【BPLS2 SDVX】Lリーグ第6試合APINA VRAMeS vs TAITO STATION Tradz振り返り

BPLS2

全力のAPINA VRAMeSに立ち向かう2選手

こんにちは、いづです。

気づいた方も多いと思いますが今回の先鋒戦ではゲージを使用した際に演出がはいるようになりましたね。

放送より切り抜き、画面両端

皆様はどう思ったかはわかりませんが、筆者は「エンタの神様」のアンジャッシュのネタのテロップを思い出しました。伝わる人いるかな。。

いろいろご意見あると思うので公式アンケートに書いていきましょう!

さて第6試合はAPINA VRAMeS(以下アピナ)とTAITO STATION Tradz(以下Tradz)の試合。

YU11選手に350B1選手が挑むというのが個人的に楽しみだった試合。テーマもPEAKで展開がわからないのがいいですね。

先鋒戦

KND*48TE選手の選曲

タイムトラベル
JUNKIE FLAVOR
GEOMETRIA
Daisycutter
侍Annihilate!!

WANIROU選手の選曲

MICHIZURE
Ghost Family Living In Graveyard
mqlo
Last Concerto(EXH)
INSECTICIDE

結果:KND*48TE選手の勝利

KND*48TE選手の選曲は「タイムトラベル」や「Daisycutter」をはじめとしたつまみミス誘発譜面と独特な譜面たち。

WANIROU選手の選曲は面白いですね。。全体的に系統がバラバラです。

最初はWANIROU選手有利気味に運んでいましたがゲージ使用の「mqlo」でつまみをミスし逆転を許します。

そこからはとりつとられつでしたが最後の1ターン前、WANIROU選手が「INSECTICIDE」でゲージを使用しリードを奪い返します。

しかしそこでゲージを使用したことによりWANIROU選手の残ゲージが1つに。KND*48TE選手は2つ。最後はランダムで選ばれた「Daisycutter」により同点。
同点だとゲージ使用で増えた分の星が獲得できるのでそれを契機にKND*48TE選手が星を5つ獲得し逆転。。

1ターン前のゲージ使用が結果を分けるというのは第5試合も同じでしたね。
しかし第5試合の振り返りでも書きましたがランダムの相手の曲にゲージを賭けるのは厳しいです。

しかも最後のランダムで選ばれた曲は「Daisycutter」。これはつまみが多い譜面のため鍵盤の判定が細かくなるゲージ使用の影響を受けづらい楽曲です。いわば差がつきにくい曲。
アピナ側にここは運が向いていましたね。「GEOMETRIA」や「タイムトラベル」だとわからないですね。。

注目の選曲は「Daisycutter」と「MICHIZURE」でしょうか。

「Daisycutter」(デイジーカッター)はEFFECTERがHirayasu Matsudoのつまみ譜面。
メガミックスバトルではレベル17~18のためEXHという下位譜面ですが、
十分間違いやすいつまみが入った譜面。
鍵盤が難しくないため鍵盤の判定が細かくなるゲージ使用はあまり有効ではなさそうです。
しかし今回KND*48TE選手はゲージ使用で選曲し勝ち切りました。

「MICHIZURE」は。。。

失礼を承知でこの譜面を覚えていた人はあまりいないでしょう。

メガミックスバトルで選曲できる譜面は厳選されたレベル17~18ですが今までの選曲のほとんどは以下のパターンに分かれます。

・曲の最大レベルが17か18。配置が独特な譜面。
・曲の最大レベルが19や20。これの一個難易度が下の譜面。
19や20に比べると弱いが配置が違うためミス狙いもできる

今回で言うと前者は「タイムトラベル」や「mqlo」。後者は「Daisycutter」「Ghost Family Living In Graveyard」など。

「MICHIZURE」は前者にあたりますが、レベル17かつ難しい譜面ではないため印象が濃いわけではありません。
つまりこれを選べるというだけでどれだけメガミックスバトルをやりこんでいるのかがわかります。

首がちぎれるほどうなずいていました。

そしてこれはゲージ使用すると独特なリズムとハネ気味の鍵盤が刺さりやすい楽曲。
ゲージ使用で選曲されWANIROU選手が勝利しましたね。

中堅戦テーマPEAK

選曲予想

アピナ:香港功夫大旋風(GRV)
Tradz:Voynich:Manuscript (EXH)

実際の選曲

アピナ:エンゲー〆ント(MXM)
Tradz:Lisa-RICCIA (EXH)

結果

エンゲー〆ント MAX6336
12653(6332:6321)ー12640(6319:6321)
Lisa-RICCIA MAX7088
14165(7083:7082)ー14159(7079:7080)
(YU11:PAPER.):(WANIROU:350B1)

「エンゲー〆ント」(エンゲージメント)は中盤の速度変化や道中の忙し目の鍵盤が特徴的な譜面。

アピナ側は両選手ともPUC(ミスなし)でYU11選手にいたってはMAX-4と凄まじい精度。
Tradz側はスコアは並んでいましたがYU11選手の高さに圧倒された印象。

「Lisa-RICCIA」はレベル19の上位譜面がありますが今回はレベル17のEXH譜面。
レベル19では縦連が特徴的な配置がレベル17ではしつこいほどのトリルに代わっています。

しかしこれが全く刺さらずにMAX-5,6とワンツーフィニッシュを決めたアピナ。
圧巻のベストバディ賞となりました。

前回の試合ではあまりいいところが見せられなかったPAPER.選手が決めましたね。
そしてYU11選手の確かな実力も伝わりましたね。

アピナは既にここで引き分け以上となりました。中堅戦2タテは大きかったですね。

ちなみに「エンゲー〆ント」と「Lisa-RICCIA」はどちらもTradzのスコアも並んでおり、ベストバディ賞狙えそうじゃんと思っていましたが公式サイトにまさかの補足がありました。

*欠席した選手の代理で出場した試合は、個人賞対象外となります。

謎ルール。

大将戦テーマPEAK

選曲予想

YU11選手:Cloud 9 (MXM)
350B1選手:サイコパスラビット(MXM)

実際の選曲

YU11選手:End Of Guilty (MXM)
350B1選手:Sayonara Planet Wars(EXH)

結果

End Of Guilty MAX5105
6389ー6381
Sayonara Planet Wars MAX5631
8114ー8174
新曲:Ice Fortress MAX5593
7535−7562

「End Of Guilty」はまさかまさかのBPM290の楽曲。
ギタードラム合わせの階段やトリル、高BPMに合わせた鍵盤がずっと降ってくる譜面。
全体的に忙しい印象でPEAKっぽくはないですがPEAKの曲です。

序盤こそ350B1選手が先行していましたが中盤からはYU11選手がじわじわ差を伸ばし勝ち切り。

ここでアピナの勝利が確定。あとはptを稼ごうかというところ。

「Sayonara Planet Wars」、通称サヨプラは全体を通して忙しいですが特に最後の鍵盤ラッシュが難しい譜面。
昔も今も多くのプレーヤーを苦しめていると思われます。。

ラストへ向かうサビ前のところでつまみをはずしてしまったYU11選手に対し350B1選手が先行。
僅かな差で最終盤に向かいましたがYU11選手のトリルがハマり大差がつきました。

350B1選手はここでミスなくPUC。サヨプラのような明らかな難所は身構えてしまってミスをしたりずれたりするところです。しかしそこをミスなく通した点に強さが現れていると感じました。

新曲「Ice Fortress」はボルテ初採用の荒谷サトルの楽曲。
EFFECTERはフォックスロットとあわせて全く予測できない譜面傾向。

タイトル通り氷をイメージさせる曲調に楽しそうな譜面が降ってきます。
大きな差がつかず10点差程度でYU11選手が先行していました。
スコア的にも終盤といったところでPEAKらしさが一向にでてこない。。

例のところから再生できます。

不穏な高速トリルから突然交互2連階段へ。。。

トリルの勢いからそのままなためトリルを押す指からの切り替え、
トリルでは交互に1回しか押さなくていいところを2回押すこととなるびっくり配置。

ここをほとんど全部S-CRITICALで取り切った350B1選手の勝利。
咄嗟にさばくとは。。尋常ではない鳥肌が立ちました。
350B1選手の難所でもほとんど崩れない安定した高精度には天晴れです。

Tradzが勝つ運命も十分にありえた、数分前までつゆほども思わなかったことが頭によぎります。

この2つの勝利があってもアピナの勝利は変わりません。
しかしアピナの完勝も想像できたこの試合が数分でギリギリの勝利に見えるようになるなんて思ってもみませんでした。
先鋒戦もあの接戦です。あの先鋒戦も結果が違えばTradzの勝利になりえました。
アピナにとっての余裕の勝利から緊張を持った勝利へ。
Tradzにとっての惨敗から相手の喉元まで迫った惜敗へ。
ここまで印象が変わる試合はないと感じました。

展開予想の答え合わせ

先鋒戦Tradz、中堅戦1勝ずつ、大将戦アピナ2勝(5pt)、Tradz1勝(2pt)でアピナの勝利を予想します。

この予想のとき引き分けですがね。。また間違えました。
YU11選手も初見力は十分にあるように見える選手なので初見曲がとられる読みはできませんでした。

屈指の名試合

どんな試合も視聴者が見たいように捉えるのが普通ですが、これは特に違う印象を抱くと思います。

アピナファンにとっては気持ちの良い勝利でしょう。
全選手が勝利に向かって貢献し早い段階で勝ち切った。
チーム全員の強さと隙のなさが顔を覗く試合でした。

Tradzファンにとっても負けですが見応えのある展開と惜しさから満足度は高いと予想します。
350B1選手がYU11選手相手に勝ちをとったのはジャイアントキリングですからね。

今後名試合をまとめるとしたら真っ先に挙げるであろうという試合だと思います。

さてLリーグは勝ち点が全チーム大差なく2戦が終了しましたね。アピナが4位にならないこと以外はまだ順位がわかりません。
結局は最後の試合次第となりました。まだまだわからないLリーグ、楽しみですね。

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