イレギュラーな事態を制するのは。。
こんにちは、いづです。
ボルテはネメシスという電脳空間設定を結構忠実に守っており、実況解説はもちろん、選手以外はDJもグレイス。
・・ネメシスって一般的には女神の名前だし、今この設定ってⅢくらいからのプレーヤーしかわからないのでは・・?そしてストーリーモードもうないし。
さて第2試合はGAME PANIC(以下ゲーパニ)とTAITO STATION Tradz(以下Tradz)の試合。
CH選手温存気味の配置のゲーパニとMURAKAMI選手の欠場で色々と視聴者は不安になるTradz。
どんな展開になるのか。。
先鋒戦
CH選手の選曲
Nexta
Lord=Crossight
pique
Calamity Tempest
Last Concerto
350B1選手の選曲
Liar rain
Aerial Fortress
Divine’s:Bugscript
Lachryma《Re:Queen’M》
極圏
どっちの選曲も鍵盤よりですが、CH選手は2連の縦連や細かい鍵盤、350B1選手は高速トリルが厳しい譜面。
350B1選手が最初にCH選手のゲージ使用のLord=Crossightをかわし勢いをつけるも、Aerial FortressはCH選手が取りました。
その後はお互いゲージ使用すれば絶対にポイントを奪取、最後のフェーズまで同点で進行。
そして最後の最後は1個のCRITICAL差でCH選手の勝利。。。
こんなに見ている側が緊張するメガミックスバトルがあっただろうか。
ここまで白熱するメガミックスバトルはこれ以降見れないのではないかと開幕2戦目にして不安になるほど素晴らしい対戦。
しかも両者の強みを存分に生かす勝ち方でよかったですね。特に350B1選手は得意の高速トリルで逆転するのは見応えがありました。
個人的にメガミックスバトルは汎用性の高い強さ、地力が顕著に出てくるルールだと思っています。
そのため予想でも大体ドラフトの巡目が高い方が勝つとしているのですが、逆転もあり得た今回は素晴らしい対戦でした。
中堅戦テーマONE-HAND&HAND-TRIP
選曲予想
ゲーパニ:Vigor(MXM)(ONE-HAND)
Tradz:Elemental Creation (EXH)(ONE-HAND)
実際の選曲
ゲーパニ: ラブキラ☆スプラッシュ (MXM)(HAND-TRIP)
Tradz:Blue Forest(NightBounce Remix) (MXM) (ONE-HAND)
結果
ラブキラ☆スプラッシュ MAX5002
9979(4489:4490)ー9986(4495:4491)
Blue Forest(NightBounce Remix) MAX4636
9248(4620:4628)ー9256(4627:4629)
(CHI8:KAINARU):(WANIROU:350B1)
ラブキラ☆スプラッシュはつまみを取る手を出張させなければきれてしまう嫌な譜面。
予習必須系譜面でレベル17のテーマHAND-TRIP3曲しかない中の1つです。
つまみを切る以外は大きく難しいところがないため超精度勝負になりがちです。Tradzに刺さらず僅差ですが1位2位をとられてしまいました。ここに関してはTradzの2選手が上手かったという感じですね。
Blue Forest(NightBounce Remix)はまさにプロリーグでは刺さりそうといった1曲。
通常プレーでは大きく気にならないハネリズムがS-CRITICALの取りづらさを上げています。ここで本当に僅差ですがTradzは自選を守り切りました。
ここで勢いを一気に取り返したTradz。先鋒戦の接戦も相まって逆転の目がかなりあるように感じました。
この時の写真の兄弟感がすごいという話題になっていましたが、それを聞いて
個人的に弟(350B1選手)が先鋒戦でやられたので呼んだ兄(WANIROU選手)という構図に見えて仕方なかったです。そして兄がめちゃくちゃ強いという。
大将戦テーマHAND-TRIP
選曲予想
CHI8選手:SAtAN(MXM)
WANIROU選手:She is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん(VVD)
実際の選曲
CHI8選手:Joyeuse (VVD)
WANIROU選手:Restless Waitress(MXM)
Joyeuse MAX5690
5592ー5627
Restless Waitress MAX6956
6913ー6945
新曲:Chat perché MAX6805
6732−6681
Joyeuse(VVD)は並のレベル18と比べると段違いで難しい譜面。
コメント欄や反応でもまあ難しいと言われている譜面。何が難しいのかは下で補足しています。
CHI8選手の選曲でしたが、WANIROU選手は黄ばむことも少なく、PUC目前まで迫っておりました。最後のつまみ。。
CHI8選手は中堅戦に続き自選も取られてしまいかなり苦しい展開になってしまいました。
既に中堅戦の時点から結構プレッシャーが重そう。。
Restless Waitressは18としては難しくない部類の譜面。
縦トリルという配置で差がついてしまいました。
Chat perchéは騙されやすい配置のオンパレードで、FXロングを押しながらのつまみなどはまさにHAND-TRIP。
初動で大きく崩してしまったWANIROU選手を全体的に安定して取り切ったCHI8選手。
初見の曲ができたからこそJoyeuseが悔やまれますね。。
展開予想の答え合わせ
よって先鋒戦ゲーパニ、中堅戦Tradz2勝、大将戦ゲーパニ1勝Tradz2勝でTradzの勝利を予想します。
大将戦はTradzが自選プラス初見で勝つと思っていたので微妙に外れましたが、大筋は合っていました。
おまけ:Joyeuse(VVD)の難しいところ
画像のような形で左手人差し指と親指で画像26の開始の配置を取ります。
その後すぐ小指の位置にあるボタンを押さなければならないのですが、
これを取るのがまず安定しません。
これが1回だけならいいのですが2回あり、小指の位置のボタンをとったあともう一回元に戻して捌かなければいけないところが厳しいです。
そしてその配置が終わったらすぐつまみを離して鍵盤を取り、最後はまたつまみに戻して直角を回す。
この小節でやることが多すぎる
これが左右と配置を微妙に変えて合計8回降ってくるのが難しいです。
そしてこれ以外も全部取りづらいです。
Tradzの貴重な1勝
Tradzの振り返り配信によればMURAKAMI選手は中堅戦のみ出る予定だったそうです。
本来
先鋒戦:WANIROU選手
中堅戦:350B1選手、MURAKAMI選手
大将戦:WANIROU選手
中堅戦の穴を埋めると3投になってしまうので(コスト消費120で後の試合に出れない)
先鋒戦は350B1選手となったらしいです。
・・先鋒と大将は今のところ他のチームに見られない、最大のコスト使用出場パターンですね。
ちなみにこの出方はコスト無視のインターリーグではできません。得点の貢献率が高すぎるからでしょうかね。
それだけTradzとしては勝ち切りたい試合だったといえますね。
イレギュラーがあったものの勝てたのは本当によかった。。
今後登場するMURAKAMI選手のパワーも楽しみです。
ゲーパニとしてはCH選手のコスト温存気味とはいえ痛い初戦となった印象。リーグ戦なので第1試合引き分けなのが尚更厳しい。
ただ負け方としては最大限ポイントを獲得した形であり、確固たる強さはあると思います。。。っていうのはIIDXのゲーパニと似ているかも知れませんね。
今後これが致命傷となってしまうのか、逆に唯一の負けとなるのか、楽しみです。
白熱の先鋒戦から中堅戦から捲る展開まで大満足の1試合でした。