【BPLS4 IIDX】セミファイナル第2試合APINA VRAMeS vs GAME PANIC振り返り

BPLS4

繋いでなお

こんにちは、いづです。

遅くなりましたが振り返りを書いていきます。

第2試合はAPINA VRAMeS(以下アピナ)とGAME PANIC(以下ゲーパニ)。
1位目前からたった1敗で3位になってしまったアピナと予想を覆し続け2位へと辿り着いたゲーパニ。

今回のルール上、2nd matchと3rd matchで間違いなく来るPEACE選手MIKAMO選手から1本を必ず取らなければならないのがアピナの難しいところ。
ギリギリとる形になった場合おそらくFinal matchは不利になりそうなのがさらに厳しいですね。

この関門を突破できるか。

オーダー予想答え合わせ

セミファイナル第2試合アピナvsゲーパニ

アピナゲーパニ
NAGACH1st match
8~10 CHORD
FRIP
CHP*1E2nd match
10 TREND
MIKAMO
→PEACE
UCCHIE
→WELLOW
3rd match
11 SOF-LAN
PEACE
→MIKAMO
WELLOW
→UCCHIE
Final match
12 NOTES
TAKA.S

アピナの狙う勝ち筋

1st match
2nd match
3rd match
Final match●(ストラテジー?)

ゲーパニの狙う勝ち筋

1st match
2nd match
3rd match
(ストラテジー?)Final match

オーダーとストラテジーはハズレ。ゲーパニの思う勝ち筋は合っている感じでした。

1st match テーマCHORD

選曲予想

NAGACH選手:EMOTiON TRiPPER
FRIP選手:Calvados Queen

実際の選曲

NAGACH選手:Mind Mapping(LEGGENDARIA)
FRIP選手:MAX LOVE

Mind Mapping MAX2270
2245(−25)- 2226(−44)
MAX LOVE MAX2696
2675(−21)- 2674(−22)

NAGACH選手自選「Mind Mapping」

「Mind Mapping」はスクラッチが絡む配置が特徴的なテーマCHORD。
WELLOW選手のイメージがある曲ですね。

オプションは両者MIRROR。スクラッチがらみは特にこのオプションがやりやすそうです。
序盤はほぼ拮抗。スクラッチが絡むまでは1個も出したくない譜面ですね。
同点で迎えるスクラッチ地帯、ここでNAGACH選手がリード。
そこからは勢いをつけていくNAGACH選手、一歩たりとも近づけません。
最後も着実にリードを伸ばしてそのまま勝ちきり。

安定の一番槍。ここまで自選を通し続けているのが本当に頼もしいですね。
開幕を勢いづける1勝となりました。

FRIP選手自選「MAX LOVE」

「MAX LOVE」は繰り返しの配置を安定して捌くことが求められる譜面。
固定配置での心臓勝負になりそうな曲。

オプションは両者正規。U*TAKA選手解説の通り1番の鍵盤でリズムをとる配置。
序盤はFRIP選手がリード。微差ですがFRIP選手がほぼ完璧。
しかしわずかな黄GREATで同点、いつのまにかNAGACH選手が逆転。
サビが終わった後の配置はなかなか難しい階段。ここは両者完璧とはいかないものの差はつかず。
そこからはまた繰り返し。
NAGACH選手が微差を守り続けて終盤、点差は0点で緊迫の瞬間。
3点NAGACH選手がリードするも一瞬で1点へ、しかしそれを守り切っての勝利。

1点を守るNAGACH選手。レギュラーステージとまさかの同じ結末となりました。
再戦してまたこの結果になるのはFRIP選手にとってはだいぶこたえそうですね。。

2nd match テーマTREND

選曲予想

CHP*1E選手:酔いどれ知らず
MIKAMO選手:Deep Sea Mystery

実際の選曲

CHP*1E選手:WaterCube Pf.(RX-Ver.S.P.L.)
PEACE選手:PARANOIA survivor MAX

WaterCube Pf.(RX-Ver.S.P.L.) MAX2240
2200(−40)- 2203(−37)
PARANOIA survivor MAX MAX2284
2127(−57)- 2148(−36)

CHP*1E選手選曲「WaterCube Pf.(RX-Ver.S.P.L.)」

「WaterCube Pf.(RX-Ver.S.P.L.)」はズレとスクラッチ、最後の低速化が特徴的。ズレに関してはPEACE選手もそうですがCHP*1E選手も得意な印象。

オプションはCHP*1E選手が正規でPEACE選手がR-RANDOM。
序盤からPEACE選手がリード。一時は5点以上の差がつくもズレでじわじわ削れていきます。
迫るCHP*1E選手に安定感で譲らないPEACE選手の攻防がいいですね。
1点差になりながらも一瞬も許さず引き離すPEACE選手。
最後の最後は低速化で緊張の場面、CHP*1E選手も追い詰めますが3点でPEACE選手が逃げ切り。

ホッとしながらも見事に勝ち切ったPEACE選手。決してそんなことはないですが確実に思えてしまうほどのクオリティ。

PEACE選手選曲「PARANOIA survivor MAX」

「PARANOIA survivor MAX」は停止に似た減速があるのが特徴的な譜面。2回目の登場ですね。

オプションは両者MIRROR。停止はある程度覚えている配置がやりやすいです。
最初のリズムも難しいですがどちらも安定。わずかな黄GREATが点差になっています。
序盤2回の擬似停止で10数点のリードを広げるPEACE選手。
CHP*1E選手も最小限に黄GREATを抑えていますが詰めるのが難しいですね。
点差も一桁になり可能性が見えかけたところで少し長めの停止。
ここでPEACE選手の強力な睨みとほぼ完璧のプレー。グッと引き離してそのまま勝利。

PEACE選手が鋭い睨みとプレーで決めていきました。この場でも今まで通りと言っていい自選の圧倒的安定感が素晴らしいですね。

ゲーパニが流れを急激に引き戻し逆に追い込みました。

3rd match テーマSOF-LAN

選曲予想

UCCHIE選手:SABER WING
PEACE選手:nostos

実際の選曲

WELLOW選手:FUTURE is Dead
MIKAMO選手:Onyx → (This Is Not) The Angels

FUTURE is Dead MAX2302
2243(−59)- 2235(−67)
(This Is Not) The Angels MAX2728
2706(−22)- 2718(−10)

WELLOW選手選曲「FUTURE is Dead」

「FUTURE is Dead」は加速と減速の切り替わりが忙しい曲。BPLでは幾度となく選曲されてますね。毎シーズン登場していそう。

オプションは両者RANDOM。開幕数秒でRANDOMの配置を解説するU*TAKA選手の凄まじさ。
やりやすくはない配置を両者ほぼ同点で進行していきます。
そして問題の速度変化、急加速と減速で減速は短いので調整はできません。
これもまたシーソーゲーム。加速ではMIKAMO選手が優勢をとりますがWELLOW選手が減速で取り戻します。
そして2回目の減速、ここで調整できますがWELLOW選手が失点を限りなく抑え成功。
ここで築いた10点ほどのリードはかなり盤石。そのまま勝ち切りました。

緊張するシーソーゲームを無事守り切ったWELLOW選手。Final matchに繋げるためには必須の1勝をきちんともぎとりました。

ストラテジー選曲「(This Is Not) The Angels」

「Onyx」は擬似停止が特徴的な譜面。とはいえかなり回数も少なく心臓勝負寄りの譜面。ですがストラテジー。アピナとしてはここで2タテを許すと負けになってしまうので当然ですね。

「(This Is Not) The Angels」は同じく擬似停止が特徴的な譜面。全くと言っていいほど同じ傾向の譜面でしたね。これはハズレのストラテジー。

オプションはWELLOW選手がS-RANDOMでMIKAMO選手がRANDOM。
繰り返し配置が多いのでS-RANDOMで崩した方がやりやすいこともあるようです。
開幕の停止ではほぼ同点ながら2回目の停止の同時押しでMIKAMO選手がリード。
その後の減速も抜け当分は鍵盤勝負。S-RANDOMの利のある箇所もMIKAMO選手が丁寧に押して差を一切縮めさせません。
そしてサビで再びの停止減速、ここもMIKAMO選手が完璧。思わず声が出ましたね。
最後の減速スクラッチを終えると後は鍵盤。MIKAMO選手はこの後黄GREATを出さず完走。

BPLでの「(This Is Not) The Angels」のベストスコアが更新されました。似ている楽曲とはいえストラテジーで変わった曲でのこのプレーは素晴らしい。。

Final match テーマNOTES

選曲予想

WELLOW選手:dica dica
TAKA.S選手:Smashing Wedge

実際の選曲

UCCHIE選手:ハイテックトキオ → Dr. Chemical & Killing Machine
TAKA.S選手:ぞうしょく!?マイデンティティ

Dr. Chemical & Killing Machine MAX3400
3356(−44)- 3346(−54)
ぞうしょく!?マイデンティティ MAX3702
3666(−46)- 3645(−67)

ストラテジー選曲「Dr. Chemical & Killing Machine」

「ハイテックトキオ」はMSS(マルチスピンスクラッチ)と鍵盤の絡みが特徴的。あまりNOTESにはない傾向。
S3ではファイナルでUCCHIE選手が投げるもストラテジーをもらった曲。またここでもストラテジー。むしろどんなのか見たいですね。

「Dr. Chemical & Killing Machine」はひたすらの乱打が特徴的。
これといった難所はないのでいかに光らせられるかの勝負。

オプションは両者RANDOM。
序盤若干TAKA.S選手がリードするもじわじわと追い抜いたUCCHIE選手。
途中スクラッチがらみも完璧で10数点のリードで進行します。
スクラッチがらみ以外は全く差がつきません。
そして全てが決まるラスト、開幕で少し差が縮まったか。
乱打の中で降るトリルは両端に偏っていて最悪の配置。TAKA.S選手が一気に覆すもすぐUCCHIE選手が盛り返します。
最後はUCCHIE選手がリードで逃げ切りました。

最後のとんでもない配置を食らうもギリギリのところを守り抜きました。
「Angelic Jelly」的なピンチでしたがこの局面だとやはり緊張感が違います。

TAKA.S選手選曲「ぞうしょく!?マイデンティティ」

「ぞうしょく!?マイデンティティ」はスクラッチと絡む鍵盤と道中の早いトリルが特徴的。
なんとなくTAKA.S選手のイメージにはある曲ですね。

オプションはUCCHIE選手がRANDOMでTAKA.S選手が正規。
トリルの配置が崩れないというのが正規の一つの強みでしょう。
序盤からUCCHIE選手がリード。さほど大きな差ではないですが着実についていきます。
そしてトリルのパート。TAKA.S選手も安定を見せて差を一気に縮めますがゆっくりと戻っていきます。不安定なRANDOMでもUCCHIE選手は安定の乗りこなし。
ラッシュを抜けて曲も終盤。ここまで来ても一切崩れる気配も見せず最後まで。

UCCHIE選手が最後の関門を突破しアピナの勝利に繋げました。
久しぶりのアピナの逆転勝利ですね。

委ねた

アピナが勝利を収めてのファイナル進出。WELLOW選手の1本からUCCCHIE選手が勝利に結びつけました。さすがのダブルエース。
ファイナルではレギュラーステージ引き分けのレジャーランドとの対決。
ここで決着をつけられるか。

ゲーパニはここで敗退。爆発力があり試合も常に迫力のあるいいチームでした。
MIKAMO選手とPEACE選手が今季限り。
もし次回BPLがあったとしても新たなチームに生まれ変わるでしょう。

この試合はFinal matchに多くを委ねた試合だったと思います。
アピナもUCCHIE選手に任せ(3rd matchまでに出さなかった)、ゲーパニもTAKA.S選手にストラテジーを託し委ねました。これまでの活躍に期待を込めて委ねられた二人の戦いは緊張感も高く良い瞬間でした。筆者はこれが見たいです。

後この試合のU*TAKA選手の解説は最高でした。流暢さと圧倒的わかりやすさ。
次はあの場に立つからもう聞けないと思うと残念ですね。

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