同じコスト戦略の2チームの激突
こんにちは、いづです。
2022年の年の瀬が近づく今日この頃、BPLは一切年末休みがないという過密スケジュールに驚いております。
都合よく水曜日が年末の仕事納めより早く、三が日を超えた後なのが大きいですね。
・・・・間に合うのか?記事。
さて今回はLリーグ第5試合GiGOとGAME PANIC(以下ゲーパニ)の試合。
展開予想にも軽く書きましたが主力選手のコスト消費を30+50とし残り100(先鋒戦+大将戦)。
主力選手は先鋒戦に全出場するのではと予想できる2チームの激突、先鋒戦は主力同士の争いとなることも注目が高まる試合でした。
果たして行く末は。。
先鋒戦
–H.R.–選手の選曲
ZEИITH (ゼニス)
Turn the story
Celestial stinger
ULTRAVELOCITY
With It This Heaven?
CH選手の選曲
ЯeviveR (リバイバー)
LastΩmegA (ラストオメガ)
灼熱Beach Side Bunny
タイムトラベル
LubedeR (リュべダー)
–H.R.–選手の勝利
鍵盤精度が求められる楽曲がメインの–H.R.–選手の選曲、前回は物量も兼ねていましたが今回はテクニックより。
CH選手の選曲は全体的につまみのミスを誘発しやすい譜面たちといった印象。
序盤はとりとられを繰り返しちょっとだけ–H.R–選手が優勢気味でしたがCH選手のゲージ2の「灼熱Beach Side Bunny」で逆転。
しかし返しのゲージ3使用の「Celestial stinger」が決まり、続くCH選手のゲージ2使用の「タイムトラベル」が不発に終わったことから流れがいったような気がします。
そして最後の1ターン前CH選手の「ЯeviveR」でゲージを2使用しましたが不発に。。
結果論ですがここで使わなければ最後のゲージが3つ。
最後のターンは勝っていたので星が8個獲得できていました。
これなら逆転ができていましたね。。
しかし最後の曲は–H.R.–選手のうちの5曲のランダム、
どれが来るかわからない以上自選曲のほうがまだ安心できますし、ゲージを使わない判断は難しいと思います。
2回相手のゲージを不発に終わらせ、自身のゲージ使用は確実に決める–H.R.–選手の強さが光る試合でしたね。。
今回注目の選曲は「Turn the story」と「タイムトラベル」ですね。
「Turn The Story」は心電図を模したつまみとその後の加速が特徴的な譜面。
ただこのメガミックスバトルではレーンの速度が変化しません。
そのため通常のプレー感と異なるところが難しいところ。
メガミックスバトルでは要対策楽曲。
つまみが切れやすいのでゲージなしでの選曲、鍵盤もかなり忙しいのでゲージ使用もいけます。
「タイムトラベル」は「Aerial Fortress」につづき選曲率の高い曲。
最初のどう回すか見切りづらいつまみに始まりFXチップでリズムを取るハネ気味の鍵盤。
そして度々混じるFXと白鍵盤の近い配置がニアを誘います。
あと他の曲に比べても長いパートとメガミックスバトルでは癖の強い曲。
この曲をやった後は1ゲージ半くらい回復します。
それと最初のつまみでの事故誘発、鍵盤精度などゲージ使用にかかわらず汎用性の高い曲です。
中堅戦テーマONE-HAND&HAND-TRIP
選曲予想
GiGO:The First Step(MXM)(ONE-HAND)
ゲーパニ:水槽のクジラ (MXM)(ONE-HAND)
実際の選曲
GiGO:プラネタジャーニー(MXM)(ONE-HAND)
ゲーパニ:Innocent Tempest(EXH)(ONE-HAND)
結果
プラネタジャーニー MAX4941
9840(4921:4919)ー9841(4931:4910)
Innocent Tempest MAX6791
13553(6779:6774)ー13535(6773:6762)
(SIRON.:DPE):(CH:KAINARU)
「プラネタジャーニー」はつまみを動かしながらの片手鍵盤や
回さなくていいつまみなどの騙しが多い予習必須系譜面。
これはKAINARU選手には刺さったもののCH選手が逆に食い切った印象。
一気に風がゲーパニにきたかもしれないと思いましたね。。
しかし「Innocent Tempest」(イノセントテンペスト)
こちらはたまに入る出張つまみや変則的なリズムでかなり集中力を要する譜面。
ここでは一転、高い精度でゲーパニの2選手を圧倒。
焦ると一気にミスがでる曲ですが大きなミスなく勝利しました。
まさかまさかのクロスカウンターでまたもGiGO有利の展開へ。
大将戦テーマTSUMAMI
選曲予想
DPE選手:灼熱Beach Side Bunny(EXH)
CHI8.選手:C18H27NO3(HVN)
実際の選曲
DPE選手:灼熱Beach Side Bunny(EXH)
CHI8.選手:FAR GONE(MXM)
結果
灼熱Beach Side Bunny MAX5105
5084ー5077
FAR GONE MAX5631
5603ー5612
新曲:MURASAME MAX5593
5550−5562
「灼熱Beach Side Bunny」 はうねうねつまみの連続で「今自分がどれだけつまみを回しているか」
「どこにつまみカーソルがあるか」が定期的にわからなくなり切りやすい(筆者談)曲。
EFFECTERはねちっこく堂。
つまみは切らないものとされがちなプロリーグでもやはり切れやすいとんでもない譜面。
両選手切りつつも立て直しやミス時間の短さでDPE選手の勝利。
「FAR GONE」は直角と片手鍵盤などなどがいやらしい譜面。EFFECTERはHirayasu Matsudo。
つまみも騙し含めた直角が多く予習必須系譜面の一角。
回す方向をほとんど間違えなかったCHI8.選手の勝利。
そして新曲「MURASAME」、EFFECTERはねちっこく堂。
作曲者Hommarjuとタイトル、EFFECTERの組み合わせから「AYAKASHI」を彷彿とさせますね。
久々に現れたねちっこく堂にプレーヤーの悲鳴が聞こえましたね(幻聴)
しかし譜面傾向はどちらかというと「灼熱」よりも「FAR GONE」寄り。
CHI8.選手がTradz戦で見せた初見力も相まって大きなミスがなく安定して勝ち切りました。
前回のTradz戦では惜しくも初見曲だけ取る形になってしまいましたが、
今回は自選もとって引き分けに持ち込みましたね。
持ち味でチームを救った形になっていて非常によい。。
展開予想の答え合わせ
先鋒戦GiGO、中堅戦1勝ずつ、大将戦GiGO2勝(5pt)、ゲーパニ1勝(2pt)でGiGOの勝利を予想します。
大将戦以外当たりでしたね
コスト戦略の弱点が如実に出た試合
GiGOはアピナ戦の繰り返しになった印象。
前半でリードをとり負けないところまで行きますが、最後に勝ちきれない。
まあ見方を変えれば負けずに守り切っているともいえますね。今回は守り切っているという印象もありました。
ゲーパニは噛み合わなかった印象。CHI8.選手の2勝を勝利につなげるには先鋒か中堅で勝ち切らないといけなかった。。
最初にも書いた下のコスト戦略の弱点が出た試合に見えます。
1試合目 | 2試合目 | 3試合目 | |
先鋒戦 | 主力選手 | 主力選手 | 主力選手 |
中堅戦1 | 主力選手 | ||
中堅戦2 | |||
大将戦 | 主力選手 |
先鋒戦でリードを取っても大将戦で他選をとるのが難しく、初見曲もなかなかとれないという事態が発生し勝ちきれない試合になりがちですね。
GiGOと1戦目のゲーパニはこれですね。
そして先鋒戦で勝てないのはかなり厳しい。後半仮にリードできても勝ちではなく引き分けと絶妙なラインになってしまいます。今回のゲーパニです。
仮定が正しければ次のLリーグ最終戦は両チーム主力選手が先鋒戦と大将戦にフル出場する試合。
ここが一番強くなる試合なので楽しみですね。
Lリーグ下位の2チームの逆転に期待します。