【BPLS3 ボルテ】レギュラーステージ第12試合TAITO STATION Tradz vs SILKHAT振り返り

BPLS3

止まった

こんにちは、いづです。

第12試合はTAITO STATION Tradz(以下Tradz)とSILKHATの試合。
前回の暗転に続き試合の放送が止まるトラブルがありましたね。
これがIIDXのときによくあったんですよね。懐かしさと微妙な気分が蘇りました。

あまりに良いところだったので修正版が公式から出ましたね。

生放送とは別に試合ごとにこうやって分割しても良いのではないか
と思ったりもするのですが動画数が増えて微妙ですかね。
分割されたら筆者が振り返りやすくなって喜びますが。。

先鋒戦

350B1選手

上海紅茶館 ~ Chinese Tea Orchid Remix(VVD18)
夢幻泡影(MXM18)
物凄い勢いでけーねが物凄いうた(XCD18)
Ice Fortress(MXM18)
天穹のアルカナビット(MXM18)

HAND-TRIPやONE-HAND気味でミスを誘発しやすい「上海紅茶館」「けーね」。
難しい高速鍵盤「夢幻泡影」「Ice Fortress」「天穹のアルカナビット」。
ミスを誘発しやすい曲はゲージなしでも差がつきます。高速鍵盤曲はどちらかというとゲージ使用向き。ゲージ使う曲と使わない曲がはっきりしているタイプ。

STR選手

MAYHEM(EXH18)
Scat Jazz Dance(MXM18)
She is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん(VVD18)
Fairy_dancing_in_lake(VVD18)
NOT YOUR IDOL(MXM18)

こちらもゲージを使う枠の鍵盤曲「MAYHEM」「NOT YOUR IDOL」。
つまみや出張でゲージなしでも強い残り3曲。SILKHATの伝統「She is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん」。。
そしてSTR選手がS-PUCを達成している「NOT YOUR IDOL」がついにきましたね。

350B1(先攻)STR(後攻)
MAYHEM11
上海紅茶館 ~ Chinese Tea Orchid Remix11
Scat Jazz Dance11
夢幻泡影5(L2)
She is my wife
すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん
8(L3)
物凄い勢いでけーねが物凄いうた11
MAYHEM5(L2)
Ice Fortress(L3)1
Fairy_dancing_in_lake11
天穹のアルカナビット(L3)1
NOT YOUR IDOL5(L2)
天穹のアルカナビット5(L2)(L1)
1525
(L)はゲージ消費

動いたのは350B1選手の「夢幻泡影」。
高速鍵盤は350B1選手の領域と言わんばかりの選曲。自信を持って圧倒しました。

しかし返しの「She is my wife」。
STR選手がつまみをミスするものの鍵盤精度は完璧。通しました。

次にSTR選手の「MAYHEM」。BPM998という狂気でつまみとロングノーツを外したくない選曲。
両者外しません。鍵盤は350B1選手が1個だけCRITICAL。STR選手がS-PUCで通し切ります。
350B1選手はここがS-PUCでもSTR選手が星を取る形になりますが惜しい結果に。

返しの350B1選手のレベル3「Ice Fortress」。
トリルからの32分鍵盤に切り替わる譜面。
この曲はSTR選手がROUND1戦で投げて勝利していた楽曲。
350B1選手も通し切る気で投げてきました。
しかし。。

伝説が生まれてしまいました。

350B1選手も序盤のミスとあの配置での1個のCRITICALしかなかったですね。
この難所は何個もCRITICALが出て普通はその差を帳消しにできるのですが完璧を前には無理だった。。

鍵盤譜面からの温度差で風邪をひきそうな「Fairy_dancing_in_lake」を両者完璧に抑え350B1選手の次なる一手、「天穹のアルカナビット」。

これも350B1選手の得意の高速鍵盤。しかしSTR選手がセーブ。
STR選手CRITICAL1個かな。。350B1選手も3個くらいしか見当たらなかったのですが。。

そしてSTR選手のレベル2「NOT YOUR IDOL」。
速度が変わる高速螺旋階段。STR選手が完璧に通しました。
それまでの同時押しにCRITCALがなかったらS-PUCだったか。。
ここで10−25。残り1ターン。STR選手の勝利が確定しました。

この試合「Ice Fortress」と「NOT YOUR IDOL」が輝きすぎていて見失いがちですが通常の曲は全て満点通過の展開。
「けーね」「Scat Jazz Dance」「Fairy_dancing_in_lake」とつまみが難しくミスなしで通過もかなり難しい曲たちをです。S2やKACでうっすらと頭にあった「350B1選手にはつまみが刺さる」というイメージは払拭されました。
その上でSTR選手には得意の武器が刺さらなかった。。最後こそ通せたものの悔しいですね。

STR選手は次元を超えていました。前回の負けを超えてまた強くなってしまったか。。

中堅戦テーマPEAK

選曲予想

Tradz:Line 4 Ruin -kohumix-(MXM)
SILKHAT:スノウイコン(MXM)

実際の選曲

Tradz:Line 4 Ruin -kohumix-(MXM)
SILKHAT:おーまい!らぶりー!すうぃーてぃ!だーりん!(MXM)

Line 4 Ruin -kohumix-
11761(−25)ー11728(−58)
おーまい!らぶりー!すうぃーてぃ!だーりん!
11954(−20)ー11965(−9)

Tradz側の自選「Line 4 Ruin -kohumix-」

予想的中のこの曲。MURAKAMI選手がS2で自選曲として投げた曲。
鍵盤密度が高くFXチップと白鍵盤の交互押し配置が難しい譜面。

序盤082選手にミスが出てTradzが大きくリード。じわじわ取り返されていきますがこの曲の難所。
FXと白鍵盤の交互押しでどんどん差が開いていきます。

譜面保管所 様より引用

純粋に交互なわけではなく混じるところがひたすらいやらしく、上手く押さないと巻き込むのが最悪ですね。。ここを丁寧に押し切ってTradzが勝利。

XD*LEVI.選手もMURAKAMI選手も高水準のスコアで勝ち切りました。
10個付近はなかなか出せない気がします。(DAIKI.選手もしれっと出しているけれども。。)

SILKHAT側の自選「おーまい!らぶりー!すうぃーてぃ!だーりん!」

タイトルを何度か連呼する際の独特な配置が特徴的。
とはいえ全体的に心臓勝負になりがちか。

本当に微差で進行。
全くわからない展開が続きますがXD*LEVI.選手の鍵盤ミスが響きます。
10点程度のリードでそのまま1,2フィニッシュ。

ちょっと怖い心臓勝負を勝ち切りました。
SILKHAT2人合計で10個以内は素晴らしい精度。

前の曲もそうですが082選手のありえない運指が面白いので是非もう一度見てください。

大将戦テーマNOTES

選曲予想

350B1選手:Sayonara Planet Wars(EXH)
STR選手:そして黄金郷へ(MXM)

実際の選曲

350B1選手:We Go Down(MXM)
STR選手:Bl∞min’(MXM)

新曲:La Nostra Storia(MXM)

We Go Down
6869(−8)−6873(−4)
Bl∞min’
9295(−15)−9295(−15)
La Nostra Storia
8321(−20)−8309(−32)

350B1選手の自選曲「We Go Down」

「We Go Down」はあまり類を見ない片手配置や直角を回しながらの配置が難しいか。
ずっと難しいわけではなく局所的な難しさでまさにPEAK。

序盤は微差でSTR選手がリード。要対策の配置も一切崩れていないのでかなり対策済みに見えますね。
さあ問題の配置。

見た目の5倍くらい難しい、同時押し鍵盤が3セットのこの配置。
最後の鍵盤がつまみと同時になっているので図の場合は左手で最後つまみを回す必要があります。
しかし鍵盤のスタートは左側から。これを右手では難しいです。

つまり最初の鍵盤を左手でとり高速でつまみに戻す必要があります。
これが解説で触れられていたハンドスピード。

結果は刺さらず。両選手この画面のスコアの差そのままで勝ち切りました。

STR選手が自己ベスト更新し勝利。
350B1選手もミスはなく難所も完璧、だけど届かない。。

STR選手の選曲「Bl∞min’」

「Bl∞min’」は途中の低速化と徐々に元に戻る箇所が特徴的。それ以外に十分密度が高い譜面。
前の「We Go Down」と比べてもEXSCOREが非常に高いですね。
これは物量の多さを示しています。

序盤はトリルがCRITICALに寄ったSTR選手。350B1選手がリードします。
しかし低速化までSTR選手がCRITICALを出さず追い詰めていきます。
しれっと一番怖いですね。

ただ低速からの加速は350B1選手も高精度。詰められた差を取り戻します。

しかし最後のトリルに近い配置で差がグッと縮まります。

この配置はSTR選手のやり方でとろうとするとぶれやすく、かといって350B1選手のやり方をすると両手が絡まりやすい嫌な配置。

あけた先には同点。静かに終わっていきました。(配信は止まりました。)

この曲は350B1選手が安定しSTR選手がやや黄ばむ展開が続いたものの、難所を全部綺麗に光らせて追いついていく姿が印象的でしたね。。

ここで同点によりSILKHATが勝利を確定。

新曲「La Nostra Storia」

新曲は「La Nostra Storia」。コンポーザーは「polysha w/ mikanzil」。
採用曲多数のコンポーザー「polysha」と「Bye or not」などがある「mikanzil」。
「polysha」の歌物の採用は初ですかね。
EFFECTERは「Hananashi Karin」。「ON THE WORLD」に続き2曲目。

試合の展開はかなり拮抗。大きな差がつきません。
しかしじわじわと350B1選手がリード。
終盤3連の階段が連続で降る配置で350B1選手が大きく差を広げてUCで勝利。

やられるだけでは終わらない350B1選手。
最後に魅せましたね、初見で20以内に抑えるのはなかなか至難です。

展開予想の答え合わせ

というわけで先鋒戦SILKHAT、中堅戦1勝ずつ。大将戦Tradz1勝SILKHAT2勝の4−8。SILKHATの勝利を予想します。

同点以外はあってました。ちなみにSILKHATの勝っている試合全て同点があります。

暴れ尽くした?

STR選手が猛威を振るい止められなかったように見えるこの試合。

逆にTradzだからここまで接戦になったのではと思います。
大将戦は完全に引き分け。なかなかできることではないと思います。
中堅戦もイーブン。勝敗を分けたのは先鋒戦です。
まあ先鋒戦も目眩がする高次元でしたが。。
Tradzとしてはレギュラーステージより後での再戦を待ち望むばかり。。

SILKHATは一足先に3勝目。次のステージの進出がより濃厚になったか。
この後の2試合DAIKI.選手が大将2回できるのであまり不安要素はないか。。

激戦の末、立っていたのは侵略者。

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