【BPLS5 ボルテ】レギュラーステージ第2試合SILK HAT vs GiGO 振り返り

BPLS5
Screenshot

本番の魔物

こんにちは、いづです。

BPLに限らず練習の成果が出ないことはよくあることですね。本番の魔物とか呼んだりします。
BPLは対戦でありながらほとんど自分との戦い。
他の競技よりも本番の魔物の影響が大きい気がします。

さて振り返るのは第2試合SILK HAT vs GiGO。
再構築されたGiGOは勝利を掴めるか。

1st match メガミックスバトル:区分6

KAKUMAAA選手の選曲

HYENA
超越してしまった彼女と其を生み落した理由
灼熱Beach Side Bunny
HEAVEN KNOWS
灼ナル刃、破カヰ譜

曲線つまみによって対策なしで繋ぐのが難しい「HYENA」「灼熱Beach Side Bunny」。
縦連打で有名な「超越」とBPLメガミックスの定番に比較的新しい曲2曲。
自分で投げられるということは万全の対策をしていそう。

F-REN.T選手の選曲

ナイト・オブ・ナイツ
Burst Λnd reBoost
EncorE & cALL
SAtAN
一水山風

レベル17多めのラインナップ。譜面傾向は鍵盤よりですが配置はバラバラ。

KAKUMAAA(先攻)F-REN.T(後攻)
ナイト・オブ・ナイツ1
HYENA11
ナイト・オブ・ナイツ11
超越してしまった彼女と
其を生み落した理由
1
Burst Λnd reBoost8(L3)
灼熱Beach Side Bunny8(L3)1
EncorE & cALL11
HEAVEN KNOWS1
SAtAN1(L2)
灼ナル刃、破カヰ譜5(L2)
一水山風2(L1)(L2)
超越してしまった彼女と
其を生み落した理由
2(L1)(L2)
2412
(L)はゲージ消費

KAKUMAAA選手リードで進む展開でギア発動は5曲目「Burst Λnd reBoost」。
鍵盤の量は多くないですがややリズム難のこの曲、F.REN-T選手がCRITICALを最小限に抑えて勝ち切り。
返しは「灼熱Beach Side Bunny」。序盤CRITICAL1個でF-REN.T選手がリード。
つまみをミスればほぼ負け、途中の鍵盤はS-CRITICALを要求されるプレッシャーバトル
道中の鍵盤で同点に戻り、最後まで変わらず。同点であれば両方勝利なのでKAKUMAAA選手がptを獲得。ほぼイーブンへ。
その後通常スコアでわずかに上回り14−12で迎えたF-REN.T選手の2回目のギアは「SAtAN」。
途中の縦連打がギア発動だと気になる譜面。
しかしF-REN.T選手のつまみが外れてしまい大量失点へ。ここまでの失点は相手も同じことをしなければあり得ません。KAKUMAAA選手が防衛。

回しきれなかった時に起こるズレ

返しは「灼ナル刃、破カヰ譜」。BPLのONE-HAND新曲として登場したこの曲。
片手の鍵盤両者ともほとんど完璧に押しこなしイーブン。しかし最後にKAKUMAAA選手がリードして終了。20−12へ。

次は11ターン目でF-REN.T選手の楽曲。ゲージは2個と8割。
このままギアを発動せずに同点で最終曲を迎えれば21−13。勝っても引き分けです。
それならば11ターン目2個で発動して勝利で5pt、11ターン目の曲でゲージが2個貯まり勝てば5ptで逆転できます。そのためF-REN.T選手がギアを発動。
しかし使うのが読めるKAKUMAAA選手もこれに合わせて発動。
相手が発動すればどうせ判定は変わるし、使って勝てばそのまま勝利、同点でも引き分けにできます。(使わないで同点の時21−17になり逆転の目が出る)

11曲目は「一水山風」(アイスストーム)。BPM888でトリル階段の鍵盤オンパレード。
両者しっかり対応していますがKAKUMAAA選手がCRITICALをなかなか出さず。
他選曲ながらしっかり勝ちきり。22−12で勝利を確定させました。

KAKUMAAA選手が初舞台で華麗な勝利を決めました。
ギアを全て通し通常スコアでは全部完璧、というのはメガミックスバトルでの理想であり、もちろん難しいこと。
それを初戦でやりきるのは4巡目とは思えない強さですね。

一方でF-REN.T選手はやや本番の魔物に飲まれたか。つまみのミスは特に痛かった。。
とはいえその後には決して引きずらず精度は高かったのですがKAKUMAAA選手が上回っていた印象。

2nd match テーマPOPULAR

選曲予想
SILK HAT:0=Xerostrumental=
GiGO:CRITICAL LINE

SILK HAT:conflict
GiGO:CRITICAL LINE

SILK HATGiGO
13064(−12)13053(−23)
10491(−19)10496(−14)

「conflict」はONE-HAND気味の配置と道中の白鍵盤4つの同時押し(壁)連打が特徴的。
壁連打以外は一定リズムなのでマラソンのような曲。

序盤はGiGO側がリード。DAIKI.選手が少しCRITICALを出してしまったか。
しかし徐々にCRITICALがGiGO側にも溜まっていきほぼ同点。
そして問題の壁連打。リズムは一定なものの間に挟まるFXとの切り替えが厄介。
ここでGiGO側に一気に出ましたね。SILK HAT側はほぼ無傷。というかSTR選手が0
大きくリードを築き完走すれば勝ちの状況へ。STR選手は終盤に1個出ましたがそれ以外は出ず。
そのまま勝利。

序盤こそヒヤッとしましたが今シーズンも安定のこのコンビ。綺麗に勝利を飾りました。
STR選手は特に相変わらず絶好調なことを感じさせるプレイ。

予想的中「CRITICAL LINE」はつまみを回す向きや片手鍵盤が難しい譜面。
ボルテIIIの時の曲なのでかなり古いのですが斬新な譜面。
余談ですが筆者は当時この曲すごく苦手でした。まだ雰囲気でつまみを回していたり、片手が弱いあの頃では決してとれない配置ばかりです。

ムンクの叫びみたいなSIRON.選手がちらっと映って開幕。
オプションを間違えたとのこと。

つまみ曲のオプション間違いはかなり致命的なので(デバイス・動かす向きが逆転)この顔もしたくなります。

つまみを回しながらだんだん早くなるトリル。隣接から1個飛ばしたトリルになるのがかなり難しいですね。ここでやや優位に立つSILK HAT。
この後は片側によった鍵盤配置。これは解説の通り両手で取れます。

左側の鍵盤を左手で、真ん中の2つ同時押しは右手で取る

しかしこの切り返しでDAIKI.選手にCRITICALとNEAR。一転してGiGOが優位に。
その後はこの分の点差でGiGOがリードを保つ形。しかし曲が進むにつれて削れていきます。
SIRON.選手もオプションのせいか少しつまみでミスが出ているか。
それにSTR選手がまだ出していないため縮まっていきます。

そしてサビ。つまみの向きはミスしやすい逆向きですが全選手ほぼ問題なし。
後半STR選手が切り、それでもちょっとずつ差は縮まっていくもGiGOが勝利。

オプションミスも立て直しGiGOが逃げ切り。
TORIDE選手が1曲目も含めて素晴らしい精度を見せています。
頼もしくなって帰ってきましたね。

SILK HATとしては選曲がDAIKI.選手によく刺さってしまいました。特に序盤だったので惜しかった。。
STR選手は逆に刺さらなすぎて怖いです。

GiGOが逆転の目を残して3rd matchへ。

3rd match テーマTSUMAMI

選曲予想
082選手:灼熱Beach Side Bunny
#.ASUMA選手:Destr0yer

082選手:灼熱Beach Side Bunny
#.ASUMA選手:ARACHNE

新曲:#Evil_Signs_of_Bloodlines

082#.ASUMA
5087(−18)5105(−1)
4298(−11)4308(−1)
5418(−37)5433(−22)

「灼熱Beach Side Bunny」はボルテではうねうねつまみの代名詞。082選手の超得意曲。
先日公開されたSILK HATの動画でも練習している姿を見せていましたね。

・・ブラフ?と一瞬頭をよぎりましたが、
082、信じてるからな

ここまで灼熱を入れて外したら逆に面白くはあった。

選曲を見て私は一安心しました。発音は「灼熱ビーチ・サイドバニー」だったけど。
うねうねつまみ、直角と切りやすいつまみのオンパレードながらプロ選手としては同時に来る鍵盤をS-CRITICALにしなければいけない曲。心臓勝負です。

しかしここでGiGO側からストラテジーが飛んでこないことはかなり不穏でしたね。
さすがに2回目の選曲、読めてはいるでしょうからそこに向けて十分な対策をし、変えるよりも勝てるという自信があることになります。

さて開幕。入り組んだ直角も通過ししばらくしたところ。
082選手が痛恨のつまみ外し。回すのがやや早すぎたか。
これが14点程度の差になり、致命傷へ。

同じように外すことを期待するしかない展開ですが、#.ASUMA選手外しません。
たった1回だけ音楽ゲーマーならではの仕草である首傾げを最後に、完璧にこなしていきます。
MAX-1で完走し#.ASUMA選手の勝利。

082選手が本番の魔物に飲まれたと同時に本番の化け物が出ました。
ストラテジーで回避しなかった#.ASUMA選手の強さが出ていますね。

S-PUCでしか勝てなかったこの試合、これを見るとかなり悔しさが増しますね。
実際鍵盤の精度は完璧で、今回もつまみを切ってさえいなければ勝ちの目は十分だったとは思います。

「ARACHNE」は回す向きがわかりにくい直角つまみの連続する譜面。
要対策の譜面と言いつつも鍵盤もそこまで多くなく1曲目と似た系統の譜面ですね。

序盤082選手が少しCRITICALを出しその点差がつきます。
見たままではとても回せない入り組んだつまみの配置も両者完璧に対策を積んでいます。
だからこそ鍵盤のCRITICALが咎められるテーマTSUMAMIの難しさが出ています。

両者つまみを一回も切らず、差も縮まらずで終盤。#.ASUMA選手がMAXペースで突入。
最後はつまみの配置のせいで手を交差せざるを得ないトリル。
082選手は1個鍵盤を落とし、#.ASUMA選手は1個CRITICAL出てしまいフィニッシュ。

ここでも#.ASUMA選手がMAX-1。なんだこの本番の化け物は。。。
緊張を微塵も感じさせない安定感、GiGOに頼もしすぎる1巡目が来ましたね。

ここでGiGOが引き分け以上を確定。

新曲「#Evil_Signs_of_Bloodlines」。コンポーザーはRoughSkreamZ。
BPL新曲コンテストでは「Glory of Fighters」「異次元の孤独〜カナタノキミヘ〜」に続く3回目の登場でもはや常連。今の所どれも癖の強い譜面ですね。
EFFECTERは「Amazeki Kagome」。
そこまでつまみの印象はないですが課題曲では「最小三倍完全数」があります。

何があるかわからない初見つまみ、序盤はほぼ同点。
始まってからいきなり細切れのつまみ。

FX2つ同時押しがあるのがちょっといやらしい

これはいわゆる回さなくてもいい配置。
実は何曲かあるこの配置ですが初見で出てくるとびっくりですね(後最近出てなかった)

過去出てたもの

さてそこには二人とも動じないですが、向きの分かりづらいつまみとそれに隠れるようにポツポツとある鍵盤。そしてちょくちょく混ざる早い鍵盤。なかなか繋ぐのが難しいですね。
テーマTSUMAMIは対策と心臓勝負なのですがこの初見においては一気に毛色が変わります。

リードするのは#.ASUMA選手。途中の鍵盤で少しずつ差がついているか。
しかし曲も終盤。特に大きく崩れることなく走り切って勝利。

初見勝負も勝ちきり。GiGOの逆転勝利となりました。

勝敗予想の答え合わせ

3rd matchはどういう状況で迎えているかで変わる気がします。
GiGO側がここまでで1個でも取れていればストラテジーカードを使って勝ちに来る気がします。
SILK HAT側は使っても相手のストラテジーカードを打ち消せないので使うことはないでしょう。
この予想では1stが取れているので使う読みで#.ASUMA選手の2勝を予想します。
新曲は正直どんな譜面が来るかによりますが#.ASUMA選手の勝利を予想します。

よって4−8でGiGOの勝利を予想します。

まさか使わずに勝ってくるとは。。

灼熱は効かなかった

#.ASUMA選手が逆転に導きました。鮮烈なデビュー戦となりましたね。
今まではリードをとっての勝利の展開が多いGiGOでしたが新たな勝ち方を見せてくれました。
この後の試合も楽しみですね。

SILK HATとしては悔しい展開。とはいえKAKUMAAA選手も頼もしい活躍を見せてくれました。
今後も楽しみではありますね。082選手も引きずらないでいて欲しいところ。

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