【BPLS4 IIDX】レギュラーステージ第8試合GAME PANIC vs TAITO STATION Tradz振り返り

BPLS4

プレッシャー

こんにちは、いづです。

今回振り返る第8試合はGAME PANIC(以下ゲーパニ)とTAITO STATION Tradz(以下Tradz)。

BPLは対戦ではあるものの相手のプレーを邪魔することはできません。結局は自分がどこまで出せるかの勝負になりがちです。本番での自分のプレーを最大限に良くすることが大事になります。メンタルや緊張などもやはり要になってきそう。

無敗を貫くPEACE選手に立ち向かう8$.選手。ここまでの強敵に立ち向かうとなると緊張はほどほどになりそうです。
終盤で絶対に勝たなければだとまた話は違いますがまだ中盤。いいプレイが期待できそうなマッチ。

1st match テーマPEAK

選曲予想

FRIP選手:大桟橋
KUREI選手:She is my wife

実際の選曲

FRIP選手:Silly Love
KUREI選手:Tori-no-kimochi

Silly Love MAX2122
2080(−42)- 2086(−36)
Tori-no-kimochi MAX2060
2001(−59)- 2022(−38)

FRIP選手選曲「Silly Love」

「Silly Love」は途中減速する譜面。終盤にかけて減速が戻り、最後にトリルが降る特徴的な譜面。速度変化が絡みそうという予想だけはあたっていたかもしれません。

オプションは両者MIRROR。道中の階段やトリルは固定のが取りやすそう。
序盤はFRIP選手が完璧。KUREI選手がわずかにこぼす黄GREATをそのまま点差にしていきます。
7点くらいの差で低速化、両者ギアチェンをミスせず突入。シンプルな音合わせながら黄GREATがお互いに出て点差はほぼ変わらず再加速。
再加速してからはもう終盤。最後のトリルフレーズに突入。
入りで7点ほどあったリードが一気に削られていき、最後の青鍵盤でのトリルでKUREI選手が逆転。
そのまま勝利。

KUREI選手が最後にもぎ取っていきました。PEAKなのに一定の精度を保ち続けていました。
FRIP選手序盤中盤と良好だったので辛いですね。。

KUREI選手選曲「Tori-no-kimochi」

「Tori-no-kimochi」はズレハネと細かい音に合わせたジャラジャラ系の鍵盤が特徴的。
正規譜面だと片側によった螺旋階段のような配置を叩かされます。
KUREI選手のいつものスタイル(固定系・均一リズム精度勝負)とは違うので結構びっくりした選曲です。

オプションは両者RANDOM。流石に固定よりはやりやすそう。
序盤は拮抗しますがジャラジャラした鍵盤が来るたびにKUREI選手がリードを広げていきます。
10点差ほどになってメインパート。螺旋階段がそこまで崩れていない配置で苦しそうですがここでもKUREI選手がリードを広げてそのまま終了。FRIP選手フルコンボでしたが精度で届かず。

KUREI選手のなかなか見られない乱打系の鍵盤捌きで勝ちきり。正規・固定のイメージがかなり強かったですがやはり鍵盤系全般強い。。

2nd match テーマCHARGE

選曲予想

MIKAMO選手:soldier’s waltz
KENTAN選手:RIDE ON THE LIGHT (HI GREAT MIX)

実際の選曲

MIKAMO選手:Virus Funk
KENTAN選手:RIDE ON THE LIGHT (HI GREAT MIX)

Virus Funk MAX2238
2224(−14)- 2189(−49)
RIDE ON THE LIGHT (HI GREAT MIX) MAX1862
1826(−36)- 1842(−20)

MIKAMO選手選曲「Virus Funk」

「Virus Funk」は遅めの正統派チャージ譜面。階段やスクラッチが気持ち多いもののメインはチャージ。安定が求められるタイプの楽曲でMIKAMO選手らしい選曲。

オプションはMIKAMO選手が正規でKENTAN選手がRANDOM。正規は取りやすいですがRANDOMは少し賭けに出た印象。
序盤は数点差で進行。ジワジワ開くかと思いきやそうでもなくKENTAN選手もくらいついています。
しかし中盤に差し掛かる前に少し広がり7点差。そこからもMIKAMO選手が安定し続けます。
尖った難所の少ないこの曲で差をつけるにはひたすら高い精度を維持するのみ。差がしっかり広がっていきます。
そのまま勝ちきり。

超安定のMIKAMO選手の自選曲が決まりました。とても逆転はされなそうと感じるプレーでしたね。

KENTAN選手選曲「RIDE ON THE LIGHT (HI GREAT MIX)」

「RIDE ON THE LIGHT (HI GREAT MIX)」は長いトリルが勝負のキモになる曲。
さっき(第9試合で)出た曲。放送は連続ですが実際1ヶ月空いているのでまた!?感は放送だけです。

これはなんとなく予想がついていました。安定しにくい、緊張のかかるこのタイプの曲がMIKAMO選手に刺さりそう(かつKENTAN選手も得意そう)というイメージがありました。

オプションはMIKAMO選手がMIRROR、KENTAN選手が正規。
開幕からのトリルは微差でMIKAMO選手がリードに終わります。次のトリルもほぼ完璧で6点ながらリード。MIKAMO選手のペースに乗ってきた感じがしましたね。
しかし途中MIKAMO選手がコンボを切ると少しずつKENTAN選手が盛り返していきます。
KENTAN選手も調子が上がってきた様子でほとんど黄GREATが出ません。逆にMIKAMO選手はやや崩れがちになっていきます。
追い詰めついに逆転。そこから最後のトリル、KENTAN選手がほぼ完璧でフィニッシュ。

KENTAN選手が中盤からいい調子で捲りましたね。怖いトリルもほぼうまくいき心臓勝負の強さを感じさせる一幕。
ちなみにこのスコアは第9試合のLEO選手と同値。初陣でそのスコアを出したLEO選手も衰えることのない心臓勝負の強さを見せるKENTAN選手も素晴らしい。。

Tradz優勢のままFinal match。

Final match テーマCHARGE

選曲予想

PEACE選手:Scandal
8$.選手:THE BLACK KNIGHT

実際の選曲

PEACE選手:ROCK女 feat. 大山愛未, Ken
8$.選手:THE BLACK KNIGHT

ROCK女 feat. 大山愛未, Ken MAX2872
2797(−75)- 2739(−133)
THE BLACK KNIGHT MAX2976
2933(−43)- 2921(−55)

PEACE選手選曲「ROCK女 feat. 大山愛未, Ken」

「ROCK女 feat. 大山愛未, Ken」は史上最恐のズレ譜面。曲さえも均一なリズムから外れ、ズレやハネで構成された譜面。ズレハネはPEACE選手の真骨頂でありいつか来るとは思っていたものの満を持して登場。

オプションはPEACE選手が正規で8$.選手がR-RANDOM。PEACE選手が正規は危険信号ですね。
とんでもなく取りづらい譜面が序盤から展開されます。常にどこかしらがハネ、正規譜面で配置がわかっていてもコンボが途切れるくらい難しいです。
そんな中でPEACE選手がリードを徐々に広げていきます。ミスで覆りそうですがそんなことは期待できない素晴らしいプレー。8$.選手も見た目ミスは少ないですがズレで結構黄ばんでいます。
中盤までで20点ほど、終盤にかけての容赦ないズレでまさかの50点まで差を広げ勝利。

PEACE選手が尖り切った自選で勝利。いつもならPEACE選手の超精度に引くのですが譜面がもっと恐ろしくてよく乗り切れるなあと思う展開でした。

8$.選手選曲「THE BLACK KNIGHT」

予想的中「THE BLACK KNIGHT」は物量多めの譜面。中盤にジャラジャラとした配置がありなかなか押しにくいですね。
8$.選手がS2で選びPEACE選手にストラテジーを食らった因縁の曲。見たかった曲が来てくれました。S4ではゲーパニ側はストラテジーを温存しました。

オプションは両者RANDOM。中盤のジャラジャラの鍵盤が固定配置だと片側に寄っているのでRANDOMの方がやりやすいかもしれません。
序盤はPEACE選手が微差でリード。8$.選手も安定していて広がりません。
静かな展開が続き中盤、一気に密度が上がるジャラジャラ配置がきます。
8$.選手はうまく乗りこなしPEACE選手は少しGOODハマりが見えたか、逆転し8点差。
この配置の直後にはチャージノーツだけというブレイク。顔元カメラで点差をみた8$.選手の息を呑む姿。PEACE選手もリアクションは取らないながらしっかり確認。視聴者も点差を見つめて緊張が高まります。

ブレイク明け、8$.選手は少しプレーにブレが出て緊張が走っているかもしれないと素人目にもわかります。
普段なら出なそうなミスが出て一気にPEACE選手が逆転。そこからはいつものPEACE選手。
寄せ付けないプレーで差を広げて勝利。

「勝っている」とわかってしまった瞬間のあのプレッシャーは確かに重たそうだと感じる展開。逆にPEACE選手にとっては覚悟を決める追い風にもなっていたでしょう。
接戦ながら他選を食い切りPEACE選手が無敗を守りました。8$.選手後一息でしたね。。

展開予想の答え合わせ

ゲーパニTradz
2→01st
PEAK
8〜10
2→4
6→32nd
CHARGE
10
0→3
8Final
CHARGE
11
0

Tradzが後一歩まで来ていました。

独走の3勝目へ

ゲーパニがついに3勝目を飾りました。2勝しているチームが他にいないので各チーム3試合目では独走することになるでしょう。
MIKAMO選手は60、PEACE選手のコストはもう50ですがここからは指定B、TAKA.S選手の出番が待っています。

無敗記録を守ったPEACE選手の強心臓に感心させられる展開でした。まだ2試合も出られるのが頼もしいですね。。

Tradzとしてはもう一息が遠かった試合。最もオーダーからしてかなり厳しそうな展開が予想されましたがしっかり詰めて後一歩まで追いやったのは試合としても面白くて良かったです。
そして8$.選手のあの瞬間緊張が走るのは誰もがわかる気がします。
人間味が溢れていてプロ選手としては改善点かもしれないですが個人的には好きでしたね。

誰もが息を呑んだあの瞬間。

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