出尽くしている?
こんにちは、いづです。
第13試合はレジャーランドとGAME PANIC(以下ゲーパニ)。
2nd matchのテーマはSCRATCHでレベル11。課題曲はそれなりに多いです。
最近のシーズンでは特に「Digitank System」と「Overload Frontier」が跋扈していますが、
課題曲27個のうちほとんどは選曲されていますね。S3からのTRENDでも選曲がある影響でしょう。
されていない曲といえば「花冠」や「naughty girl@Queen’s Palace」。癖は強そうですが選ばれない何かがあるのか。いつか選ばれるのか。。
1st match テーマPEAK
選曲予想
NUCHIO選手:Rainbow after snow
TAKA.S選手:DENIM
実際の選曲
NUCHIO選手:CARRY ON NIGHT (English version)
TAKA.S選手:Real
CARRY ON NIGHT (English version) MAX2074
2059(−15)- 2039(−35)
Real MAX1840
1809(−31)- 1824(−16)
NUCHIO選手選曲「CARRY ON NIGHT (English version)」
「CARRY ON NIGHT (English version)」は度々入る横に広い同時押しとシンプルな鍵盤。
同時押しが頻繁に降るため失点すると痛そうですが基本的にはレベル9のため割と心臓勝負気味。
オプションはNUCHIO選手がRANDOM、TAKA.S選手がMIRROR。
序盤から少し黄GREATが出るTAKA.S選手。NUCHIO選手がリード。その差がいつの間にか10点ほどに広がります。NUCHIO選手は抜群の精度で全く出さずに進行していますね。
中盤、同時押しがTAKA.S選手の判定がややハマったこともあり点数は20点差。
流石にこのレベル帯でこの点数は痛いか。少し展開が変わるところでも揺らがずそのままNUCHIO選手の勝利。
NUCHIO選手が安定感のあるプレーで勝ちきり。心臓勝負ではありつつ明確に差をつけていく独特な選曲ですね。自己ベスト的にも厳しそうな試合であるとはいえTAKA.S選手は判定を掴みきれなかった感じはします。
TAKA.S選手選曲「Real」
「Real」はドラムンベースに合わせて繰り返しパターンを延々と叩く譜面。繰り返し配置をいかに丁寧に押せるかが肝になります。
オプションはNUCHIO選手がRANDOMでTAKA.S選手が正規。
この手の譜面は固定オプションで叩けるなら強いですね。RANDOMのハズレの怖さを回避できます。
序盤はNUCHIO選手が少しリードしますが繰り返し配置でTAKA.S選手が綺麗に光らせ逆転。正しく叩く癖を染み込ませていれば固定オプションはここが強いですね。
7点差あたりで迎える中盤の長いトリル、ここもTAKA.S選手が完璧。20点ほどの差を作りそのまま勝ち切りました。
TAKA.S選手が綺麗に勝ちきり。仕上げた武器曲がしっかり刺さりました。
2nd match テーマSCRATCH
選曲予想
G*選手:Routing
PEACE選手:ラクエン
実際の選曲
G*選手:Overload Frontier → とろぴかる倶楽部
PEACE選手:Just a Little Smile
とろぴかる倶楽部 MAX2308
2237(−71)- 2298(−10)
Just a Little Smile MAX2544
2404(−140)- 2525(−19)
ストラテジー選曲「とろぴかる倶楽部」
「Overload Frontier」はお馴染みの11SCRATCHの中では鍵盤の割合高めの曲。鍵盤系の得意なG*選手としては選びたいですね。しかしストラテジー。より確実にリードを狙っていきたいですからね。
「とろぴかる倶楽部」はスクラッチが鍵盤と頻繁に絡む曲。鍵盤オンリーのところがほぼないくらいには多いですね。これは真逆かつ中速テンポでPEACE選手のいかにも得意そうな曲。
オプションはG*選手はS-RANDOMでPEACE選手がRANDOM。S-RANDOMはやや賭けです。
序盤は静かなのでほとんど差がつきませんがスクラッチが増えてくると徐々にPEACE選手がリード。
S-RANDOMもあいまって安定はかなり難しく黄GREATが出ていくG*選手。対照的に出る気配がないPEACE選手。中盤スクラッチ地帯も完璧でお手本のようなスクラッチが出ていますね。
終盤はもうひっくり返すのは難しい点差、そのまま勝ち切りました。
どうしてこれはPEACE選手の自選曲ではないのか。そんな感想の出る圧巻のプレー。
PEACE選手選曲「Just a Little Smile」
「Just a Little Smile」はスクラッチと鍵盤がしつこく絡む曲。スクラッチの量も多い上に鍵盤も少しあるので両方ともうまく捌かなければいけないのが難しいところ。
S3でもG*選手に対し選曲し勝利している曲ですね。
オプションは両者正規。PEACE選手の正規は危険信号。
この曲の正規は左端(1番)の鍵盤にスクラッチと絡んで頻繁に降ってくるためPEACE選手のプレーサイドでは選ばれにくい印象ですがお構いなし。
序盤からPEACE選手がリード。細かいスクラッチと鍵盤からスクラッチの枚数が増えていきそれとともに一瞬で差が広がっていきます。長い連続スクラッチの時は右端(7番)にも鍵盤が来るのでG*選手も決して正規だからといえ回しやすいわけではないですね。。
連続スクラッチと鍵盤両方とも万全のPEACE選手がいつの間にか40点ほどのリードを稼ぎます。
後半からはさらに難しくなるこの曲。スクラッチと少しだけ絡む鍵盤が本当に取りづらいです。
しかしPEACE選手が安定しすぎています。点差ははるか100点差。そのまま勝ちきり。
自己ベストマイナス2という揺るがないスコアと一瞬たりとも崩れない淀みのないプレー、PEACE選手の凄まじさを見せつけました。
Final match テーマSOF-LAN
選曲予想
DINASO選手:聖人の塔
MIKAMO選手:恋愛=精度×認識力
実際の選曲
DINASO選手:New Castle Legions
MIKAMO選手:恋愛=精度×認識力
New Castle Legions MAX2836
2772(−64)- 2765(−71)
恋愛=精度×認識力 MAX3512
3357(−155)- 3343(−169)
DINASO選手選曲「New Castle Legions」
「New Castle Legions」は数回の速度変化、チャージ絡みや階段配置が特徴的。
BPM120から段階的に180まで上がっていく形。
オプションは両者正規。階段配置とギアチェンジのやりやすさから選ばれやすそう。
序盤はMIKAMO選手が完璧。DINASO選手の出した黄GREATの数だけ点差が広がっていきます。
ギアチェンジのパートまで来ますが両者崩れず、難なくBPM180まで辿り着きました。点差は7点ほど。
そこからはチャージ絡みの鍵盤勝負。ここのパートはテーマCHARGEよりもCHARGEしています。
チャージと絡む階段のパート、DINASO選手も追いつかんと迫りますが10点の差が遠いかと思ったその瞬間、MIKAMO選手のチャージノーツと鍵盤が少しミスになったか。一気に逆転。
そこからは曲もわずか、そのまま終了しDINASO選手が一本。
DINASO選手が点差を必死に追う展開から最後でひっくり返しました。
MIKAMO選手も最後認識がわずかにずれてしまった印象。チャージと階段の絡みは認識のずれが起きやすいですからね。少し痛いですがまだチャンスは残っています。
MIKAMO選手選曲「恋愛=精度×認識力」
「恋愛=精度×認識力」はBPM177からBPM13への超低速化が独特な譜面。と言いつつほとんど中密度の鍵盤なのでそっちが点差に繋がりそう。
予想的中というより見たかった選曲ですね。
オプションはDINASO選手がMIRRORでMIKAMO選手が正規。超低速地帯は固定オプションのように覚えている位置でないと難しいです。
序盤の鍵盤では大きく差が開かずほぼ同点で進行。そして超低速化でBPM13へ。
低速中はバックスピンスクラッチとチャージ、「一気にBPM177に戻りすぐにBPM13へ」を3回やります。BPM177に戻る時の鍵盤を合わせるのがかなり難しいです。
DINASO選手はバックスピンスクラッチをあえて回さずにここに注力。終点分2点をロスしますがその後の鍵盤よりは大事ですね。しかしMIKAMO選手はしっかりと対応しその影響か差がついていきます。
ただその後の鍵盤、スクラッチからのトリルでDINASO選手が逆転。リードのまま後半のパートへ。
と思いきやラストのサビで巻き返して逆転するMIKAMO選手、アウトロに突入。
あとわずかというところでMIKAMO選手側に少し黄GREATが重なったか、DINASO選手が追い抜いて逃げ切りました。
一瞬たりとも安心できないシーソーゲームをDINASO選手が制しました。大崩れせずピッタリと後ろについて追い抜いていくプレーの良さが輝いていました。
MIKAMO選手としては苦い負け。幾度となくチャンスを見出したからこそ悔しそうですね。
展開予想
レジャーランド | ゲーパニ | |
2 | 1st PEAK 8〜10 | 2 |
0 | 2nd SCRATCH 11 | 6 |
4→8 | Final SOF-LAN 12 | 4→0 |
なかなか予想できません。
どこをとっても見応えのある試合
レジャーランドが最高の3勝目。最強のオーダーのゲーパニ相手から勝ちをとり順位も逆転、相当嬉しい展開ですね。直前のSILK HAT戦といいDINASO選手が頼もしすぎた展開。
この時点でセミファイナルが確定しています。ここからはより高い順位を狙いたいところ。止められるチームはいるのか。。
ゲーパニとしては初黒星、とはいえそこまで憂う展開ではないでしょう。すでにこの時点(第14試合)でセミファイナル確定しています。
【修正】ゲーパニが全て負けかつGiGO、ROUND1、Tradzのどれか2チームが2勝すると逆転するのでこれは間違いです。
ここからは温存していたTAKA.S選手が牙をむくでしょう。
自選を華麗に通しあった1st、ストラテジーが飛ぶ恐ろしさと芸術性を兼ね備えたPEACE選手の良さが出た2nd、一瞬たりとも安心できなかったFinalと見応えたっぷりの試合でした。
激闘の果てレジャーランドが勝ち取った。