【BPLS4 IIDX】レギュラーステージ第3試合GAME PANIC vs SILK HAT振り返り

BPLS4

無敗

こんにちは、いづです。

今回の振り返り第3試合はGAME PANIC(以下ゲーパニ)とSILK HAT。
ゲーパニといえばS3無敗記録を打ち立てたPEACE選手。自選はクセの強い曲を圧倒的、他選も驚きの精度で食っていくその姿が印象深いですね。

そんなPEACE選手のS4初陣となるこの試合。相手はS3でゲーパニにジャイアントキリングを見せ勝利をもぎ取ったKIDO.選手。一発勝負の高火力を見せつけていくプレースタイルがあまりにもスリル。
どんな展開になったのか。。

1st match テーマSOF-LAN

選曲予想

FRIP選手:Agnus Dei
VELVET選手:era(step mix)

実際の選曲

FRIP選手:fun
VELVET選手:罪過の聖堂

fun MAX1900
1829(−71)- 1845(−55)
罪過の聖堂 MAX2160
1955(−205)- 1992(−168)

FRIP選手自選「fun」

「fun」は何回かの速度変化と等間隔でない鍵盤が特徴的な譜面。
しっかりソフランはしつつ鍵盤精度勝負のプランに持ち込めそう。

オプションはFRIP選手はMIRRORでVELVET選手はR-RANDOM。途中でトリルが降ってくるのでRANDOMでこれが隣接するのは避けたいですね。

序盤は少しFRIP選手がリードしますが数点。鍵盤がずれていて光りにくいのでこの差はわずかですね。
中盤までは保ちますがそこから密度が上がるとともに逆にVELVET選手がリードを広げていきます。
極め付けに加速の箇所でFRIP選手にミス。さらに広がってしまいます。その後VELVET選手もやや黄ばみますがそれと相殺。VELVET選手が勝ちきり。

VELVET選手が速度変化と鍵盤をしっかりこなし勝利しました。FRIP選手がやや出しきれなかった印象もありますが、VELVET選手のSOF-LANの強さが見える対戦。

VELVET選手自選「罪過の聖堂」

「罪過の聖堂」はBPMが不規則に乱高下する曲。
スクラッチとスタートボタンで速度を調整するいわゆる「皿ちょん」は難しく、曲の速度変化ポイント、調整方法を覚えるなど事前の対策が必要です。

オプションはどちらも正規。押しやすいかはともかく綺麗な配置です。
序盤はほぼ拮抗。さすがに対策済みといったところ。
しかし問題は中盤。速度調整の暇がなく低速で我慢する必要のある箇所があります。ここで30点近くVELVET選手がリード。そこからも速度変化で差が広がっていき一時は70点差に。
終盤は鍵盤勝負。差はつまるものの流石につまりきらず。そのままフィニッシュ。

VELVET選手が危なげなく倒した。。のですが自己ベストからはだいぶ離れていますね。ちょっと納得のいかない様子でした。
SILK HATが優勢のスタート。

2nd match テーマPEAK

選曲予想

PEACE選手:madrugada
KIDO.選手:Fly Above (Vicissitude Remix)

実際の選曲

PEACE選手:Votum stellarum
KIDO.選手:Love Magic

Votum stellarum MAX2034
2011(−23)- 1979(−55)
Love Magic MAX1982
1952(−30)- 1948(−34)

PEACE選手自選「Votum stellarum」

「Votum stellarum」は連打、トリル、階段と鍵盤の難しい要素の詰まった譜面。

オプションはPEACE選手が正規、KIDO.選手がRANDOM。
PEACE選手が正規を選んだ時は危険信号ですね。とんでもないスコアが出てきます。
序盤からゆっくりと差をつけていき気づけば10数点。階段も単調でなく安定しにくいはずですがさすがPEACE選手。

終盤長いトリルとの混合フレーズが降ってきますがそこでもほぼ完璧。差を30点ほどに広げます。そのまま勝利。

PEACE選手の画面を見ていると簡単に見えてきてしまうのですがこの曲凄まじく光らせにくいです。ただどんなに書いても説得力がないですね。芸術的なプレーで圧倒しました。

KIDO.選手自選「Love Magic」

「Love Magic」は軸の連打とトリルが特徴的な譜面。曲名はSILK HATらしすぎて良いですが一発勝負では決してやりたくない譜面です。KIDO.選手のS3の選曲たち(「打打打打打打打打打」「Crank It」)を思い出しますね。。

オプションはどちらも正規。トリルの位置がわかっている方が絶対に楽です。
最初から軸押し。ここは微々たる差でしたが少しKIDO.選手側に黄GREATが見え、少し崩れた影響で10数点差。後半までその差は保たれていきます。
しかし終盤、不穏な曲調で軸押しとトリル。トリルのリズムと軸押しのリズムが別なので押すにはなかなかコツが必要。ここでPEACE選手に黄GREATが出、KIDO.選手は完璧。一気にまくって3点差まで追い詰めます。

最後には1点差まで追い詰めますが、最後の方にKIDO.選手が黄ばみ4点差。そのまま終了。

ジャイアントキリングが近くまで見えた。。
無敗記録を続けるPEACE選手を開幕からピンチに追い込んだこのKIDO.選手のプレー、本当に素晴らしかったですね。しかしここで崩れないのもまたPEACE選手の強さであり魅力。。

Final match テーマPEAK

選曲予想

MIKAMO選手:Pout
LICHT選手:Critical Crystal

実際の選曲

MIKAMO選手:蛇神
LICHT選手:tripping contact(teranoid&MC Natsack Remix)

蛇神 MAX2876
2844(−32)- 2835(−41)
tripping contact(teranoid&MC Natsack Remix) MAX2516
2483(−33)- 2480(−36)

MIKAMO選手自選「蛇神」

「蛇神(かがち)」は度々くるトリルとチャージがらみが特徴的か。局所的に忙しいといえど押せないほどではなく差がつきやすいとは言い難い譜面。しかしこれがMIKAMO選手の選曲の特徴。。

オプションはMIKAMO選手がMIRROR、LICHT選手が正規。トリルが崩れて欲しくないですね。
序盤はほぼ差がありませんが少しLICHT選手がこぼしてMIKAMO選手が8点リード。
そこからはなかなか点差が動きません。
しかし終盤のトリルラッシュ。MIKAMO選手が丁寧に捌いていき点差がしっかりと広がっていきます。最後少し崩れますがMIKAMO選手の勝ちきり。

MIKAMO選手らしい安定感のあるプレーでしたね。トリル部分が抜群にうまかった。。

ここでGAME PANICの勝利が確定しました。

LICHT選手自選「tripping contact(teranoid&MC Natsack Remix)」

「tripping contact(teranoid&MC Natsack Remix)」は終盤の軸押しと絡む鍵盤が特徴的か。全体的に静かでそこが勝負ポイントになりそうな曲。

オプションはどちらも正規。正規だと最後4番目の鍵盤が軸でそのほかの鍵盤を押す形。
道中はほぼ拮抗。若干MIKAMO選手がリードしますが結局は最後次第といえそうな点差。
そして終盤、密度が上がりますがMIKAMO選手が安定で少しずつ差を開きます。
しかし問題の4軸ではその稼ぎをLICHT選手が一気に追い詰め2点差。しかしそこでおさまりMIKAMO選手の勝利となりました。

LICHT選手の可能性は十分ありましたが届かず。MIKAMO選手が大きく崩れなかったこともあり難所以外が響いてしまったか。。

展開予想の答え合わせ

ゲーパニSILK HAT
1st
SOF-LAN
8〜10
4
62nd
PEAK
10
0
4→8Final
PEAK
11
4→0

Finalのみハズレ。

点差には見えぬ

14−4と10点差ですがなかなかに僅差の1曲1曲。結果だけ聞くと厳しくやられた印象でしたが蓋を開ければ接戦だったと言えるでしょう。

ゲーパニは好スタート。今シーズンも絶対に強いと感じさせる開幕戦で恐ろしいですね。
ジンクスであるvsSILK HATも払拭できたのは嬉しいでしょう。

SILK HATとしては苦いスタート、といえど強敵を前にやれるだけのことはやり切ったようにも見えます。試合としては面白かったと思います。
特にKIDO.選手の「Love Magic」。KIDO.選手の一発勝負の強さを出しつつPEACE選手の無敗の記録の格好良さを引き立てていますね。。

点差には見えぬドラマチック。

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