転換点
こんにちは、いづです。
ご無沙汰しております。
いよいよBPLS5が開幕します!
3機種同時開催、もう出ているスケジュール、告知がとても活発な公式。
・・・夢?
去年とは明らかに違う空気感で進んでいくS5に期待が高まる中、いよいよドラフト会議。
こちらも3機種合同、そして継続選手事前公開(これはやっとという感じではある)と斬新ですね。
S5では勇退を決断した選手がこれまでよりも多いシーズンです。
BPLが続くのであればいつか来る瞬間。わかっていたとしても私含むS4までの視聴者にとっては寂しいですね。
ということで今回はその選手たち(S3(ボルテ)・S4(IIDX)で選ばれていて、かつ今回はドラフトに参加していない)を振り返る記事となります。
IIDXとボルテの2機種についてとなりますがあしからず。。
IIDX編
チーム順、巡目順となります。
MIKAMO選手
2021・S2・S3・S4:GAME PANIC1巡目
GAME PANICのエースにして顔。IIDXアイドル。
自選の堅さはもちろん他選も奪える精度力、そしてどのテーマ、どの難易度にも出られるバランスの良さでGAME PANICの強さを底上げしていた選手。
S4の終了後に次シーズンは出場しないことを宣言。
GAME PANICのオーダー予想難易度を底上げしていた選手その1。
どこ出してもおかしくないしどこに出ても強い。そんな臨機応変さとスコア差がリアルタイムで見えてありえないくらいひやひやする試合の瞬間をよく覚えています。逆転される時の声の出る感じの方が多かったですね。逆に勝つ時は優雅な安定感でした。
一番好きな試合はS4最後の出番ですね。
S2振りにセミファイナルでvsWELLOW選手。状況はあの時とほぼ同じ。負けられない状況でストラテジー選曲。その中で魅せたあの試合は最高でした。
ストラテジー選曲「(This Is Not) The Angels」
PEACE選手
2021・S2・S3・S4:GAME PANIC2巡目
GAME PANICを強靭にしていた2STEP育ち。
ズレ・ハネを乗りこなし癖の強い曲を武器にできる。
自選曲がもともと堅かったがS2終盤から他選曲をも喰らい始める。いつしか無敗記録となりS3、S4は完全白星で幕を閉じた。
S4開始時点で次シーズンは出場しないことを宣言。
GAME PANICのオーダー予想難易度を底上げしていた選手その2。
しかし一番記事を書いていて楽しかった。無敗記録も相まって至高のエンタメ。
試合もどれも美しく恐ろしく、息を呑む感じで何度も見返せます。
一番好きな試合はS3のクォーターファイナルでしょうか。
TATSU選手との一騎打ち×2どれも見応えがありましたね。
S3のとき何度も言っていましたが「真夜中のバベル」良かったです。
もしS5で「明鏡止水」がCHORDに帰ってきていたら、多分PEACE選手が禁止にしていたのだろうと思うことにします。
FRIP選手
2021・S2:SUPERNOVA Tohoku 4巡目
S3・S4:GAME PANIC 4巡目
自選の堅いTRICKSTAR。
正規オプション等で安定感が高い仕事人。
同点も多く、ギリギリの勝負と意地でも持ち帰る強さを感じる。
S4は特に苦戦気味ながらROUND1戦の伝説の勝利へと繋ぐ殊勲の1勝。
S5エントリー期間終了後で出場しないことを表明。
4巡目としてずっと頼もしかったですね。
2021とS2のとき特にSUPERNOVA Tohokuの安定感を担っていたと思ってます。このシーズンのFRIP選手が勝てなかった試合は大体チームごと苦しい展開でしたね。
一番好きな試合はS2の「FEEL IT」でしょうか。楽しそうでした。
SEIRYU選手
2021・S2・S3・S4:SILK HAT1巡目
SILK HATを代表する固定オプションの魔術師。
固定オプションを用い高難度高物量の譜面を悠々と叩きこなす。
特に大将戦起用が多く、逆転勝利(イリュージョン)を見せてきた。
S5エントリー期間終了後に出場しないことを表明。
SILK HATのコンセプト、マジカル・ミラクル・イリュージョンを真っ先に体現していた選手。
2021のイリュージョンで惹かれてから今もなおBPLを追っている、そんな人も少なくありません。
高密度の譜面がでかすぎる爆発エフェクトで捌かれていく様子も気持ちよく、試合が楽しみでした。
個人的に各シーズンごとに1試合は好きな試合が出せるのですが、強いて1つを選ぶならS4のvsU*TAKA選手の「Hollywood Galaxy」でしょう。可能性を繋ぎ止めた1勝。現地で見た思い出補正も入っています。
VELVET選手
S2:SUPERNOVA Tohoku 1巡目
S3、S4:SILK HAT 2巡目
SCRATCH,SOF-LANを強みとする大阪の希望。
「灼熱 Pt.2 Long Train Running」を最も有名な武器曲として持つ。
どのシーズンも自選曲を仕上げどんな相手にも果敢に立ち向かうスタイルを維持。
S5のドラフト候補に不在。
面白い選曲、常に全力のパフォーマンスでやれることをやりつくしたとわかるので見ててスッキリする試合ばかりでした。
尖った強みもあり記事を書くのも楽しい選手でしたね。
好きな試合はS3のvsU*TAKA選手の「Ruler or Loser」ですね。あの緊迫の展開は一番印象に残っています。
LICHT選手
S3・S4:SILK HAT3巡目
どの難易度帯・テーマも安定するオールラウンダー。
S3では高い安定感と破竹の勢いでSILK HATの躍進に貢献した。
反面S4では激しく警戒され厳しい展開となってしまった。
S5のエントリー期間終了後に出場しないことを表明。
S3でのSILK HATの大躍進はLICHT選手のおかげでした。
苦しかったS4、そんな中高精度で圧倒した「電子になりたい」は意地を感じましたし現地で見て良かった瞬間です。
好きな試合はS3初戦のvsKUREI選手、「Backyard Stars」ですね。このシーズンへの期待が高まった瞬間でした。
KIDO.選手
S2・S3・S4:SILK HAT4巡目
シーズンを経て火力を増したチャージの貴公子。
S2では苦戦が続くもS3では一発勝負の強みを活かしジャイアントキリングを成功させる。
S5エントリー期間終了後に参加しないことを表明。
S3での大躍進は気持ち良いものでした。
磨いた武器で一発勝負の恐ろしさを見せる、そんなスタイルにシフトしてからは見応えのある試合が多かったと思います。
S4では成功しなかったもののPEACE選手へと投げた「Love Magic」は痺れました。
好きな試合はもちろんS3の名シーン。「打打打打打打打打打打」です。
これまでのIIDXのSILK HATは完全に解散。
ファンの私にとっては寂しいですね。S4終了後の感謝祭イベントに参加して感謝を伝えられたのでまだ良かった、そう思うことにしています。
新しい歴史を楽しみにしましょう。
8$.選手
S2:SUPERNOVA Tohoku3巡目
S3・S4:TAITO STATION Tradz3巡目
中難易度を器用にこなす下町の技巧派。
S2ではレベル11専門として、S3では多彩な武器で1本を勝ち取る強さを見せる。
S4は強敵と対峙し苦しいシーズンとなる。
S5エントリー期間中に参加しないことを表明。
S2,S3の選曲を見るとバラエティに富んでいて器用な選手だったと思っています。
S4はチームの難所を一身に引き受けている感じもあり、その姿は逞しかった。。
緊張のかかる場面も多く、その度に思うようなプレーが出せなくて苦しむというのもありましたが、応援したくなるプロでした。
個人的に好きな試合はvsDON*選手の「ラクエン」です。S4のスクラッチの戦いに身を投じた集大成に思えて。
KENTAN選手
ZERO:TEAM MIRIN
2021:APINA VRAMeS 4巡目
S2:APINA VRAMeS 3巡目
S3:APINA VRAMeS 4巡目
S4:TAITO STATION Tradz 4巡目
勝負強さのある最年長選手。
普段はチームを支えつつ、ここぞの場面で勝利をもぎ取る頼もしさを見せ続けた。
S5エントリー期間終了後に参加しないことを表明
今回紹介する選手の中では最長の出場記録ですね。
チームのピンチに呼応するかのように重要な局面で勝利を掴むのでチームの流れを変えるとかそういったことに長けているのだろうなと思ってました。
好きな試合はS4のvs1-PIN選手の「The Best of Both Worlds」ですね。今見てもすごい譜面。
1-PIN選手
2021・S2・S3:レジャーランド1巡目
S4:ROUND1 2巡目
オールレンジで戦えるBEMANIマエストロ。
レジャーランドの2021の辛酸、S2の大躍進、S3の苦戦のただならぬ歴史を乗り越えたリーダー。
S4ではROUND1で脅威の2巡目として着実にptを取り続けた。
S5エントリー期間中に出場しないことを表明。
バランスが良くどこにでも配置できる柔軟性とレジャーランドの巧みなオーダーが噛み合っていたなと思う選手でした。S4のROUND1でも痒いところに手の届く強みが存分に発揮されていたと思います。
好きな試合はS2のvsPEACE選手の「FUTURE is Dead」ですね。S2のレジャーランドの勢いを確固たるものにしました。
ボルテ編
KND*48TE(よばて)選手
S2・S3:APINA VRAMeS 2巡目
かなでちゃん愛の体現者。
BPL初戦大将戦で派手に「混乱少女♡そふらんちゃん!!」を披露したのが記憶に新しい。
S2は骨折による故障に見舞われたがS3ではチームをセミファイナルに導き、健闘した。
S5エントリー期間中に参加しないことを表明。
メガミックスも強く高難度も押せるAPINA VRAMeSをより強固にしていた選手だと思います。
そふらんちゃんをフルで出せたのはあの一回きりだったと思うと少し寂しいですね。
よく動きいいリアクションで試合の顔元カメラが特に楽しい選手でした。
個人的に好きな試合はS3のvsSIRON.選手のメガミックスバトルですね。本番強さも魅力です。
–H.R.–(ほうらい)選手
S2・S3 :GiGO1巡目
高い精度力を見せる不死鳥。
S2では準優勝に終わるも決勝のMURAKAMI選手との名勝負は今も焼き付いている。
S3はあと一歩及ばずの結果となってしまった。
S5エントリー期間終了後に参加しないことを表明。
高い鍵盤力で他を寄せ付けない精度を叩き出す選手でした。
メガミックスでも強く、タッグバトルで組んでも超安定と万能型でGiGOのエースという感じでしたね。S2のあの名勝負は今後ずっと語れる自信があります。
個人的に強いてその試合以外を挙げるとすればS3のvsDAIKI.選手の大将戦ですね。
勢いの止まらなかったS3のSILK HATに唯一土をつけた。。
KANEKO選手
S2・S3:GAME PANIC1巡目
愛のSOUND VOLTEXであり、ヒーロー。
卓越した精度と恐ろしい初見力で圧巻の新曲全勝を果たす。
チームのピンチを幾度となく救い、初見PUCを複数回達成するなどの記録も打ち立てた。
S3終了後しばらくで選手としての引退を宣言。
明確な弱点は少なく敵にすると厄介なタイプだったと思います。新曲ありの大将戦では2勝を取るのが多分一番難しいでしょう。
S3の始まるとき、この動画を見ていました。
間違いなく記憶に残るプレーと語り継がれるプロの姿でした。
好きな試合はvsXD*POTE選手での新曲「SΛMVICΛ 」ですね。
XD*LEVI.(レビアーン)選手
S3:TAITO STATION Tradz1巡目
圧倒的破壊力の異国の挑戦者。
高難易度でも初見でもものともしない対応力と高精度を見せる。
決勝の舞台の新曲では超高難度にも関わらず990万点の偉業を達成する。
S5のエントリー開始時に参加しないことを表明。
この選手を知らない人が上の説明だけを読んだら絶対に筋骨隆々の人が思い浮かぶはず。
上の文が嘘になりかねない繊細さを持つ選手でした。
好きな試合はセミファイナルのメガミックスバトルですね。一番楽しそう。
PNT*EEB(ぺんた)選手
S2・S3:レジャーランド3巡目
ひたむきさが光るボルテ道場師範。
S2・クォーターファイナルではレジャーランドの大ピンチの中PICOLTEX選手の二人で果敢に戦った。
S3は苦戦を強いられるシーズンとなった。
S5エントリー期間終了後に参加しないことを表明。
勝利を狙う戦略もしっかりとしていて選曲も好きでした。
S3の苦しさはチーム状況もずっとよくないので胃の痛い感じでしたが最後にやっと報われた感じがしてホッとしましたね。あとこの勝利を掴んだメガミックスもいい振り切りの選曲でよかったです。
好きな試合は、S2・クォーターファイナルの「Star☆Beat」ですね。とても記憶に残っている。
改めて見たら開始前も満面の笑みでした。
KIK選手
S2・S3:SUPERNOVA Tohoku3巡目
勝利をもぎ取る雑食獣。
メガミックスバトルでもptを稼ぎ、TSUMAMIにおいては強靭なBOLL選手に針の穴を通すような勝利を掴む。S3では不測の事態で参戦が叶わなかった。
S5ドラフトメンバー公開後参加していないことを表明
今回紹介した選手はS3(ボルテ)・S4(IIDX)で選ばれていて、かつ今回はドラフトに参加していない人。KIK選手もそうですね。
試合自体が少ないのですがやはり上の紹介にもある大将戦の勝利はしっかり覚えています。
S3も期待していたのでやはりあのチーム消滅は残念でした。
とはいえリベンジでS5に出るというのは(ボルテは特に)並大抵ではないです。
S4がなく、S5もあるかどうかさえ確かでない中で実力を維持することの難しさ。
1年以上の間とどんどん追加される令和譜面。
そこに追いつける人しか残りません。特にSUPERNOVA Tohokuに選ばれた7C選手、TORIDE選手はエントリーしていますが、この二人が相当すごいです。
感謝
全員がそうなので個々の感想には書いていませんが、ここでまとめて書いておきます。
BPLの歴史をつくった、語る上で欠かせない選手たちです。いなければS5まで続いていなかったかもしれない。
これまでお疲れさまでした。BPLを魅力あふれるものにしていただき、ありがとうございました。
ドラフトは明日8月20日18時〜。新しい歴史誕生の瞬間をぜひ見届けましょう。