【BPLS5 IIDX】レギュラーステージ第3試合APINA VRAMeS vs GAME PANIC 振り返り

BPLS5

こんにちは、いづです。

今回のBPLは新しい選手の登場が多めなのでデビュー戦も多いですね。
プロとしての初勝負、みたいなのはかなり久しぶりな気がします。
それにもう最初から一人前、みたいな選手も割と増えてきている印象。

さて第3試合はAPINA VRAMeS(以下アピナ)とGAME PANIC(以下ゲーパニ)。デビュー戦から開幕。

1st match レベル11

新譜面:OOO(LEGGENDARIA)

HAKUOHINO38
2637(−35)2638(−34)

今回は新譜面となった1st match。「OOO」はANOTHERはレベル10テーマCHORD。
BPLでもし選ばれたらMAX付近になりそうな譜面。
IIDX24 SINOBUZで登場。もう10年目ですか。。

オプションは両者正規。
譜面はANOTHERより音をしっかり拾いました、といった感じ。
特段難所は見当たらないためレベル11でも心臓勝負になりそう。
序盤は少しHINO38選手がリード。少し経つと7点差程度まで広がります。
HAKUO選手もPOORは出ていないのですがやや黄GREATが出てしまっているか。
とはいえじわじわ縮まっていく展開。ラストのサビで5点程度。
変動していきますが最後同時押しを2つPOORにしてHINO38選手が4点のロス。
しかし1点残り逃げ切り。

お互い緊張の色が濃く出ている中でHINO38選手の勝利。
この初々しさというか緊張で思うような実力が出ない感じ、そしてこちらにもいつもと違う緊張が伝わる感じが懐かしすぎる。
でも誰だって最初はそうなんだ、という当たり前を思い出しました。

2nd match テーマCHORD

選曲予想

NAGACH選手:Mind Mapping
KUREI選手:朱と藍のランページ

NAGACH選手:1001-ESCAPE-
KUREI選手:Drive Me Crazy

NAGACHKUREI
2628(−26)2637(−17)
2302(−12)2307(−7)

「1001-ESCAPE-」はやや独特なリズムと階段状の配置が多めな譜面。
ラストサビ前がやや忙しい以外は一定密度、耐久タイプの譜面ではあります。

オプションはNAGACH選手はR-RANDOM、KUREI選手は正規。
序盤はほぼ拮抗。ただ中盤から少しずつKUREI選手がリードしていくか。
加えてNAGACH選手側に少しずつ鍵盤のミスが出ていく形、珍しいですね。
対してKUREI選手は全く崩れません。
8点程度の差はこの曲にとっては大きいか。難所も全く変わらず
KUREI選手がフルコンボで勝利。

KUREI選手がまるで自選の安定感で勝利。HINO38選手の勝利の流れをより強固にしていきます。
NAGACH選手はなかなか出ないミスが出てしまった印象。少々焦りも感じました。

「Drive Me Crazy」は一定リズムで非常に押しやすい曲。そのためこのBPLの場ではMAX狙いの勝負になります。
KUREI選手はこの曲のボーカル古川未鈴のファンであることで有名。
CHORDの出場のたびこの曲の選曲予想が頭をよぎり、「いくらKUREI選手といえどこんな心臓勝負するわけないだろう」と外していたらついにきました。見たかったところはあります。

オプションは両者MIRROR。1PサイドはMIRRORがやりやすいです。
かわいい曲調に反して黄GREATを出してはいけないプレッシャーに塗れた試合。
サビあたりで3点差でKUREI選手がリード。ここでは本当に僅かな黄GREATがそのまま反映される展開。そしてラストのサビ、ここでも4点差。
最後少しだけ密度が上がりますが両者ポツポツと黄GREAT。しかし点差は変わらずでフィニッシュ。

今まででもダントツの心臓勝負を勝ち切っていきました。好きな曲で勝ち切るこの瞬間絶対気持ち良いだろうな。。

一気にゲーパニ優勢で3rd matchへ。

3rd match テーマPOPULAR

選曲予想
UCCHIE選手:でんぱ どりる わんにゃー☆三
CHARM選手:えだまめカレークッキング

UCCHIE選手:Romanticが止まらない
CHARM選手:覚悟せよ!エンタンメ~ン ~より身の切り売り自暴自棄版~

UCCHIECHARM
2730(−7)2721(−16)
2885(−51)2857(−79)

「Romanticが止まらない」は横に少し広めの鍵盤が特徴的。
しかしリズムがわかりやすくスコアがかなり出しやすい曲なので心臓勝負を挑みにきた印象。結構意外でした。

オプションは両者RANDOM。
本当にわずかな黄GREATも許されない勝負、UCCHIE選手の2点ほどのリードで進んでいきます。
1回目のサビを終えてもまだ3点差。
同時押し一つが黄GREATになれば飛ぶのですが、それでもこの差は重いと言わざるを得ません。
じわじわ伸びていく点差。いくらMAX付近が望ましいからといっても解説にまだ10個未満で「出し過ぎ」と言われるCHARM選手のせつなさ、そしてその説得力を上げるUCCHIE選手。
そのまま勝ち切り。

劣勢でも心臓勝負をきっちり取り切りました。流石に肝が据わりすぎている。
まずMAX記録を大量に持つCHARM選手にこの曲で挑む勇気が普通はないです。

「覚悟せよ!エンタンメ~ン ~より身の切り売り自暴自棄版~」は絶妙な速度変化、長すぎるトリルが特徴的。想像よりはるかにクセが強いのを投げてきました。

オプションはUCCHIE選手が正規、CHARM選手がMIRROR。
中盤で真ん中にトリルが降るためRANDOMやR-RANDOMは向いていません。
序盤はほぼ拮抗かと思えば少しCHARM選手にミスが出てUCCHIE選手がリード。
途中での減速は両者問題なし。ただすぐにゆっくり元に戻るのが嫌なところ。
CHARM選手はやや緊張が見えるか、普段通りではなさそうな動き。
UCCHIE選手は低速我慢のち微修正。またリードを積み重ねていきます。
そして長すぎるトリル。
UCCHIE選手も少し黄GREATによりましたがCHARM選手も少し寄る形。
結果的にはほぼ変化なしで終了。ここからは差がつかないので流石に厳しいか。
そのまま勝ちきり。

UCCHIE選手が癖の強い曲もしっかりカバー。圧倒的安定感で勝利。
CHARM選手はやはりデビュー戦の緊張が映っていた気がします。相手も相手ではある。。

同点で4th matchへ。

4th match テーマTREND

選曲予想
WELLOW選手:灼熱 Lost Summer Dayz
TAKA.S選手:アラビアン ハイパー ナイト

WELLOW選手:灼熱 Lost Summer Dayz
TAKA.S選手:アラビアン ハイパー ナイト → ALBA-黎明-(ストラテジーカード)

WELLOWTAKA.S
2804(−102)2705(−201)
3532(−84)3481(−92)

予想的中「灼熱 Lost Summer Dayz」はIIDX32 Pinky Crushで登場。
お馴染みDJ Mass MAD izm*の連続スクラッチ曲。WELLOW選手が一番得意そうな譜面。

オプションはWELLOW選手が正規でTAKA.S選手がRANDOM。
序盤から怒涛のスクラッチを捌いてリードを築くWELLOW選手。
曲が進むにつれてどんどんその差を広げていきます。
TAKA.S選手のRANDOMが結構ハズレているのもありますがそれ以上にWELLOW選手の高速スクラッチが安定して光りますね。
大きく引き離してそのまま勝利。

スクラッチは流石の安定。WELLOW選手が勝利への第一関門を突破しました。
ここまでで一応引き分けまで確定。

予想的中「アラビアン ハイパー ナイト」は正規譜面だと片手でとることになるトリルが特徴的。
今ならここで負けても引き分けですが、勝利を目指すアピナはストラテジーの選択。筆者の好きなストラテジーですね。

変わった曲は「ALBA -黎明-」。IIDX 21SPADAで登場し32 Pinky CrushでLEGGENDARIA譜面が登場。レベル11ANOTHERからチャージノーツがらみと密度の上昇で正統派進化。

オプションはWELLOW選手が正規、TAKA.S選手がMIRROR。
チャージノーツと鍵盤が絡む箇所の事故が怖いところがありますね。
序盤はTAKA.S選手がリード。細かい同時押しや階段配置はやはり分があります。
「Avanzare!」のサビも両者上手いですがややTAKA.S選手が引き離すか。
10数点のリードですが問題のチャージがらみ。常に2本のチャージと鍵盤が絡む配置。
ここでTAKA.S選手にとってはやや厳しい配置。WELLOW選手が丁寧に繋ぎ追いついていきます。
ほぼゼロでラストのサビ。そこからはジリジリとしたシーソーゲーム。
ほとんどゼロのまま最終盤の同時押し、これまでの階段から指の切り替えが必要。
TAKA.S選手は少し落としてしまったか、難しい配置を押し切ったWELLOW選手が勝利。

攻めのストラテジーが成功。アピナが逆転勝利を収めました。

予想答え合わせ

よって9−11でGAME PANICの勝利を予想します。ストラテジーはどちらかが優勢になって使えば勝率を高められる時に使う気がします(例:4th matchで1勝できれば勝ち)
逆転のためには使わなそう。

嬉しい裏切り、逆転のためのストラテジー

後半からアピナのエースたちで逆転しました。
3rd matchではUCCHIE選手のこれまで超えてきた修羅場をなんとなく感じました。主に選曲。。

4th matchでは覚悟のストラテジーからのWELLOW選手の見事な「ALBA」。
筆者個人的に好きな曲でしかも盛り上がる展開になって嬉しかったですね。

ゲーパニとしては悔しい逆転負け。
でも半分はデビュー戦を終えここから始まる感じはあります。
KUREI選手は準備万端な感じでしたし自選を選べればTAKA.S選手も頼もしいですし大きな不安はないように見えます。


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