分かりにくいけどピンチ
こんにちは、いづです。
第14試合はレジャーランドとTAITO STATION Tradz(以下Tradz)の試合。
延期などでわかりにくくなっていますがレジャーランドはこれで5試合目。
残り1試合となりました。他のチームが軒並み4試合目をやっているのでわかりにくいですが、
かなりまずい立ち位置にいました。
どのチームも1勝をしたので1勝のアドバンテージがなくなってしまいましたね。
気づけば最下位。
ここで勝ってまだ可能性をつなぎたい。。
先鋒戦
PICOLTEX選手
蓬莱フェスティボー(MXM17)
Night Rockin’ Bird(MXM18)
Secret Traveler -MeniRemix-(MXM17)
Victim of Nights(MXM18)
幻想のサテライト(HVN18)
すべて東方アレンジ楽曲。選曲理由は振り返りで語っていますが「アウトロが対策されてなさそうなもの」
アウトロは12ターン目の楽曲のことで先攻プレイヤーの曲の中から後攻プレイヤーが選びます。
筆者も皆様も薄々そうなんだろうと思っている「メガミックスバトルの先攻後攻、チームの順で最初から決まっている」説が確定になりそうです。ルールには書いてません。
S2は完全ランダムだった気がするので設定できるようになったのでしょうか。
350B1選手
ULTRAVELOCITY(MXM18)
準備運動(MXM18)
Venomous Firefly(MXM18)
Hug!! Vs. Hug!!(MXM18)
ULTiMATE INFLATiON(MXM18)
伝家の宝刀「Divine’s Bugscript」こそなかったものの高速か高難度の鍵盤譜面の寄せ集め。
傾向全部一緒でイメージ通りではあります。
曲 | PICOLTEX(先攻) | 350B1(後攻) |
ULTRAVELOCITY | 1 | 1 |
蓬莱フェスティボー | 1 | |
準備運動 | 1 | |
Night Rockin’ Bird | 1 | 1 |
Venomous Firefly | (L3) | |
Secret Traveler -MeniRemix- | 8(L3) | 1 |
ULTRAVELOCITY | 1 | |
Victim of Nights | 1 | |
Hug!! Vs. Hug!! | 5(L2) | |
幻想のサテライト | 5(L2) | |
ULTiMATE INFLATiON | 5(L2) | |
Night Rockin’ Bird | 5(L2) | (L1) |
23 | 22 |
つまみを間違えやすい「蓬莱フェスティボー」、曲名は名ばかりのゲシュタルト崩壊しやすい鍵盤「準備運動」で勝利しリードをとるPICOLTEX選手。
その後「Venomous Firefly」でレベル3を出す350B1選手。
かなりの回数選ばれていますね、忙しい鍵盤を無事捌き切って350B1選手の勝利。
返しは「Secret Traveler -MeniRemix-」。つまみばかりの曲なのでこれもS-PUC狙いの選曲です。無事成功させ星を獲得します。
9ターン目、350B1選手が「Hug!! Vs. Hug!!」でレベル2。
ごく僅差ながら350B1選手が勝ち切り。
返しの10ターン目は「幻想のサテライト」。ONE-HANDで怖い配置をPICOLTEX選手が完璧に押し切りきちんと返します。
11ターン目「ULTiMATE INFLATiON」。高速トリルをきちんと捌き切って350B1選手の勝利。ここは流石の強みですね。
最後12ターン目は「Night Rockin’ Bird」。PICOLTEX選手の曲の中では一番鍵盤がある譜面。
しかし350B1選手が痛恨のミス。FXチップが早押しになってERRORになってしまいました。
この差が取り返せずPICOLTEX選手の勝利。
星1個の差で勝ち切りました。
9ターン目からはレベル2でお互い自選を通す形になりました。
そうこの試合お互いの強みが違うからこそエクシードギア選曲は双方通りました。
そうなると差がつくのはギアを使っていない選曲になります。
だからこそ今回勝負を決めたのは「蓬莱フェスティボー」か「準備運動」ですね。
「準備運動」は両者ミスが出つつ(非常に出やすい譜面)ギリギリでPICOLTEX選手が守ったのが一番大きかったように見えます。
中堅戦テーマHAND-TRIP
選曲予想
レジャーランド:キャプテン・マリンのケツアンカー(MXM)
Tradz:Booths of Fighters(EXH)
実際の選曲
レジャーランド:エンゲー〆ント → Virtual Bit(EXH)
Tradz:Pure Evil-Aya2g Drm’n Tech Rmx-(EXH)
Virtual Bit
11032(−14)ー11023(−23)
Pure Evil-Aya2g Drm’n Tech Rmx-
11915(−31)ー11925(−6)
ストラテジー選曲「Virtual Bit」
「エンゲー〆ント」は速度変化ありの譜面。S2ではアピナのタッグが投げていましたね。
ですがストラテジー。(ちなみにキャプテン・マリンも可能性があったらしい)
振り返り配信1でも触れられていた通り、ここはTradz側が自選曲を守るために投げたストラテジーカード。(双方から投げられると無効化できるため)
先鋒戦で負けたので中堅戦で2タテされ引き分け以上に持ち込まれる可能性を危惧した形。
確かにそうなってしまうと(Tradzは)大将戦で投げるメリットがなくなりますね。
しかもレジャーランドの現況も踏まえるとここで最後のストラテジーの可能性がなくはないです。
結局レジャーランド側からはなく、曲が変更。
変更後は「Virtual Bit」。つまみと片手配置ばかりの譜面ですね。
余談ですがMUSECAの移植曲でMUSECAを代表するような曲。
これはどちらかといえば鍵盤を強みにするTradzにとってはハズレです。
展開としてはややレジャーランドリード。つまみが外れるというよりはCRITICALが如何に出さないかが勝負になるこの譜面。大きな差はないまま進行しますが終盤350B1選手にNEARが。
これが決定打。レジャーランドが勝ち切りました。
ストラテジー変更後の楽曲もしっかりと対応しました。
リードを守ることができたのは大きいですね。
Tradz側自選「Pure Evil-Aya2g Drm’n Tech Rmx-」
「Pure Evil-Aya2g Drm’n Tech Rmx-」は片手配置やFX混じりの片手トリルが難しい譜面。
つまみをしながらの片手ではなく、片方は別の鍵盤(FXチップ)を押してのトリルになるのでいわゆる「混合フレーズ」。左右同時に別の動きで鍵盤を取るのが本当に難しい。。
昔の譜面ながらシンプルに嫌な譜面。
展開としてはTradzがリード。
MURAKAMI選手が圧倒的な安定感でMAX進行。
途中の片手配置も難なく乗り切り問題の混合フレーズ地帯、
さすがと言っていいほどのクオリティ。
タッグでMAX-6で勝ち切りました。
これはストラテジーカードで守る価値がありますね。
なかなか勝てる選手はいないのではないか。。
可能性をつなぎました。
大将戦テーマTSUMAMI
選曲予想
PNT*EEB選手:EMERALDAS (Yuta Imai Remix)(MXM)
XD*LEVI.選手:Atropa bella-donna(MXM)
実際の選曲
PNT*EEB選手:のぼれ八坂坂!(MXM)
XD*LEVI.選手:c2Theater(MXM)
新曲:Di-Da-De-Doo(MXM)
のぼれ八坂坂!
6678(−16)−6691(−3)
c2Theater
6297(−33)−6313(−17)
Di-Da-De-Doo
5543(−99)−5623(−19)
PNT*EEB選手の自選「のぼれ八坂坂!」
「のぼれ八坂坂!」は「のぼれ」の歌詞に合わせた3連打とつまみ+片手トリルが特徴的。
この選曲は意外でしたね。一発勝負ではやや怖い選曲。
展開はややXD*LEVI.選手がリード。
問題の「のぼれ」地帯。片手だとやや厳しい3連打。両者両手で綺麗にとっていきます。
FXと白鍵盤混じりの3連打も問題なし。
その後サビの地帯まではほぼ差がつかず(実は覚えていないと難しい)。
ここまでXD*LEVI.選手がMAX。
ここまでMAXなのは素晴らしすぎる。
その後のトリルで2個、1個と出てMAX-3になりますがそれ以降は出る気配もなくしかもつまみは全く外れません。
最後の「やさかざか」というところも結構難しい連打なのですが出ず。
長いつまみも乗り切り勝利。
PNT*EEB選手のMAX-16も強いですが、ちょっとMAX-3は超越していましたね。。
XD*LEVI.選手の自選「c2Theater」
「c2Theater」はバラエティに富んだ譜面。さまざまな展開に合わせた忙しめの譜面なので「ついていく」ことが重要な譜面。
余談ですがMUSECAの移植曲。筆者がトップクラスで好きな曲。
そしてこの譜面レベル18で5本の指に入る楽しさ。
序盤XD*LEVI.選手がリードを取るとそこからはじわじわと広がっていきます。
さまざまな展開が詰まっていて、つまみがかなり絡むので鍵盤の精度を取るのが難しい形。
XD*LEVI.選手は鍵盤精度が特に高い。。
いつの間にか20点近くのリードになり最後まで進行。XD*LEVI.選手の勝利。
圧倒する鍵盤精度。忙しい譜面も全く問題なし。むしろ強いですね。。
新曲「Di-Da-De-Doo」
新曲は「Di-Da-De-Doo」。コンポーザーは「Yu_Asahina ft Mizutama」。
「Yu_Asahina」はボルテにかなり収録曲のあるコンポーザー。(MUSECAでもお世話になっております)
EFFECTERは「モンスタードミノ卿」。「儚キ戀ノ幻想譚」のイメージが強いですね。
あまりTSUMAMIの印象がないです。
静かな序盤を経て道中。つまみを操作する手を入れ替えながらの片手配置。
一見すると頭がおかしくなりそうですが、直線のつまみは動かす必要がありません。
つまり18小節は最初は赤つまみをして直角、次に青つまみと動かしていきます。
19小節は赤つまみしか動かしません。
というのもこうやってみれば(まだ)わかりますが初見は特に難しいですね。
これのトラップに引っかかりPNT*EEB選手にミス。XD*LEVI,選手のリードが大きくなります。
その後も多いトラップに点差は離れていきます。XD*LEVI.選手のミスがかなり少ないですね。
大きな差をつけ勝利。
XD*LEVI.選手がだいぶ乗りこなしていきました。
こう言ったとんでも配置も繰り返しが多いのでミスしても即座に対応したり、
鍵盤をロスするミスをしないのが大きいですね。というかこの曲では鍵盤のミスがありません。
CRITICALが11個でERRORが4でMAX-19。ERRORは4×2(つまみの点)=8点分しかない。
(鍵盤は1個あたり5点の失点)
Tradzが逆転の勝利。
展開予想の答え合わせ
というわけで先鋒戦レジャーランド、中堅戦1勝ずつ。大将戦Tradzの3勝の4−8。Tradzの勝利を予想します。
的中。ストラテジーの場所はハズレ。
敗退
レジャーランドはこの試合と次の試合の結果をもって敗退となりました。
レジャーランドにとっては次がS3最後の試合。
SILKHAT戦ですね。残り1枚のストラテジーカードを持って挑みます。
この光景、S3のIIDXで見たな。。
Tradzはここで2勝目。圧倒的XD*LEVI.選手。
残コスト120。残り2試合まだまだ暴れ回るでしょう。
登りたかったレジャーランド、聳え立っていたのは刺客。
脚注
- 振り返り動画。大将戦でレジャーランドがストラテジーを投げない理由や選曲理由なども語られている
↩︎