版権課題曲
こんにちは、いづです。
今季のBPLからいわゆる版権曲であるIIDX EDITION、原曲が選曲できるようになりました。
もう既に3回も出ている「俺ら東京さ行ぐだ」が印象的ですね。
とはいえ”上京”を除くそれらの曲は譜面が尖っているかと言われるとそうでもありません。
だからこそ「選べるようになったとて選ばれるのか」は疑問でした。この試合までは。
さて第8試合。U*TAKA選手を早々繰り出したROUND1とVELVET選手で迎え撃つSILKHAT。
先鋒戦テーマPEAK
選曲予想
KUREI選手:Rainbow after snow
LICHT選手:Party Starter
実際の選曲
KUREI選手:太陽~T・A・I・Y・O~
LICHT選手:Backyard Stars
太陽~T・A・I・Y・O~ MAX1760
1740−1741
Backyard Stars MAX2310
2256−2261
「太陽~T・A・I・Y・O~」は密度が急に上がるまさにPEAK譜面。ただレベル9なのでノーツ数自体も少なく密度が低い場所も気が抜けません。KUREI選手らしい固定配置でやりやすい精度勝負。
両選手MIRROR。スクラッチと同時の鍵盤が皿側に寄らないようにでしょう。
微差でLICHT選手がリードしますがまだひっくりかえりうる状態が続きます。
4点差がずっと縮まりませんが最後の軸押しで黄GREATがLICHT選手に出て差が0点に、なったと思ったら最後KUREI選手の1個の黄GREATで差がつき、LICHT選手の勝利。
これはLICHT選手の快調な滑り出しを感じさせましたね。自己ベスト−3のスコアを叩き出し本番力の高さを見せます。
KUREI選手もMAX-20でほとんど負けるスコアではないのですが厳しい展開。
「Backyard Stars」はお馴染み密度の暴力。S2とS3でかなりの回数選ばれています。
両者オプションはRANDOMですが、開幕から不穏な配置。階段があまり崩れていません。
この譜面は階段がまったく綺麗な配置ではなく崩すためにRANDOMを選ぶことが多いのですがこれは厳しい条件。
展開としては微差でずっとLICHT選手がリード。たまにミス等がありますが両者あり、差が縮まりません。そのまま曲が終了し勝利。
悪条件の配置だったはずなのにこの「Backyard Stars」、
負けてしまったKUREI選手もS3のNIKE.選手のスコアを超えています。
しかしそれをも越えるLICHT選手が強かった。。
BPLでは初陣ながら培っていた経験で圧倒したLICHT選手。ただただすごいものを見ました。
KUREI選手は今の所相手がとびきり強く苦戦していますね。。
中堅戦テーマCHARGE
選曲予想
I6VV選手:新宝島
KIDO.選手:Infinity Mirror
実際の選曲
I6VV選手:soldier’s waltz
KIDO.選手:Infinity Mirror
soldier’s waltz MAX2528
2504−2479
Infinity Mirror MAX2328
2295−2316
「soldier’s waltz」は正統派チャージ譜面。I6VV選手がS2で投げて勝利した曲。
I6VV選手はRANDOMでKIDO.選手はR-RANDOM。I6VV選手が固定オプションや並びが保たれるR-RANDOMではないのには驚きましたね。相当の自信を持って選んだことが伺えます。
序盤こそKIDO.選手が先行しますがいつの間にか同点、その後はI6VV選手が7点リード。
終盤はチャージが控えめになり鍵盤の主張が激しくなります。そこからさらに抜群の精度でリードを広げ、そのまま勝利。
I6VV選手の”ワルツ”に磨きがかかっていますね。以前投げた時よりも+10と超高水準。
今シーズン初勝利となりました。
予想的中「Infinity Mirror」は前半ずれ鍵盤、後半はチャージとくっきり分かれている譜面。
KIDO.選手がS2開幕戦でTATSU選手に投げて敗北してしまった曲。
余談ですがKIDO.選手の選曲予想は今の所全部当たっていますね。
序盤の鍵盤パート、KIDO.選手が完璧に光らせています。わずかしか黄GREATがないため10点差をつけてリード。チャージ地帯もあまり良くないトリルもほぼ完璧、さらに差を広げて勝利。
MAX-12にして前回の+23点という記録。KIDO.選手のS2からの伸びが見ていて楽しく嬉しいですね。。
余談ですが第3試合のKKM*選手がMAX-10でした。おぞましい。
SILKHATがリードを保って大将戦へ。
大将戦テーマTREND
選曲予想
U*TAKA選手:3V0
VELVET選手:With You
実際の選曲
U*TAKA選手:いつかオトナになれるといいね。
VELVET選手:Ruler or Loser
いつかオトナになれるといいね。 MAX3044
3034−3028
Ruler or Loser MAX2678
2661−2659
こんなの予想できるか
「いつかオトナになれるといいね。」は前書きで触れた版権曲の原曲。譜面はこれといって特徴はないですがノート数が多く繰り返しの配置も多めです。難しいとはいえません。
特段の難所がなく、心臓勝負が目に見えるこの選曲を許してもらえる選手はそういないでしょう。
オプションは両方正規。これはやりやすいです。
序盤でVELVET選手がやや黄ばみ3点はなされます。ちょっとずつ伸びて6点差になりますが、なかなかそこからは動きません。U*TAKA選手のみならずVELVET選手も高精度を保っていきます。
そのままU*TAKA選手が勝ち切り。
やはりU*TAKA選手強しと言わざるを得ませんね。この曲を選ぶだけあります。。
筆者としてはVELVET選手がこういう精度勝負に強いというのが斬新でした。思えば尖ったテーマに出ていたのでほとんどこんな局面来てなかったのですね。
「Ruler or Loser」は長めのトリルが印象的な譜面。VELVET選手にそんなイメージがなかったので見た時は唖然としました。次の試合のROUND1のオーダーから「スクラッチは対策済み」なのが透けているところがあり、確かにスクラッチは投げないかもしれません。
U*TAKA選手は正規でVELVET選手はR-RANDOM。どちらもやりやすいです。
序盤、U*TAKA選手が同時押しで2個黄ばみ、2個鍵盤を落としでVELVET選手が6点リードします。
そこからはこの点差が徐々に詰められていくのを固唾を飲んで見守るゲームでした。しかし4点差から長いトリルでまた元の6点差へ戻りまた振り出しへ。
ラスサビ前のトリルで0点差まで詰められますがその後僅かに1点差でVELVET選手がリード。一進一退の攻防が続く中最後にはU*TAKA選手が逆転し、そのまま勝利。。
この試合を前に文字は無力です。是非とも見てほしい。
U*TAKA選手が絶対的な強さを誇るからこそ、この緊迫感がたまらないですね。
VELVET選手がこういう勝負も仕掛けられるというのも意外な一面でそれも良さを引き立てていました。
展開予想
よって先鋒戦中堅戦1勝ずつ、大将戦ROUND1の2勝でROUND1の勝利を予想します。
先鋒戦だけがハズレでしたね。
満足
ROUND1としては初勝利。U*TAKA選手を配置したのでなんとしても勝ちたい試合を接戦ながら制しました。やはりリーグ進出は安泰に見えますね。
SILKHATとしては1戦目を負けて2戦目がこれだと相当苦しく悔しいですが、1勝しているからさほど痛く感じません。開幕の1勝の大きさがわかります。。
筆者個人としては現時点でS3最高の試合でしたね。
最後の「Ruler or Loser」はそう超えられないでしょう。ただもっと熱い試合を楽しみにこれからも見ていきます。