【BPLS3 IIDX】レギュラーステージ第4試合GAME PANIC vs ROUND1振り返り

BPLS3

究極の打鍵音

こんにちは、いづです。

BPL公式のメンバーシップ特典、インタビューとLiveActの他「プレーバック 「今週のBPL」 ~会場の雰囲気と打鍵音を添えて~ 」がありますね。

試合の中で特に光った選手の技巧、打鍵音が楽しめるコンテンツなのですが、まあ今週はなんとなく。。あの選手かなと思っていました。やはりすごかったですね。手の動かし方から違います。

さて第4試合はGAME PANIC(以下ゲーパニ)とROUND1の試合。2年ぶりPEACE選手とKUREI選手の直接対決。どうなるでしょうか。

先鋒戦テーマCHORD

選曲予想

TAKA.S選手:NRG STAR ’86 feat. 大山愛未
NAGACH選手:犬に雨傘

実際の選曲

TAKA.S選手:Breakin’ Chain
NAGACH選手:So Punky

Breakin’ Chain MAX2338
2323−2327
So Punky MAX2014
1968−1984

「Breakin’ Chain」は軸押しとトリル多めの譜面。正規譜面だと綺麗で押しやすい譜面のためあまりこういう場で選ばれる印象のなかった曲。心臓勝負になります。

最初は両者MAXペース。じわじわ両者GREATが出てNAGACH選手が7点ほどリードします。
最後はTAKA.S選手が縮めていきますが4点差でNAGACH選手の勝利。

勝負師NAGACH選手初戦とは思えない安定感。見事心臓勝負を勝ち切りました。

「So Punky」は歌物でサビはCHORDらしく同時押しの多い譜面。サビ前はやや細かい乱打配置が入っているくらいでしょうか。事前予想のズレハネとは真逆の選曲でびっくりしました。
オプションは両者RANDOM。

同時押し部分では大きく差が出ず、細かい鍵盤で差がついていきNAGACH選手がリード。
そのまま縮まることなく最後までじわじわ差をつけていきNAGACH選手の勝利。

TAKA.S選手は自己ベストがついていません(今作プレーなし)でしたね。
これもNAGACH選手の選曲理由になったのでしょうか。

PEAKの曲数は減ったとはいえこの対策量、やはり膨大ですね。。。しかも見えている曲で全部じゃないですし。

磨いた武器できっちり勝ったNAGACH選手。頼もしい姿を見せてくれました。

中堅戦テーマSCRATCH

選曲予想

MIKAMO選手:灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)
I6VV選手:NO LIMIT -オレ達に限界は無い-

実際の選曲

MIKAMO選手:Really Love
I6VV選手:俺ら東京さ行ぐだ

Really Love MAX1796
1765−1744
俺ら東京さ行ぐだ MAX2014
2008−1992

「Really Love」は曲に合わせた2連スクラッチ+鍵盤が特徴的な譜面。1PはオプションをMIRRORにすると鍵盤が皿側から離れるのでやりやすいとされています。そのためか両者オプションはMIRROR。

序盤からMIKAMO選手が完璧な立ち上がり。I6VV選手がわずかにGREATを出しただけグラフの差が開いていきます。目立ったミスがないのに開いていく差には恐ろしさがありますね。
その後も10点以上の差は保たれそのままMIKAMO選手の勝利。

MIKAMO選手さすがの仕上がり。。自己ベストに近いスコアを出されては敵わないですね。。

「俺ら東京さ行ぐだ」はS3で2回目の選曲。速度変化は予習必須、選手的には投げやすい1曲なのかもしれません。

オプションはMIKAMO選手は正規。I6VV選手はRーRANDOM。プレーサイドの関係上MIKAMO選手はCHP*1E選手と同じ形の譜面。CYBERX選手はS-RANDOM。選手によって行き着く答えが違うのが面白いですね。

MIKAMO選手が最初6点ほどのリード。その点差からはなかなか動きません。MIKAMO選手もI6VV選手もGREATがない地帯がかなり長かったですね。点数グラフを見返してみると平坦なところが多い(点差が動いていない)ことがわかります。
最後こそI6VV選手にややGOODが出て10点差より大きくなりましたがかなり接戦でした。

完全に対策済みと言わんばかりのスコアでMIKAMO選手の勝利。自己ベスト同点。完全に仕上がっていました。
I6VV選手も決して崩れたわけでもなくCHP*1E選手よりも高いスコアを出しています。ただMIKAMO選手に勝つには足りなかった。。

大将戦テーマCHORD

選曲予想

PEACE選手:BabeL ~Grand Story~
KUREI選手:ミュージック・アワー

実際の選曲

PEACE選手:明鏡止水
KUREI選手:LIKE A VAMPIRE

明鏡止水 MAX2886
2831−2806
LIKE A VAMPIRE MAX2830
2813−2809

「明鏡止水」はPEACE選手のリーサルウェポン。出された相手は敗北する。そんな言葉が脳裏をよぎるほどに凶悪です。
S2でも投げられ続けた「明鏡止水」、その中で選手間トップのスコアを正規オプションで叩き出しています。

オプションは両者正規。別に押しやすくはない正規ですがPEACE選手は前回に引き続き。
KUREI選手も十分に対策してきたことが伺えます。

その対策のおかげか序盤はKUREI選手がリードします。しかしPEACE選手にじわじわと迫られ、いつの間にかひっくり返り気づけば10数点の差に。
最後の速度変化しながらの同時押しでKUREI選手が全GOODをしてしまい点数が20点差になっていました。PEACE選手の勝利。

見た時に今日のプレーバックを確信しましたねこれは。。KUREI選手は何も悪いことはしていない、なんならミスもなくフルコンをしている。。ただPEACE選手が強すぎる。KUREI選手の自己ベストさえ超えています。

この時点でゲーパニの勝利。

「LIKE A VAMPIRE」は意外と高速、高密度譜面。ドラム合わせの2連打や曲調に合わせた同時押しでやや精神勝負の節があります。KUREI選手の得意なフィールドにも見えますね。

PEACE選手はMIRROR。KUREI選手はR-RANDOM。2連打が皿のそばの1番の鍵盤にくるのでそこはずらしたいでしょう。

最初から後半まで微差ながらKUREI選手がリードを保ちます。さすがこういう勝負に本当に強いです。
しかし最後の最後、ギターのオルタにあわせた短いジャリジャリ階段でひっくり返り、PEACE選手がリード、そのまま守り切って勝利。

PEACE選手がひたすらにうまい。。自己ベストを更新しています。KUREI選手も高精度で勝利は目前でしたが届かず。。ひっくり返る時が本当に一瞬で儚さすら覚えました。
2年ぶりの勝負はPEACE選手の2勝で幕を閉じました。

展開予想の答え合わせ

よって先鋒戦1勝ずつ、中堅戦ゲーパニ2勝、大将戦1勝ずつでゲーパニの勝利を予想します。

先鋒戦と大将戦が違いましたね。。

最高レベルの火力

確実に2タテをしたいというのは選曲「明鏡止水」からも伝わっていました。S2での大活躍から引き続き恐ろしい選手として本当に楽しみですね。

ゲーパニは理想的なゲームメイクに成功しました。2枚看板のコストは大きく消費しましたがptも大稼ぎしWリーグ内で頭一つ抜け出せそうです。
今回負けてしまったTAKA.S選手も主戦場のレベル12が後半に待っているのでそこで活躍する予定なのでしょう。

ROUND1にとってはNAGACH選手の作った流れを引き継ぎたかったところ。しかし相手の火力が高すぎました。

勝利したNAGACH選手はもちろんの事、I6VV選手もKUREI選手もどちらも高水準スコアが出ています。当たり前といえばそうですがそれだけでは勝てないのが厳しいところですね。

ただROUND1は毎年開幕戦は勝てていないのでここから復調していく姿は容易に想像できます。
今回はMIKAMO選手PEACE選手の並びがひたすら強い、そう感じる試合でした。

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