1E選手がRANDOMでMIKAMO選手がMIRROR。固定オプションでもチャージ絡みが取りづらいところがあるのでRANDOMもありますね。
序盤からMIKAMO選手がリード。最初の鍵盤は固定オプションの方が綺麗な形をしています。
20点近くのリードはかなり大きいか。CHP*1E選手も食らいつきますが差が縮まらず、じわじわと引き離されていきます。
道中の2本チャージ、MIKAMO選手は1本途中であえて離して鍵盤を取りにいくプレーを見せます。こういったテクニックを出す余裕のある回は特に強いですね。。
終盤の対称配置も丁寧に取り切っていくMIKAMO選手。そのまま勝ち切り。

自選をきっちりと仕上げてMIKAMO選手が勝利。点数のリードをしっかり広げて最後まで取らせない、MIKAMO選手の綺麗な勝ちパターンが見れました。

ここでゲーパニリードでFinal match。余談ですがアピナはレギュラーステージは劣勢でFinal matchを迎えたことはありませんでした。この試合が初めてです。

Final match テーマPEAK

選曲予想

WELLOW選手:HADES
TAKA.S選手:DIAVOLO

実際の選曲

WELLOW選手:KAMAITACHI → Bad Encryption
TAKA.S選手:Binary Black Hole → Broken

Bad Encryption MAX3266
3140(−126)- 3128(−138)
Broken MAX3196
3150(−46)- 3160(−36)

ストラテジー選曲「Bad Encryption」

「KAMAITACHI」はひたすら横に広い鍵盤の暴力譜面。S2で1回投げていて久々の登場。
ですがもちろんストラテジー。

「Bad Encryption」はスクラッチ絡みの配置とPEAKらしい急激な密度上昇が特徴的。
どこまで押し切れるかの勝負。

オプションは両者MIRROR。比較的綺麗な形が降ってきます。
序盤はほぼ拮抗、なかなか譲りませんがスクラッチでWELLOW選手が少しリード。スクラッチで広がっていく展開になりそうでしたがTAKA.S選手が抑えて僅差。そこからはシーソーゲームが始まります。
追って追われを繰り返し最後はWELLOW選手が引き離し10点ほど。
最後の最後にラッシュが来るこの曲、ここはWELLOW選手が見切って光らせていきます。守り切って勝利。

スクラッチの安定感を見せつつ高密度鍵盤を押し切っての勝利。WELLOW選手の強さがしっかり発揮される展開となりました。

ストラテジー選曲「Broken」

「Binary Black Hole」は固定オプションの対称的な配置が特徴。S2でWELLOW選手がSEIRYU選手に投げられた楽曲ですね。ですがストラテジー。

「Broken」はひたすら乱打を繰り返す譜面。精度勝負のマラソンにも近い譜面で180度変わりましたね。レベル12の心臓勝負です。

オプションは両者RANDOM。当たり譜面を狙いにいきたいですね。
序盤から中盤はほぼ拮抗。同じくらいの黄GREATで推移しているか。あっても5点以下の超僅差。
しかし終盤へ向かうトリルでややWELLOW選手が崩れてしまったか、わずかだったTAKA.S選手のリードが10点まで広がっていきます。

そしてラストスパートは密度は上がるもののしっかり光らせてTAKA.S選手が守りきり。

TAKA.S選手が心臓勝負を制しました。かなりプレッシャーのかかる局面でしたが押し切れる頼もしさが素晴らしいですね。

展開予想

アピナゲーパニ
2→41st
SCRATCH
8〜10
2→0
3→02nd
CHARGE
11
3→6
0→4Final
PEAK
12
8→4

逆転へ直結

ゲーパニが5勝目を飾りました。MIKAMO選手が状況を覆して一気に勝利へと近づけたのが大きい試合でしたね。PEACE選手が無敗記録を紡ぎ始めてからはあまりない展開だったので久しぶりです。やはり頼もしい。。

この試合と次の試合を受けて2位フィニッシュ。アピナとの順位を逆転しました。
セミファイナルは2位と3位との争いのため、再戦。次も勝利を刻めるか。

アピナとしては初敗北で一気に3位へ。世知辛すぎる。
途中でも触れた通り劣勢でFinal matchがなかったほどゲームを有利に進めてきていたアピナ。
ここで初の劣勢がきたのは厳しかったか。

セミファイナルではゲーパニとの再戦。ゲーパニもPEACE選手を登場させますがアピナもUCCHIE選手を繰り出して勝ちを掴めるか。

一気に覆す雷光。

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