【BPLS3 IIDX】セカンドステージ第8試合GiGO vs TAITO STATION Tradz振り返り

BPLS3

あのドラマから約1年

こんにちは、いづです。

展開予想でも触れましたが、GiGOとTAITO STATION Tradz(以下Tradz)はS2で次ステージの進出を最後まで争った2チーム。

GiGOがこれまでの苦しさを跳ね除けるあのシーンは、
見る人によってはやはり喜劇であり悲劇でした。。
あれからもう1年。またしても大将SOF-LANで決着の時。

先鋒戦テーマTREND

選曲予想

LOOT選手:Sunny Day Vibes
8S.選手:楽園追放

実際の選曲

LOOT選手:Rewind Time
8S.選手:Summerblue

Rewind Time MAX2214
2206−2194
Summerblue MAX2464
2402−2428

「Rewind Time」はずっと同じ密度で降る譜面。
正規譜面がやりやすい心臓勝負でまさにLOOT選手らしい選曲です。

オプションはLOOT選手が正規で8S.選手がR-RANDOM。
R-RANDOMも形が大きく崩れないのでやりやすいでしょう。

序盤は2点ほど8S.選手がリード。この曲は2点でも大きいです。
長いことこのリードが続いたので決まるかと思いましたが8S.選手に黄GREATが出始め同点、
ついには逆転します。そこからなんと11点まで広がります。
後半はほぼ無敵の集中力でLOOT選手が捌き、そのまま勝利。

MAX-8でLOOT選手が勝利。中盤からの精度が凄まじかった。。
持ち味を活かした勝利で気持ちいいですね。

「Summerblue」は階段配置を含むジャラジャラとした譜面。
細かな音に対応する鍵盤を捌く8S.選手の得意そうな譜面です。

オプションはLOOT選手がR-RANDOMで8S.選手がRANDOM。
正規譜面もそこまで悪くないのでR-RANDOMで崩さずに行ったか。
序盤から8S.選手がリード。中盤まで20点とかなりのリードを稼ぎ、
そこからは動くものの縮まらない展開に。
8S.選手の勝利。

ジャラジャラ系の鍵盤、この手の譜面の8S.選手は安心感がありますね。
そして1本を取れる頼もしさ。。

名刺交換のような形で先鋒戦が終了。

中堅戦テーマNOTES

選曲予想

CYBERX選手:Macuilxochitl
RIOO選手:MINT

実際の選曲

CYBERX選手:ハイテックトキオ
RIOO選手:デッドボヲルdeホームラン → SOLID WYVERN

ハイテックトキオ MAX2310
2268−2284
SOLID WYVERN MAX2666
2649−2643

「ハイテックトキオ」はマルチスピンスクラッチが特徴的な譜面。
鍵盤は普通なのでスクラッチとの絡み以外は心臓勝負気味です。

序盤からRIOO選手がリード。
この曲の特徴的な「HITECHTOKIO」という声ネタとマルチスピンスクラッチが合わさるわけですが、その地帯までなんとRIOO選手黄GREATが1個しか出ていません。
そしてその声ネタの後はスクラッチとの絡み、
これがだいぶ取りづらいですがうまく捌いてリードを広げます。
そのままRIOO選手の勝利。

RIOO選手が相当仕上がっていましたね。。
自己ベストマイナス3かつ鉄壁のCYBERX選手の自選をついに破りました。

「デッドボヲルdeホームラン」はスウィング系のハネ譜面。
精度が出しづらいタイプの譜面ですがかなりの武器曲の模様。

対して「SOLID WYVERN」は心臓勝負気味。トリル以外はほぼ密度の変わらない鍵盤譜面です。
これはだいぶCYBERX選手有利の曲に変わったか。

序盤からCYBERX選手リード。盆踊り地帯とも呼ばれる箇所でもじわじわと広げていきます。
RIOO選手もじわじわと詰めていきますが詰め切ることができません。
そのままCYBERX選手の勝利。

心臓勝負はやはりこの人。CYBERX選手の本領発揮ですね。
今まで取られなかった自選を取られた代わりに1勝をもぎ取っていきます。
この予想外からの立て直し、そして仕事をしきる。まさに精密機械。。
しかしこの1勝があるからこそRIOO選手の1勝もまた大きいです。

引き分けのまま運命の大将戦へ。

大将戦テーマSOF-LAN

選曲予想

CORIVE選手:PARANOiA ~HADES~
KKM*選手:ピアノ独奏無言歌 “灰燼”

実際の選曲

CORIVE選手:Fascination MAXX
KKM*選手:冥

Fascination MAXX MAX2626
2523−2520
冥 MAX4000
3541−3815

「Fascination MAXX」はたくさんの要素を持つ譜面。
まずアーティスト名「100−200−400」からわかるBPM。
特徴的かつ大幅に変化するので覚えていないとできません。
中盤の長すぎる縦連打や階段などもあります。

オプションはCORIVE選手がMIRRORでKKM*選手が正規。
プレーサイドが違うので実質同じような譜面ですね。
縦連打の位置を崩したくないのでしょう。

開幕は螺旋階段、ここで16点ほどKKM*選手が引き離します。
螺旋階段が終わって少し経つと速度が100→400になります。
CORIVE選手は螺旋階段が終わった直後にギアチェン。
KKM*選手は速度変化直前にギアチェン。
ここでKKM*選手が黄ばみ序盤のリードをグッと減らします。
BPM400地帯の同時押し地帯でCORIVE選手が逆転。
そしてこの後BPM100に戻って階段。
ここを我慢するCORIVE選手とギアチェンするKKM*選手。
グッと差が開きます。
ここから連打地帯までに15点ほどのリードを守る形。

そして問題の連打地帯。。

片手でガチ押しは真似できない領域に来てしまっていますね。。
CORIVE選手の押し方がまだできそうに見えてしまっていますが、普通は全部光りません。
超次元な連打処理を見せつけられましたが両者完璧のため差が縮まらず。

その後の螺旋階段ではまたしても差が縮まる形。
わずかにCORIVE選手がミス。縮まり同点へ。。
最後に低速、すぐ高速化するため両者我慢。
BPM400地帯でわずかにCORIVE選手がリード。そのまま勝利。

詳細に語ろうとすればここまで長い、
熾烈かつ劇的な争いをCORIVE選手が制しました。。
得意テーマSOF-LANで見せた意地がかっこよすぎますね。

「冥」は低速化とそこからの高速化が特徴的。
ギアチェンをすると戻す暇がないため低速我慢が必要になります。

オプションはCORIVE選手がR-RANDOM、KKM*選手がRANDOM。
がCORIVE選手のR-RANDOMはだいぶ望ましくない譜面。
右プレーヤーの6軸は厳しいものがあります。。

曲と共に開いていく差、KENTAN選手のときの「Everlasting Message」を思い出しますね。。
低速あけでは250点もの差をつけそのまま勝利。

高物量も捌けるかというテクニックではなく、
精度勝負に変えられる強さがありますね。。これがKKM*選手。

展開予想の答え合わせ

よって先鋒戦中堅戦大将戦1勝ずつで引き分けを予想します。

ストラテジーを含めてあっていました。

全員が譲らなかった

大将戦はやはり派手で見応えがありましたが、
中堅のストラテジー込みでの引き分けも鍵になっていました。
2タテが必須な展開になっていたら負けていたと考えるとこの中堅戦も貴重です。

ここの引き分けでGiGOは他力ではありますが可能性を残しました。
正味「最強」が過言でないKKM*選手から1本をとって繋げたのは素晴らしい。。

さて次のステージ進出条件は次の試合次第。以下になります。
縦がTradzで、横がGiGOです。

Tradz\GiGO
TradzTradzTradz
得点次第TradzTradz
GiGOTradzTradz
得点次第はGiGOが10点以上獲得の必要。

1行目でわかる通り次の試合にTradzが勝利で進出確定。
問答無用でGiGOが敗退となります。

まあほとんどTradzなのですが、可能性さえ残っていればわずかな隙間から通してくる。
それがGiGOです。
Tradzは次の試合で勝利して確定させたいところ。

GiGOが一縷の望みを繋ぎ止めた試合でした。

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