【BPLS2 SDVX】Lリーグ第9試合TAITO STATION Tradz vs GiGO振り返り

BPLS2

MURAKAMI選手の初陣やいかに

こんにちは、いづです。

BPLボルテもいよいよ全体としては中盤、レギュラーステージは終盤となってきました。
今回はおそらく収録日も異なっているようで手元カメラが以前とは異なるものになっていました。
格段に見やすくなっていて選手ごとに見比べる楽しみもできましたね。

さて第9試合はついに3人揃ったTAITO STATION Tradz(以下Tradz)と–H.R.–選手が先鋒戦と大将戦に出場する全力のGiGO。

先鋒戦

・・・・先攻引いた方が勝ちそう
というのは置いておいて、ここは無敗記録を継続する期待で–H.R.–選手の勝利を予想します。

WANIROU選手(後攻)

#Endroll
Daisycutter
MAYHEM
灼熱Beach Side Bunny
タイムトラベル

–H.R.–選手 (先攻)

ULTiMATE INFLATiON
Sacrifice and Faith
ウエンレラの氷華
666
Thank you for your playing music

結果:無効試合

WANIROU選手の選曲は歴代の先鋒戦で出てきたつまみ多め曲の詰め合わせ
これまで–H.R.–選手が選んできた鍵盤よりの楽曲を見ているので鍵盤で勝負するよりは納得感のある選曲。そして収録的には1か月前であろうアピナ戦で負けに繋がった「Daisycutter」を持ってきたのも面白いですね。
初登場は「MAYHEM」のみ。こちらはややミスを誘発するつまみがありますが鍵盤寄りの楽曲。

–H.R.–選手の選曲は鍵盤重視ですがつまみを操作しながらの鍵盤が多い譜面たち。
大将戦でのONE-HAND譜面のウォームアップとなりそうな楽曲たちともいえます。

前半は両者PUCで一歩も譲らず、WANIROU選手が「MAYHEM」でゲージを使用し逆転します。その後「ウエンレラの氷華」をプレーしているあたりから–H.R.–選手が手元カメラから右端のボタン(BT-Dと呼ばれる)ハマりを気にする様子が映り始めます。

あまり鍵盤の関係ない「灼熱Beach Side Bunny」を終え、–H.R.–選手のゲージ使用「666」が不発に終わったあたりから「ちょっとおかしい」と視聴者にもわかるようになってきました。

その後「タイムトラベル」でも違和感が現れ、あまりBT-Dが関係なかった「Thank you for your playing music」の終わり側ではもう明らかにハマっていました。

放送切り抜き、押した後長い間BT-Dが光っている

そのままWANIROU選手が勝利。それを見せて無効試合との説明になりました。

ボルテ部門にしか見ていない方への説明ですが、BPLS2 IIDX部門では筐体トラブルで「再試合」になった試合がありました。

その時の試合です。

これはですね。。再戦前は”SILKHAT側優勢”だったのが再戦後の結果が”引き分け”に変わってしまったんですよね。。再戦した曲が尖った配置の一発勝負に向いている曲だったので知った上ではまた違う印象になってしまいます。

しかもここの結果次第では最終順位が変わっていたのでやはりファン的にはやるせない気持ち。

先鋒戦メガミックスバトルはやはり選曲の組み立てが一回きり、ゲージの増え方も展開によって異なりますし再戦がいい手段には思えませんね。
譜面も見てしまっているので予習必須譜面は意味がなくなってしまいますし、先攻後攻も変われば最初と最後のランダム曲も変わってしまいます。

「この展開があり無効になった」と見せてくれたことは嬉しかったですね。

あと今回手元カメラがこの形式になったため不調や選手の動作がわかりやすくなりました。前回までのカメラだとBT-Dハマりは視聴者にはわかりにくかったかもしれません。

今回の注目譜面は「MAYHEM」でしょう。

SDVX譜面保管所様より引用

ところどころぱっと見わかりづらいつまみが混じりつつ高速鍵盤が難しいですね。

「MAYHEM」はBPMが998なので小節が画像の通り方眼紙みたいに細かく短くなっています。
BPM998でも譜面の速度は一定なので影響は大きくないですが「つまみやロングノーツが占める点数が多い」という特性があります。
厳密ではないですがつまみやロングノーツは「みはじ」方式で計算されるため、「は」が大きいこの曲は点数が増えていきます。
最後の方で–H.R.–選手がFXロングを外して大差がつきましたが長く外していないのにあんなに差がついたのはこの影響もあります。

中堅戦テーマONE-HAND&HAND-TRIP

選曲予想

Tradz:The First Step(MXM)
GiGO:月下の舞兎祭(MXM)

実際の選曲

Tradz:3y3s (JMBS FUNKOT RMX)(MXM)
GiGO:僕らの時間(MXM)

結果

3y3s (JMBS FUNKOT RMX) MAX6350
12662(6345:6317)ー12670(6330:6340)
僕らの時間 MAX6127
12222(6121:6101)ー12230(6114:6116)
(MURAKAMI:350B1):(SIRON.:DPE)

「3y3s (JMBS FUNKOT RMX)」は長い片手トリル配置や出張配置が難しい譜面。
度々逆手で取らなければいけないつまみ配置なども含まれミスもしやすいのも特徴的。
350B1選手がややミスをしてしまい点差がついてしまいました。

「僕らの時間」はハネリズムや片手で両FXを取らせる配置などが精度を取りづらい譜面。
前回の選曲「プラネタジャーニー」に続いてハネ気味の譜面。
ここはペアで高い精度を取り切ったGiGO側の勝利。ちょっと350B1選手が引きずってしまったようにも見えましたね。

GiGO側が二人とも安定していましたね。中堅戦を制したことがなかったGiGOにとってはかなり嬉しい展開でしょう。ただこのタッグバトルで最高スコアを出し続けるMURAKAMI選手。負けとなりましたが準備が万端に見えましたね。

大将戦テーマONE-HAND

選曲予想

MURAKAMI選手:Archangelio (MXM)
–H.R.–選手:REVOLVER(EXH)

実際の選曲

MURAKAMI選手:FLOWER REDALiCE Remix (INF)
–H.R.–選手:nostos -ark remix-(MXM)

結果

FLOWER REDALiCE Remix MAX8006
7090ー7079
nostos -ark remix- MAX5735
57195719
新曲:灼ナル刃、破カヰ譜 MAX6289
6261−6270

「FLOWER REDALiCE Remix」は昔からある片手配置が難しい曲。

SDVX譜面保管所様より引用。

この右手で旋風を巻き起こす地帯が信じられないほど上手かったMURAKAMI選手の勝利。

ちなみに–H.R.–選手は途中で左手を外し両手でとるという方法をとっていましたね。
つまみの操作はちょっとだけ猶予があるためできますが外すリスクと同居しています。
ただ鍵盤のミスの方が失点が大きいので安定を取るならそれがいいのかもしれません。

それ以外の地帯もだいぶ嫌な配置なのですが差がつかないのが怖いですね。。

「nostos -ark remix-」はそこまで難しくはないものの若干の低速化などでS-CRITICAL精度は難しいであろう曲。
GiGOアドバイザーのしーけー氏の楽曲かつ–H.R.–選手のKAC出場経験のあるNOSTALGIAの曲のREMIXということでかなり選ばれやすそうな譜面。予想できそうでしたね。

ちょっとリードをとっていたMURAKAMI選手でしたが最後の最後で同点へ。。

引き分けでもptさえ獲得できれば最後のチャンスが残るTradz、最後の曲までわからない展開に。

「灼ナル刃、破カヰ譜」のEFFECTERは風瑠人。このEFFECTERの片手譜面のいやらしさは最強格ですね。
ほとんど差がつきませんでしたが、片手の鍵盤を処理しながら直角でもなくふらふらするつまみが降ってくる地帯で差がつきそのまま–H.R.–選手が勝利。

直角でなく大きく移動しないつまみは加減が難しいためこれを正確にとらえた–H.R.–選手の技巧が光る結末でした。

展開予想の答え合わせ

先鋒戦GiGO、中堅戦1勝ずつ、大将戦GiGO2勝(4pt)、Tradz1勝(3pt)でGiGOの勝利を予想します。

全然当たってないですね。

両チームのインターリーグへの期待が高まる

先鋒戦は異例の事態でしたが、その詳細がTradzの振り返り配信で語られていましたね。

獲得ptが変わり引き分けになる確率が下がるが、それでもよいか。という確認を各チームのオーナーへとっているというのが印象的でした。なんとなくTradzGiGOの当事者間で決めたくなってしまうところなのでそういう点もしっかりやるのも良いですね。

試合の展開としてはGiGOのパワーがようやく噛み合ったという感じ。
中堅戦もはじめての2勝、大将もしっかりととるといういい展開。

ついでに色々な因果が絡まって1位になりました。ちょっとGiGOは運がついているかもしれません。
このままの勢いでインターリーグで好成績を収められるか。

Tradzとしてはかなり調子の良かったWANIROU選手の先鋒戦が無に帰してしまったのは苦しかったですかね。ptは結果論では関係ないですが中堅戦にかかるプレッシャーなどが違ったはずです。
個人的にはBT-DハマりがなくてもWANIROU選手がつまみの精度で勝ち得る展開だと思っているので、これからの先鋒戦にも期待できます。

そしてMURAKAMI選手は初陣とは思えない慣れ具合、強靭さを感じました。
最後の新曲で勝敗が決まるのはなかなか緊張感があり、屈指の見応えのある大将戦でした。

完全体Tradzのインターリーグにも期待ですね。

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