【BPLS3 ボルテ】セミファイナル第1試合SILKHAT vs APINA VRAMeS振り返り

BPLS3

最終章

こんにちは、いづです。
ご無沙汰しております。

セミファイナル、ファイナルがあっという間に終わってから早1ヶ月になろうというところ、
ついに無料公開が来ましたね。
激闘を詳細に振り返っていきましょう。
セミファイナル第1試合はレギュラーステージ1位通過のSILKHATと4位のAPINA VRAMeS(以下アピナ)。レギュラーステージではSILKHATに軍配があがりましたが今回はどうなるか

またS3のセミファイナル・ファイナルはコストあり。ざっくりいうと大将に出る選手は中堅と副将戦に出られません。

オーダーすらわからないまま予想した形。

オーダー予想の答え合わせ

予想

SILKHATアピナ
STR先鋒戦
メガミックス
区分B・17~18
KND*48TE
082
DAIKI.
次鋒戦
タッグバトル
17・HAND-TRIP
PAPER.
YU11
STR中堅戦
メガミックス
区分C・18
YU11
082
STR
副将戦
タッグバトル
18・PEAK
PAPER.
YU11
DAIKI.大将戦
シングルバトル
19・NOTES
KND*48TE

的中。YU11選手やはり中堅。

先鋒戦・メガミックス区分B

STR選手

Be a Hero!(MXM18)
Rebellio(MXM18)
準備運動(MXM18)
Sacrifice and Faith(MXM18)
Redshift(MXM18)

鍵盤の難しい曲をかき集めた構成。このメガミックスバトルはレベル17が選べるのですが(中堅は選べない)、一切関係なくパワーで押してきた印象。

KND*48TE選手

超☆超☆光☆速☆出☆前☆最☆速!!! スピード★スター★かなで(EXH17)
TWO-TORIAL(EXH17)
444(MXM17)
NEON LOVE♥POTION!!!(MXM17)
Liévre -blanche-(MXM17)

レベル17が選べるメガミックスはここだけなのでレベル17全振り。
ギア使用時も心臓勝負になるか。

STR(先攻)KND*48TE(後攻)
超☆超☆光☆速☆出☆前☆最☆速!!!
スピード★スター★かなで
11
Be a Hero!11
超☆超☆光☆速☆出☆前☆最☆速!!!
スピード★スター★かなで
11
Rebellio1
TWO-TORIAL18(L3)
準備運動8(L3)
44411
Sacrifice and Faith11
NEON LOVE♥POTION!!!1(L2)
Redshift5(L2)
Liévre -blanche-1
Rebellio5(L2)(L3)
2614
(L)はゲージ消費

動いたのはKND*48TE選手の「TWO-TORIAL」。チュートリアルの名の通り最初に「お手本」の音が流れて次にそれに合わせた操作をするという譜面。
わずかにCRITICALが出るも差がつかず両者勝利。
返しの「準備運動」はゲシュタルト崩壊を起こしかねない繰り返し譜面。
両選手ミスこそ出ませんがSTR選手が丁寧に捌いていきます。CRITICALを見つけるのが難しいほど正確。STR選手が勝ち切り。大きく差はつきません。

続く「NEON LOVE♥POTION!!!」はロングノーツとトリルが絡むものの押しやすく心臓勝負気味か。
わずかなCRITICALからSTR選手が引き離し、そのまま決着。S-PUCを叩き出した。。
返しの「Redshift」は高密度鍵盤譜面。STR選手が細かい鍵盤のそのほとんどを光らせて勝ち切り大きなリードを作ります。
残り2ターンここで21−13。次の曲で同点だともうKND*48TE選手の逆転はなくなりますが、
11ターン目「Liévre -blanche-」。切れやすいうねうねつまみでSTR選手にわずかにミス。KND*48TE選手が勝利し21−14。7点差、ゲージも3個で逆転の目を生み出しました。

最後のターンにKND*48TE選手が選んだのは「Rebellio」。トリルや連打が多くS-CRITICALの勝負は緊張感がまとわりつく曲。
開幕からシーソーゲーム。KND*48TE選手がリードしますがすぐに差が0。
終盤の連打を押し切ったSTR選手がリードし、そのまま勝ち切り。

11ターン目あたりはヒヤッとしましたが抜群の精度で勝ち切りました。STR選手の勝負強さ。まずは一勝、というところですが勢いづけました。

次鋒戦テーマHAND-TRIP

選曲予想

SILKHAT:FUJIMORI -祭- FESTIVAL(MXM)
アピナ:Aliquam(EXH)

実際の選曲

SILKHAT:Help me, ERINNNNNN!! -Cranky remix-(EXH)
アピナ:エンゲージ〆ント(MXM)

Help me, ERINNNNNN!! -Cranky remix-
11927(−33)ー11941(−19)
エンゲージ〆ント
12659(−13)ー12647(−25)

SILKHAT側自選「Help me, ERINNNNNN!! -Cranky remix-」

「Help me, ERINNNNNN!! -Cranky remix-」は「Help me, ERINNNNNN!!」五種のひとつ。
片手配置がバラエティ豊か。片手で両側のFXを取らせる配置が多いですね。覚えていないと難しいタイプの曲。

序盤からほぼ拮抗。開幕から差がつきそうな箇所が多いのですが動きません。
ほぼ拮抗のままこの曲のサビ。ここで082選手が崩れて大きくアピナ側がリード。
そのまま変わる気配がなくアピナが勝利。

アピナ側が凄まじい精度で勝ち切りました。YU11選手もPAPER.選手もほぼ並んでおりこれはミスがなくてもだいぶ厳しかったか。
この感じは十分に対策ができていたようにも見えました。
ここで先鋒戦のリードを奪い返します。

アピナ側自選「エンゲージ〆ント」

「エンゲージ〆ント」はONE-HAND要素と速度変化を含む譜面。速度変化は加速・減速・再加速とクセモノです。アピナのこのタッグがS2でも投げた曲ですね。

開幕から歌パートが始まるまでに数点アピナ側がリード。しかし曲が進むにつれてじわじわと詰めSILKHATが逆転、さらに伸ばしていきます。
そして速度変化。ここもリードを揺るがしません。それもそのはず、DAIKI.選手がMAX-2
歌パートが始まるまでに出た失点だけ。最後も変わらず走り抜けました。

ここはSILKHATがとっていきました。DAIKI.選手がMAX-2という凄まじい精度で牽引。
ちなみにレギュラーステージのレジャーランド戦でも先鋒戦に負けた後タッグでMAX-2でしたね。パワーで取り返していく。。
シルクがリードを取り戻し中堅戦へ。

中堅戦・メガミックス区分C

STR選手

refluxio(MXM18)
Turn the story(MXM18)
SuddeИDeath(EXH18)
蝕(MXM18)
Petit espoir(MXM18)

メガミックス専用の対策がいる曲(上の2曲)と鍵盤の圧といった感じのいつもの選曲よりは技巧よりに見えますね。とはいえ物量枠「SuddeИDeath」もあります。

YU11選手

Vividly Impromptu(MXM18)
Teufel(MXM18)
び(MXM18)
Grandeur(MXM18)
Pulsar(MXM18)

バラエティ豊かな選曲。どれも特徴はありますがそれぞれがバラバラですね。

STR(後攻)YU11(先攻)
refluxio11
Vividly Impromptu11
Turn the story11
Teufel11
SuddeИDeath8(L3)
8(L3)
refluxio11
Grandeur11
5(L2)
Pulsar18(L3)
Petit espoir5(L2)1
Pulsar(L1)2(L1)
2525
(L)はゲージ消費

動いたのはお馴染み「SuddeИDeath」。最後の縦連打からのトリルといった大量の鍵盤が特徴的。
しかしこの2人が差がつくのは道中。わずかなCRITICALでSTR選手がリードし、最後の難所では動かず勝ち切りました。
しかしYU11選手も中盤から延々と続く縦連打「び」で挑みます。縦連打まででYU11選手がリード。縦連打地帯ではどちらも完璧で差が変わらずそのままYU11選手が奪い返します。

次に動いたのは「蝕」。独特なリズムと配置が特徴的。
本当にわずかな差が生まれSTR選手がリードします。CRITICAL1個分の差で勝利。YU11選手はCRITICAL2個だったのですが・・。

続くは「Pulsar」。ややロングは多いものの総合力鍵盤譜面。
若干YU11選手がリードしていましたが0に。そこからは一切動かず終了。両者勝利。20−22。

11ターン目打たないで最後のターンに賭ける選択もありましたがここは発動。「Petit espoir」。
連打や交互押しが多い譜面。一切点差が動きません。鍵盤自体が多く差がつくはずなのですがまったくCRITICALを出さず。両者S-PUCで通過。
これはたまにあるつまみ多めの満点が取りやすい曲とかではないんですが。。

最後のターンを前に25−23。YU11選手のゲージはなんと2個たまらず。
YU11選手はよくて同点、逆転が不可能となりました。
20−22で点差がついていてYU11選手にはたまりにくい状況ではありましたが、見え透いていたかのような11ターン目に打つ選択。

最後にSTR選手が選択していたのは「Grandeur(グランドール)」。
3連符に合わせた配置の繰り返し。ややYU11選手がリードし、片手で3連階段を取る際にSTR選手にミスが出てそのリードを確実に。YU11選手が勝利で同点決着となりました。

BPL史上初のメガミックス同点がまさかこの舞台だなんて。。
どちらもギア発動の自選は完璧。しかも通常スコアは完全同点。
さすがと言わざるを得ない最強の2人、決着は”またしても”持ち越し。

副将戦テーマPEAK

選曲予想

SILKHAT:The Sampling Paradise (P*Light Remix)(XCD)
アピナ:MeteorGlow Aftermath(EXH)

実際の選曲

SILKHAT:MG277(EXH)
アピナ:With It This Heaven?(MXM)→ Wings of Glory(MXM)

MG277
11396(−94)ー11408(−82)
Wings of Glory
14251(−51)ー14220(−82)

SILKHAT側自選「MG277」

「MG277」はBPM277の高速で鍵盤がくる譜面。終始降ってくる連打がかなり押しにくく、追いつけずに鍵盤をこぼす、リズムが独特で崩れてこぼすこともあります。

序盤は動きますが中盤からはSILKHATがリード。
STR選手が抜群の安定感を保っていますね。
曲が終わるかという最終盤までSILKHATがリードしますが急に点差がひっくり返ります。

ここでSTR選手がNEARハマり。一気に失点となりました。
途中連打ばかりになるので最後突然降るこの鍵盤が難しく感じる。。
そのリードのままアピナ側が勝利。

アピナが粘り強く勝利に漕ぎ着けました。
ストラテジーカードをもらってのこの勝利は大きいですね。

ストラテジー選曲「Wings of Glory」

「With It This Heaven?」はハネと終盤のBPM変化でいかにもアピナタッグという感じの譜面。ですがストラテジー。

「Wings of Glory」は細かい鍵盤ラッシュが特徴的か。全体的に忙しいとは言え尖り切った曲ではないので思わぬところで差がつきそう。

序盤はアピナ側がリードしますがPAPER.選手がにミスが出て一気に逆転。
メインパートが終わってもSILKHATがリード。
アウトロのトリルではさらにリードを広げそのまま勝利。

STR選手が研ぎ澄まされていましたね。082選手もうまく食らいつき勝ち。
ここのストラテジー成功でSILKHAT側はとりあえず一安心。
アピナにはストラテジーが残る中で逆転されるのは流石に辛いですからね。。

大将戦テーマNOTES

選曲予想

DAIKI.選手:Sailing Force(MXM)
KND*48TE選手:voltississimo(MXM)

実際の選曲

DAIKI.選手:FREEDOM DiVE(MXM)→ Fiat Lux(XCD)
KND*48TE選手:ЯeviveR(MXM)

新曲:Xeno Gravity(MXM)

Fiat Lux
9393(−144)−9431(−106)
ЯeviveR
10057(−75)−10023(−109)
Xeno Gravity
8017(−162)−7827(−352)

ストラテジー選曲「Fiat Lux」

「FREEDOM DiVE」はコンポーザー「xi」の有名曲。
EFFECTERは「Ether99」。果てしない鍵盤ラッシュ。
休みなく延々と似たフレーズを色々な配置で叩かされる曲ですがストラテジー。

「Fiat Lux」はここ最近の追加譜面。他の譜面では類を見ないタイプの配置が跋扈する譜面。
これもまたコンポーザー「xi」の曲。EFFECTERは「Ether99」。
全く同じですが譜面傾向は全然違います。

序盤から一気に差がつきます。特にこの配置が凶悪ですね。

規則性が見えずロング拘束がいやらしい配置。KND*48TE選手が押し切りリードします。
この後トリルのハマりで30点ほどまで点差が広がります。
レベル18だとやや厳しいですがこれはレベル19。
一瞬で覆る点数です。途中一気に盛り返しました。

しかし終盤に差し掛かる前に改めて来る上の配置。
ここで大きくKND*48TE選手がリードを広げます。
ここからの40点差は流石に厳しいか。そのまま勝利。

KND*48TE選手が押し切りました。複雑な鍵盤配置も丁寧に乗りこなしていきました。
ストラテジーカードを無事成功させ王手をかけました。自選さえ取れば勝利。

KND*48TE選手選曲「ЯeviveR」

「ЯeviveR」は曲名を聞いただけで最後のトリル配置が思い浮かぶ譜面。どれだけうまくても最後のミスが許されません。ここだけで200点近くあります。

ちなみにコンポーザーの「Diceros Bicornis」は和名「黒サイ」→BlackY と xi
今の所全部xi。。そしてEFFECTERは「Ether99」。

序盤からDAIKI.選手がリード。10数点はやはりこの曲にとってはわずか。
最後のトリル以外にも細かいトリルがありますが両者丁寧に捌いていきます。
一度ミスすれば大きく広がるような箇所ですが研ぎ澄まされていますね。
DAIKI.選手がより安定しているか、20点30点と差が伸びていき、なかなか縮まりません。
そして迎えた例の地帯。どちらも全く崩れることなく終了。DAIKI.選手の勝利。

DAIKI.選手が他選を食い希望をつなげました。
そうやすやすとは終わらせまいとする意地。ここは痺れましたね。そうして運命は新曲に。

新曲「Xeno Gravity」

新曲は「Xeno Gravity」。コンポーザーは「xi」。二度あることは三度あるんだよな

EFFECTERは「Ether99」。二度あることは三度あるんだよな
鍵盤最恐の譜面はだいたいこの方。奇しくも今までも「xi」との組み合わせが多く満を持してきたといった印象。S2の最後でPHQUASEと正体を明かしたごんぎつね。

序盤からDAIKI.選手がリード。KND*48TE選手がFXロングが押しはぐった様子。
譜面はピアノの連弾に合わせた長い長い連打。速い上に終わりが見えない長さで片手でとると辛いですね。
薙ぎ払うかのような高速階段と連打の繰り返しでじわじわと差が広がっていきます。
そして”PEAK”を予感させるフレーズの後にくる高速トリルと3連階段。
ここでKND*48TE選手がNEARはまり。50点差が150点差へ、ぐんぐんと遠ざかっていきます。
その後も襲いかかる絶望的な配置。差が広がっていくということはDAIKI.選手はかなり押せている。。
そのままDAIKI.選手の勝利。

DAIKI.選手が配置の暴力に十分に食らいつき尋常ではないスコアを叩き出しました。

展開予想の答え合わせ

先鋒戦:SILKHAT
次鋒戦:1勝ずつ
中堅戦:アピナ
副将戦:1勝ずつ
大将戦:1勝ずつ・新曲SILKHAT

中堅戦の予想、流石になあ。。

息つく暇も与えない究極の接戦

双方自選を1回も取らせないという珍しい試合。
それにリードを取れるかと思ったらとれない、といったシーソーゲームを最後の最後まで続けました。最後はDAIKI.選手の恐ろしさを思い出す逆転。

冷静に考えると中堅の同点がなければ勝利は途中で決まります。
最後の最後まで緊迫したのはあの同点のおかげ。奇跡の接戦だった。。

・・・筆者はシルクファンなのですが一瞬たりとも安心させないこの展開、
熱くたぎったものの「早く安心させてくれ」と思っていました。
最後の新曲だけだ安心した瞬間。
あと「ЯeviveR」をとった瞬間はさすがに普段出せない歓声を上げてしまった。

ファイナルではTradzと戦います。Tradz有利のこのルールでどこまで戦えるのか。。

アピナはここで敗退。とはいえこれほどの接戦、魅せ尽くしたようにも思います。
KND*48TE選手は最後の最後あと1個の自選曲が遠かったですが突発的に出た「Fiat Lux」で勝ち切るパワーは十分だったと思います。
そしてYU11選手PAPER.選手のタッグは本当に強く、絶対に1回は勝利を掴むという頼もしさをみせました。S2ではなしえなかった万全の試合。最高の試合を魅せてくれました。

タイトルとURLをコピーしました