【BPLS5 IIDX】レギュラーステージ第2試合SILK HAT vs GiGO 振り返り

BPLS5
Screenshot

ノーツレーダー

こんにちは、いづです。

今回のBPLからどの機種でも試合のインターバルに選手の名前とスキル値が表示されるようになりましたね。
ボルテではVOLFORCE、IIDXはノーツレーダーですが、これらはどちらもおおよそ「高難易度譜面をどれだけやっているか?」が指標になっています。(DDRもおおむねそうらしいです)

BPLでは低難易度心臓勝負にめっぽう強い、という選手もいるのでこの数値は強さと相関はないですね。特にIIDXは顕著な気がします。

さて第2試合はSILK HATvsGiGO。新生SILK HATはどう立ち向かうのか。

1st match レベル11

新譜面:Catch Me(LEGGENDARIA)

IGW.TEMIKO
2089(−113)2113(−99)

今回は新譜面となった1st match。「Catch Me」はANOTHER譜面はレベル10テーマSCRATCH。BPLで何度か選ばれていますね。
DJ YoshitakaというKONAMIアーケードゲームスの社長の曲です。IIDX12HappySkyで登場。

オプションはIGW.選手は正規、TEMIKO選手はMIRROR。
ANOTHERの「Catch Me」は1PプレイヤーはMIRRORがやりやすいとされています。正規はスクラッチと同時に降ってくる鍵盤が1番(左端)なのでそれを反対側にできるからですね。

とはいえこの新譜面もそうかというのは賭け。
TEMIKO選手はANOTHERと同じMIRROR当たり読み、IGW.選手は逆に正規当たり読み。

譜面はANOTHERの完全版。スクラッチは速度が全体的に上昇。
元々はスクラッチの音が鳴っているのにトリルが入っていた場所がお望み通りと言わんばかりに連続スクラッチになっています。
序盤は少しIGW.選手がリード。しかし一桁なのでスクラッチ曲では安心できない差です。
ジリジリとリードを広げて進んでいきますが、中盤あたりからなんとなく「これMIRRORのがやりやすいかな」という配置に変わっていきます。連続スクラッチの途中に左端の鍵盤が来ると非常に押しづらいです。
そして速いスクラッチ、これでGOODハマりが出てしまったIGW.選手。GOODハマりは0点なので一気に逆転。
そして終盤へ。スクラッチがなかなか安定しませんが差は大きくは動かないか。
最後に降る連続スクラッチはTEMIKO選手がうまく取り広げて勝利。

TEMIKO選手が初出陣初勝利を飾りました。オプション選択もうまく光りましたが何より道中からスクラッチが安定し出していったのは大きいですね。速度に馴染んだようにも見えました。
IGW.選手はスクラッチハマりが厳しかったですね。初見のスクラッチの皿の速度の視認はまあ普通ではできないですからね。。

2nd match テーマPOPULAR

選曲予想

LOOT選手:ゲシュタルト
NIKE.選手:酔いどれ知らず

LOOT選手:Caramel Pain
NIKE.選手:酔いどれ知らず

LOOTNIKE.
1655(−9)1656(−8)
2218(−18)2232(−4)

2回目の登場「Caramel Pain」。TRENDかつPOPULARなので今回も課題曲。
中盤から複数本のチャージと終点に鍵盤の配置を繰り返す。全体的にハネ気味でスコアを出すには集中力のいる譜面に思えます。固定オプション安定の曲なので確かにLOOT選手向きではありますね。

オプションはLOOT選手は正規でNIKE.選手がMIRROR。
チャージが始まるまでに1点差。始まるサビ。
両選手共に完璧、それが故に1点差は全く動きません。NIKE.選手が1個出して2点差。
さて終盤というところでLOOT選手のチャージノーツが1本抜けてしまいます。
これが終点分を逃しているので2点の失点。一気に同点。
そこからわずかにリードしたNIKE.選手。最後また同点になる寸前で曲が終了。
NIKE.選手が勝利。

ジリジリとした勝負をNIKE.選手が逃げ切りました。
NIKE.選手もゴースト付きで自分の状況がわかるので好転した終盤はいつもよりさらに安定していました。
LOOT選手は後一歩でした。小さなミスもあったので心にきそうですね。。
ただ第1試合の「Caramel Pain」と全く同点。あの試合ならptを獲得できていました、ただ今回はNIKE.選手が強かった。。

予想的中「酔いどれ知らず」はIIDX31 EPOLISで登場した版権曲のカバー。IIDX EDITIONですね。
ハネているので精度を取ろうとすると難しい楽曲。NIKE.選手の得意そうな曲かつLOOT選手に刺さりそうな曲。

オプションはLOOT選手が正規、NIKE.選手がMIRROR。
音通りですが延々と跳ね続ける譜面。NIKE.選手がいいスタートを切ります。
跳ねているので思ってもいないところで黄GREATが出る、そんな曲ですがNIKE.選手が全く出しません。1個落としますがそこからもほぼ完璧で先導。
そこからポツポツと2回出てきたきり、後半になるにつれ同時に押す鍵盤が増えていくのですが全く黄ばむことなくフィニッシュ。

NIKE.選手が並外れた高精度を見せてくれました。これはなかなか勝てる選手が少なそうなスコア。

そして

頼もしすぎる背中

全28位!!!!これを見たかった!!!
前書きの通り「高難度をいかにやったか」で動くステータス。
ある意味NIKE.選手の職人としての強さを表す指標になっている気がします。

3rd match テーマSOF-LAN

選曲予想
NEON選手:four pieces of heaven
CORI-選手:Theory

NEON選手:Linus → Onyx(ストラテジーカード)
CORI-選手:Theory

NEONCORI-
2407(−21)2406(−22)
2608(−76)2623(−61)

「Linus」はごくわずかながらBPMが変動する譜面。BPMが変動すると譜面の速度が変わるのですが、変動幅が4なので気づけない人も多そう。
1箇所2小節のなかで8回程度速度が変わる箇所がありますが、ごく1秒程度なのでちょっと光らせづらいくらい。予想した「four pieces of heaven」よりもSOF-LAN影響薄め精度勝負でした。
がここを2タテすれば勝利のGiGOはストラテジー。

変更されたのは「Onyx」。2回の擬似停止が特徴的。
とはいえたった2回かつそれ以外は変化しないので「Linus」から系統はそんなに変わっていない印象。
譜面もプロ選手にとっては決してやりづらいものではなさそう。

オプションはNEON選手が正規、CORI-選手がMIRROR。
開幕すぐある擬似停止、ややリードしていたNEON選手ですがわずかにひっくり返ります。
しかし次の擬似停止まで精度でリードを取り返していきます。
7点差まで蓄え次の擬似停止、2点ほどの失点で抑えますが、直後の鍵盤で1点に。
そしてCORI-選手がついに逆転します。1点ですがこのままでも決まりかねない展開。
アウトロ、ゆっくりとした階段配置で同点、そしてNEON選手が逆転。
そのまま終了。

NEON選手が逃げ切りました。
NEON選手もNIKE.選手と同様ゴースト付き。しかも負けているのが赤字でわかるタイプ。
曲が終わろうとするところで−1だったのは相当焦ったかと思いますが跳ね返した強心臓が凄まじいですね。

予想的中「Theory」は連続する速度変化と大量のスクラッチが特徴的な譜面。
SOF-LAN、SCRATCHを得意分野とするCORI-選手そのもののような譜面ですが、これまで選ばれたことはなかった譜面ですね。

オプションはNEON選手が正規、CORI-選手がMIRROR。
序盤は鍵盤多め、NEON選手がリード。
しかしスクラッチが始まるにつれCORI-選手が・・と思っていましたが変わらず。
ただ速度変化。少しずつ遅くなっていくパート。スタートボタンを押しながらスクラッチを回すと調整ができます。
NEON選手はギアチェンジしやすい場所まで我慢。CORI-選手は道中一瞬の隙間で変更するのを2回やりきり速度変化の影響を受けずに進行。ここでCORI-選手が逆転。
そしてそこからのスクラッチ。かなり難しいですがCORI-選手が特に安定しリードを広げていきます。
10数点のリードとなり、最後の加速もリードを維持したまま逃げ切り。

最もCORI-選手らしい曲で制していきました。やはり自選曲の強さが抜群ですね。

3−9、SILK HATが可能性を残しつつ4th matchへ。

4th match テーマPEAK

選曲予想
CHEPY.選手:天空の夜明け
46*選手:スキッテイエェエエェ!!!!

CHEPY.選手:紫陽花 -AZISAI-(LEGGENDARIA)
46*選手:ハイテックトキオ→君のハートにロックオン(ストラテジーカード)

CHEPY.46*
3390(−240)3367(−263)
3532(−124)3481(−175)

「紫陽花 -AZISAI-」はIIDX23 copulaで登場。LEGGENDARIA譜面はIIDX31 EPOLISで登場しました。ANOTHER譜面(レベル12)をより強化した譜面でマルチスピンスクラッチやそれらと絡む鍵盤が特徴的。
スクラッチが絡んでいなくても全体の密度がかなり高めなので重たい譜面と呼んでいいでしょう。

オプションは両者RANDOM。
序盤は差がつきませんがスクラッチ絡みで30点ほどのリードを築くCHEPY.選手。
大量のスクラッチと鍵盤が襲いかかり両者あまり安定しません。
しかしその中で46*選手が追い上げ、一気に逆転へ。
かなり中終盤の追い上げなのでこのままフィニッシュも十分ある展開。
ただ少しずつ取り戻していき一気に捲り返すCHEPY.選手。そのまま逃げ切って勝利。

かなり危ない展開でしたがきちんとCHEPY.選手が取り切りました。
終盤は判定がぴったりあったかのような精度で追い抜いて行ったのはホッとしました。

「ハイテックトキオ」はマルチスピンスクラッチと絡む鍵盤が特徴的。マルチスピンスクラッチというと1曲目もそうでしたが、こちらはマルチスピンスクラッチが特に多くいかにうまく取れるかというところが求められる譜面。
IIDX29 CastHourで登場。IIDX30でLEGGENDARIA譜面の登場と異例の人気曲。BPLでも4回目の選曲で大変人気が高いとされている楽曲ですね。4回のうち3回がこのLEGGENDARIA譜面。1回はANOTHER譜面。
奇遇ながらこのLEGGENDARIA譜面はストラテジーカードにより一度も演奏されたことがないですが。。今回も勝ちたいSILK HATからストラテジー。

変更されたのは「君のハートにロックオン」。じゃらじゃらした鍵盤をずっと叩く物量譜面。
1曲目を投げるCHEPY.選手なら間違いなく喜ぶ譜面。46*選手も相手によっては投げそうな譜面に思っていましたが、CHEPY.選手が相手なら話は変わってくるか。

オプションはどちらもRANDOM。
開幕から高密度配置が始まりCHEPY.選手が10数点リードを築きますがそこからはあまり動きません。元は46*選手も得意よりの傾向、かなりくらいついています。
付かず離れずといった展開でもはや曲が終わってしまいそうなところ、
終盤に2回高密度が降ってきますがそこでややGOODによってしまった46*選手。
CHEPY.選手はほぼ綺麗に捌き切ってリードを大きく広げます。そのまま勝ち切り。

CHEPY.選手がストラテジーカードを見事成功させました。高密度譜面への対応力、レベル12が必須となったS5では頼もしいですね。
46*選手は可能性は残っていたので繋がらなかったのが苦しいですね。

予想答え合わせ

よって9−11でGiGOの勝利を予想します。ストラテジーはSILK HAT側から4th matchであるかもしれません。

あって11−9。

伝統

後半での逆転劇、SILK HATの伝統を新生SILK HATも見せてくれました。
こうでなくちゃな!(リードして勝つでも全然いいですが。。。)
そしてS4で叶わなかった勝利を掴んでくれたのも大きいですね。

特にNEON選手の勝利は輝いていましたね。決着を防ぐ3rd matchでストラテジーカードを受けながらの殊勲の一本。本当に良かったです。

GiGOとしては悔しい負け。オーダーも強く勝ちも目前だっただけにストラテジーカードにそっぽを向かれた感も強いですね。
残りの試合のテーマとしてはそこまで悪い展開にはならない気がします。


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