【BPLS4 IIDX】レギュラーステージ第5試合GiGO vs GAME PANIC振り返り

BPLS4

先行勝ちきり

こんにちは、いづです。

BPLS4ではルールが変更され1stと2ndの2タテによるFinalをまたずしての勝利、先行勝ちきりが可能になりました。
選手の得意なテーマ・レベルによってFinalに圧倒的パワーを持った選手が来る。
そういったテーマを見た瞬間にその選手が頭に浮かぶ厳しそうな試合に対して一つ対策が出たことになります。

第5試合はGiGOとGAME PANIC(以下ゲーパニ)。
GiGOはFinalの勝ち筋もありつつ「先行勝ち切り」を積極的に狙うオーダー。
1試合目は狙ったものからかなり遠い結果に。2試合目はどうなるか。
Finalにはレベル11、なんでもありのTREND。相手はPEACE選手。
相手的には確かに狙いたくなる試合。

1st match テーマSOF-LAN

選曲予想

CORI-選手:mind the gap
MIKAMO選手:罪過の聖堂

実際の選曲

CORI-選手:era (step mix)
MIKAMO選手:罪過の聖堂

era (step mix) MAX1750
1720(−30)- 1691(−49)
2hot2eat MAX1708
1671(−37)- 1673(−35)

CORI-選手選曲「era (step mix)」

「era (step mix)」といえばレベル8~10SOF-LANにおけるCORI-選手の定番曲
固定オプションでは独特な折り返し階段の配置があります。途中で低速化し階段、直後に高速化するため調整が難しい曲。

オプションはCORI-選手はもちろん正規、MIKAMO選手はRANDOM。
序盤はややMIKAMO選手がリードしますが低速化のところでギアチェンを敢行。低速前のレーンの速さになるよう加速。これをこぼさず実行するのはほぼ不可能です。少しの失点で一気に逆転します。CORI-選手はこれをすることなく乗り切れるところが強み。
そして折り返し階段。CORI-選手得意の固定運指。稼いだリードが少し減る形となりますが失点を限りなく抑えていると言えます。
直後の高速化ではMIKAMO選手はまた戻すためのギアチェン、これでの失点でまた大きく開きます。
そこからはほぼ変わらず。CORI-選手が稼いだリードをそのままに走り抜けました。

CORI-選手の固定運指が炸裂。シーズン恒例となりつつある見どころですね。

MIKAMO選手選曲「2hot2eat」

「2hot2eat」はBPM140から3ずつ上がる曲。加速に対する明確な調整ポイントはないので耐えが必要になりそう、それ以外は連打混じりの配置が特徴。

オプションは両者RANDOM。軽快な曲調に合わせたズレと連打で安定しにくく僅差で進行。気持ちCORI-選手の方が優勢か。
加速ポイントではCORI-選手は調整していますがMIKAMO選手はしていない様子。
密度が急激に上がる終盤、ここで僅差のリードを覆してMIKAMO選手が2点ほど先行
最後やや減速するポイントも難しいですが耐えきり勝利しました。ちなみにMIKAMO選手はここでギアチェンしていたのではじめから最高速に合わせていたのかもしれません。

たった2点ながらMIKAMO選手が守り抜きました。勝ち切りを防ぐ上でも重要な1本をものにしましたね。

2nd match テーマCHORD

選曲予想

NIKE.選手:LADS
TAKA.S選手:Sorrows

実際の選曲

NIKE.選手:SCORE
TAKA.S選手:湘南ロンリーMIDNIGHT RAIN

SCORE MAX2110
2087(−23)- 2059(−51)
湘南ロンリーMIDNIGHT RAIN MAX2876
2854(−22)- 2850(−26)

NIKE.選手選曲「SCORE」

「SCORE」はずっと同じパターンで降ってくる細かいトリルが特徴的。BPLレベル10CHORDではお馴染みとなりつつありますね。。
同じパターンなのでRANDOMでハズレを引くとやりにくく、S-RANDOMで崩すなども作戦としてはあり。しかし選曲側はだいたい正規オプションの印象。

NIKE.選手は正規、TAKA.S選手はS-RANDOM。例に漏れずこのパターン。
NIKE.選手は繰り返しの細かいトリルを捌いていく中TAKA.S選手はS-RANDOMの崩れた配置を乗りこなしていきます。
やはり足場の悪い配置は差がつくか、NIKE.選手がリードを広げていきます。
NIKE.選手が安定していて縮まる気配もありません。20数点のリードを維持しじわじわ広げて勝ち切りました。

NIKE.選手が抜群の精度で勝ち抜きました。練習しすぎると癖のつくタイプの譜面ですがばっちりでしたね。

TAKA.S選手「湘南ロンリーMIDNIGHT RAIN」

「湘南ロンリーMIDNIGHT RAIN」は細かい階段やチャージも絡むCHORD。
同時押しが当たり前のように続くのでノーツ数が多めの曲。

オプションはNIKE.選手がRANDOMでTAKA.S選手がMIRROR。階段の配置やチャージ絡みの点で言うとRANDOMは少し難しいです。
序盤は拮抗しますが中盤からはTAKA.S選手がリード。RANDOMだと崩れて難しくなりがちな階段とチャージ絡みで点差が開きます。
そして終盤。6点ほどのリードを持っていますがギターに合わせた階段で少しずつ黄ばんでいくTAKA.S選手。点差が少しずつ削れていき最後の最後、4点の差でNIKE.選手が追い抜いてきました。

これがNIKE.選手の強心臓。本当に最後までゴーストでマイナスの点差がついていたにもかかわらず折れずに保ち続けて勝利に繋げました。
TAKA.S選手としては苦しい結果。最後明確に黄ばんでいったのがわかるのでダメージが大きそう。

Final match テーマTREND

選曲予想

46選手:20XX
PEACE選手:MAD ATTACK

実際の選曲

46選手:Mukade
PEACE選手:BLUST OF WIND

Mukade MAX3290
3223(−67)- 3249(−41)
BLUST OF WIND MAX2670
2623(−47)- 2650(−20)

46選手選曲「Mukade」

「Mukade」は終盤密度が上がり押しにくくなる譜面。
終盤はレベル11にしては難しく、物量多めの譜面が得意な46選手にはぴったりですね。

オプションは両者RANDOM。終盤に色々な場所にトリルが降って大外れが怖いイメージがあるこの曲。PEACE選手もRANDOMは意外でしたね。
開幕から鍵盤。決して押しやすい配置ではないですがPEACE選手がしっかりリードを稼いでいきます。ブレイクには10点差。46選手も十分に追いついています。
しかしそのブレイク明けからは怒涛。ほぼ黄ばまずにリードを稼いでいくPEACE選手。一時は20数点、少し削れて10数点でラスト。
決して押しやすそうに見えないその配置をしっかりと捌いてPEACE選手が勝ち切りました。

押しにくそうな配置も効かず勝ち取っていきました。46選手も目立つミスはないのですがPEACE選手があんな配置でも一切崩れなかったのが厳しい。。

PEACE選手選曲「BLUST OF WIND」

「BLUST OF WIND」はズレハネ多めのLEGGENDARIA譜面。追加譜面のためTREND化。ANOTHERの譜面は第2試合で出ていましたね。

オプションは46選手がMIRRORでPEACE選手が正規。PEACE選手が正規は危険信号、ですが終盤のチャージ絡みがやりにくいのでRANDOMはあまりないでしょう。
序盤はほぼ差がつきません。46選手喰らいついていきます。
しかしずれた同時押しで少しずつ黄ばんでいき差が広がっていきます。PEACE選手も全く黄ばまないわけではないですがほとんど完璧です。
気づけば20点差まで広がっていきそのまま終了。

ズレハネ系譜面では一番出しにくい自己ベストに近いスコアで勝ちきり。ズレハネはPEACE選手の真骨頂。

展開予想の答え合わせ

GiGOゲーパニ
21st
SOF-LAN
8〜10
2
62nd
CHORD
10
0
0Final
TREND
11
8

当たり。ですがストラテジーは使わなかったですね。

やりつくした

GiGOとしては悔しい負けなのですが持てる力を発揮できた試合ではあると思います。
全力に近いゲーパニのオーダーに対し勝利まで限りなく近づいていました。ROUND1戦よりは明らかに良かったですね。次の試合はうまくいくとよいですが。。

GiGOはSILK HATと同様に2敗、開幕の下位スタートは後のストラテジー被弾などの可能性がありますからね。ここから巻き返せるか。

ゲーパニとしてはPEACE選手がやはり頼もしい、そしてMIKAMO選手もCORI-選手からきちんと取る素晴らしさを見せた回。TAKA.S選手もかなり惜しかったですね。

ストラテジーを使わない選択、強さですね。。忘れていますが他選とりつつの2タテって簡単じゃないですよね。

ゲーパニはこれで2勝チーム。2勝チームは次の試合でROUND1がなるかどうかというところ。
着実に次のステージへの歩みを進めていますね。

お互いがやり尽くした名試合。

タイトルとURLをコピーしました