選曲
こんにちは、いづです。
今回の振り返りは第4試合、APINA VRAMeS(以下アピナ)とレジャーランドの試合。
レジャーランドにとっての初戦のこの試合、新しい顔ぶれとなったDON*選手とNUCHIO選手の初陣と新しいレジャーランドをしっかりと味わえる配置。
今年は新しい選手自体が少ないですがDON*選手は折り紙つきの実力。選曲傾向もまだわかっていないのでスタイルが明らかになっていくのも面白いところ。
選曲は性格が出てくるので予想するのも結果見るのもすごく楽しみですね。
1st match テーマNOTES
選曲予想
NAGACH選手:Hyper Drive feat. ぷにぷに電機
G*選手:IDOL syndrome.
実際の選曲
NAGACH選手:thunder
G*選手:Phoenix
thunder MAX1918
1887(−31)- 1883(−35)
Phoenix MAX2516
2484(−205)- 2505(−168)
NAGACH選手自選「thunder」
「thunder」はひたすら叩き続けるものの密度は高くない譜面。
少ない鍵盤をしっかり光らせ続けるマラソン系譜面。単純に見えてずれている箇所も独特。
オプションはNAGACH選手がR-RANDOM、G*選手がMIRROR。
道中は僅差、1点差を往復し続けます。この絶妙な密度が本当に集中力を要求していきます。選手たちの顔も一つ一つを逃すまいと険しい顔です。
最後の乱打で少しG*選手に黄ばみが出たか、4点差ほどになってNAGACH選手が先行、そのまま勝ち切りました。
精度勝負のマラソンをNAGACH選手が走り抜けました。
ゴーストを出してこの手の勝負を挑めるのはさすがに強心臓ですね。。
G*選手自選「Phoenix」
「Phoenix」はレベル10にしては重ための鍵盤譜面。均等なリズムでもないのでスコア自体がなかなか出にくい印象。
オプションはどちらも正規。序盤から少しずつG*選手が引き離していきます。
スクラッチがらみも軸の鍵盤も高精度で拾っていき10数点の差をつけます。
NAGACH選手も食らいついていますがなかなか追いつけずむしろ広がっていきます。
最後まで綺麗に捌き切ってG*選手が勝利。
G*選手が圧倒的精度を見せて勝ち切っていきました。なかなか追いつけるスコアではない気がしますね。明確にお互いの得意な武器で差し合っていった1st Match。
2nd match テーマSCRATCH
選曲予想
CHP*1E選手:Hella Deep
NUCHIO選手:5.1.1.
実際の選曲
CHP*1E選手:bass 2 bass
NUCHIO選手:Do Back Burn
bass 2 bass MAX1940
1922(−18)- 1881(−59)
Do Back Burn MAX2156
2122(−34)- 2129(−27)
CHP*1E選手自選「bass 2 bass」
「bass 2 bass」は第2試合でも出てきたスクラッチ曲。
純粋スクラッチ力で挑んできました。この曲はS2でNUCHIO選手が投げられて勝っている曲なのでなかなか予想外の選択。
オプションはCHP*1E選手はMIRROR、NUCHIO選手はS-RANDOM。鉄板オプションですね。
点差はというとかなりCHP*1E選手がスクラッチ部分でリード。CHP*1E選手が十分に上手いのとNUCHIO選手のS-RANDOMがだいぶ皿側の鍵盤によっているのが見えますね。。
その後もS-RANDOMの難しさを思い出させる配置とCHP*1E選手の崩れない安定感で大きな差をつけ勝ちきり。
最近はレベル10SCRATCHとしては安定力の高いCHP*1E選手がしっかりと決めました。今シーズンの調子の良さが伺えますね。。
NUCHIO選手自選「Do Back Burn」
「Do Back Burn」はMSSと鍵盤の絡む譜面。昔の曲ですがMSSの新要素を提げてリメイクされた譜面ですね。特徴的なフレーズが全てMSSになっています。
余談ですが色々な試合で筆者はこの曲の予想を幾度となくしていて、ことごとく外していたのでこのタイミングで出たのはだいぶ驚きました。
オプションはCHP*1E選手が正規、NUCHIO選手がR-RANDOM。
序盤は拮抗しますがじわじわとNUCHIO選手が差を広げていきます。
CHP*1E選手の鍵盤とスクラッチが少し抜けてNUCHIO選手がさらに10数点にリードを広げていきます。
後半からは最初と同様のMSS絡み、ここはNUCHIO選手が上手いですね。
最後少し詰めますが詰め切らず、そのまま勝ちきり。
NUCHIO選手が破竹の勢いのCHP*1E選手を止めましたね。
SCRATCHのテーマで自選を通し切ったのはさすが。。しっかり刺さっていました。
移籍後の大活躍が見れたのは良かった。。
Final match テーマNOTES
選曲予想
UCCHIE選手:POLKAMANIA
DON*選手:ZENDEGI DANCE
実際の選曲
UCCHIE選手:雫 → 打打打打打打打打打打
DON*選手:Crazy Jackpot
打打打打打打打打打打 MAX2684
2653(−31)- 2656(−28)
Crazy Jackpot MAX2894
2879(−15)- 2875(−19)
ストラテジー選曲「打打打打打打打打打打」
「雫」は1回の速度変化とそれ以外は鍵盤が特徴。精度勝負と速度変化ミスなどの緊張も誘う心臓勝負よりですね。
ですが初戦の大事さを強く意識するレジャーランドはここでストラテジー。
「打打打打打打打打打打」になりました。どちらにとっても考えうる限り最悪の部類かもしれません。
「打打打打打打打打打打」はサビに降る縦に長い連打が特徴的。その連打次第なところもあり心臓勝負らしさは増しています。
オプションはUCCHIE選手はS-RANDOM、DON*選手はR-RANDOM。S-RANDOMだと連打は同じ場所に降る確率が下がるので同時押しラッシュのようになりますね。
序盤は超精度で拮抗、中盤にかけてはR-RANDOMのやりやすさもありDON*選手が優勢。UCCHIE選手はなかなか厳しい配置ですね。これがS-RANDOMではあるのですが。。
そして問題のサビ、ここではUCCHIE選手が同時押しを綺麗に押しこなします。DON*選手のわずかな黄グレが10数点あった差を一気に詰めていきます。
ここからは何かが取り憑いたかのように凄まじい精度で追い上げますがDON*選手が勝ち切りました。
結構追い詰められましたがDON*選手が勝ち切りました。終始崩れず安定を保っていましたね。
UCCHIE選手もS-RANDOMを使用してのサビからは良かったですがそれまでが厳しすぎたか。。
ここでレジャーランドの負けはなくなりました。
DON*選手自選「Crazy Jackpot」
「Crazy Jackpot」はスクラッチと絡むトリルが取りにくい譜面。トリルの量がかなり多いので安定が難しい印象はあります。
オプションはUCCHIE選手がR-RANDOMでDON*選手が正規。
序盤からDON*選手がリード。DON*選手が凄まじい精度を発揮します。
しかしサビに入ろうというところ、難所でもあるスクラッチと絡む箇所で少しDON*選手が崩れます。
そこを後ろをピッタリとくっついていたUCCHIE選手が追い抜き。
そのあとは素晴らしい精度でついた点差を減らしません。完璧な精度で走り抜けました。
UCCHIE選手は後半になると修羅に取り憑かれたかのような精度を見せますね。。普通は気にならない程度のミスですら致命傷になりうる超勝負。
勝つことはできないながら必死にこらえて引き分けに持ち込みました。
展開予想の答え合わせ
アピナ | レジャーランド | |
2 | 1st NOTES 8〜10 | 2 |
6→3 | 2nd SCRATCH 10 | 0→3 |
0→4 | Final NOTES 11 | 8→4 |
ストラテジーあたりまでは合っていましたが。。
覇者と互角
アピナとしてはかなり勝ちたい試合ではありましたが引き分けで済んで安心した試合。
どの選手も自選は尖って強かった。。UCCHIE選手は後半に精度が高まっていく様が悍ましかったですね。さすがS3の優勝チームといったところ。
レジャーランドとしてはあと一歩が悔しい展開でしたね。ストラテジーとはいえUCCHIE選手を制せる強さを持つDON*選手、自選のSCRATCHを通したNUCHIO選手(NUCHIO選手はとれないと引き分けで終わっていないと考えると大事な役目を果たしました)。S3優勝チームと張り合う強みを見せてくれました。
この試合は中盤まで強みのぶつかり合い、終盤は緊張感が溢れる展開で見応えがありましたね。レギュラーステージでなかなか見れる試合ではないと思います。
覇者と互角の新生レジャーランド。