中堅戦レベル10
こんにちは、いづです。
これがファーストステージの最終回。
中堅戦レベル10がもう見ることはなくなり、セカンドからはレベル11になります。
クォーターファイナルやその先でももうレベル10のみというルールはありません。
同じレベル10が選べる先鋒戦とはまた違った重みがありますね。
得点的にも重要な中堅戦が心臓勝負で決まることもあり得る・・・
レベル11だとなかなかそうはいきませんから独特な重さがありますね。
さて第12試合は1勝1敗のSILKHATと3勝が見えてきたGAME PANIC(以下ゲーパニ)
先鋒戦テーマPEAK
選曲予想
VELVET選手:DXY!
PEACE選手:La dolce primavera
実際の選曲
VELVET選手:Apocalypse ~dirge of swans~
PEACE選手:madrugada
Apocalypse ~dirge of swans~ MAX2428
2411−2414
madrugada MAX1890
1856−1882
「Apocalypse ~dirge of swans~」は一定方向にひたすら流れる階段配置が特徴的な譜面。1Pなら左から右に細かく配置を変えながら流れてきます。
オプションは両者RANDOM。正規やR-RANだと流れる階段が全く崩れず押しにくいのでそれが良さそうです。
しかしスクラッチの隣の鍵盤の位置が正規と変わっていないためだいぶハズレでした。
最初は1〜3点以内の微差でVELVET選手がリード、
しかし途中で覆ります。
それすらも3点以内の吹けば飛ぶような僅差。
それを守り切りPEACE選手の勝利。
止められない勢いのPEACE選手が微差ながら勝利。
このレベル帯なら止められる選手がいないのではないか、
そう思えてしまいますね。
しかし3点以上の差がつかない本当に繊細な勝負。
VELVET選手も素晴らしいプレーでしたね。
「madrugada」はハネ気味の曲。
ここで出るまで筆者はプレーしたことが全くなかったのですが、
リズムが掴みづらくハネ気味のこの譜面はいかにもPEACE選手らしいと思える曲でした。そしておしゃれで渋い。。
ハネ以外といえば最後の密度上昇が難しめな譜面。
オプションはVELVET選手がRANDOM、PEACE選手が正規。
正規決してやりやすくはないですがPEACE選手が正規を選んできた時はもう危険信号なのかもしれないですね。
序盤から8点ほどPEACE選手がリード。気づいたら中盤で20点以上の差になっていたときはVELVET選手が致命的なミスをしていたのかと見返しましたが、
そんな大したミスではなかったです。そのまま勝利。
PEACE選手のスコアはMAX-8なので序盤200コンボあたりで勝敗が決していたことになります。ただただおぞましい。
ゲーパニがリードのまま中堅戦へ。
中堅戦テーマCHORD
選曲予想
LICHT選手:草原の王女-軌跡を辿って-
FRIP選手:Calvados Queen
実際の選曲
LICHT選手:Make A Difference → 取り残された美術(Arranged:HiZuMi)
FRIP選手:PIRATES BLADE
取り残された美術(Arranged:HiZuMi) MAX2222
2212−2208
PIRATES BLADE MAX2176
2166−2149
「Make A Difference」はレベル10CHORDのなかで癖のある譜面。
明確に差のつく曲で前回「Backyard Stars」を選んだLICHT選手が選びそうな曲ではありました。
「取り残された美術(Arranged:HiZuMi)」は東方アレンジ楽曲。
何度も繰り返される同時押しとたびたび降るトリル、階段配置が特徴的、とはいえそこまで難しくありません。心臓勝負になりそうです。
今季S3から選べるようになった楽曲ですが、まあこれは選ばれないでしょうと思っていた曲です。ストラテジーカードだから出うる。。
オプションは両者R-RANDOM、トリルが隣接する可能性があるRANDOMよりは良いでしょう。
微差でLICHT選手がリード。途中FRIP選手が鍵盤が抜けてしまう箇所があり差が広がります。そのリードもじわじわ追い詰めていきますが詰めきれずLICHT選手の勝利。
LICHT選手やはり心臓勝負に強いですね。
前回の「太陽」しかり大崩れがありません。
しかもこの際自己ベストを更新。LICHT選手は+6点。
FRIP選手もLICHT選手より高い自己ベストで−2でしたが負け。。。
「PIRATES BLADE」はCHORDらしい横に広い同時押しと細かな3連が特徴的。
オプションはLICHT選手がRANDOMでFRIP選手が正規。
変に崩れるくらいなら正規でも十分やりやすい譜面ですね。
序盤からLICHT選手がリード、ややFRIP選手の同時押しの黄ばみが重なってそのリードがぐんぐんと大きくなります。
LICHT選手の安定性が高くその差が一向に縮まりません。
そのまま勝利。
しっかり対策をしてきたのか、はたまたその場の本番力か、
細かいリズムも綺麗に対応しMAX-10で収めました。
しかも自己ベストを更新。自己ベストが詰められていない可能性もありますが、
本番の出力が尋常ではありません。
ストラテジーを跳ね返しリードを取り返したSILKHAT。
大将戦テーマNOTES
選曲予想
KIDO.選手:Afterimage d’automne
MIKAMO選手:Ritual of Anubis
実際の選曲
KIDO.選手:打打打打打打打打打打
MIKAMO選手:UMMU
打打打打打打打打打打 MAX2684
2654−2644
UMMU MAX3174
3049−3119
「打打打打打打打打打打」は縦連打が特徴的な譜面。ハネも簡単なので一番差がつくところはやはり縦連打。縦連打はハマったら一巻の終わりの諸刃の剣。
こんな尖った選曲とはさすがに予想できませんでした。
オプションは両者R-RANDOM。やや右手がきついRANDOM。
最初のトリルからMIKAMO選手がリード。しかし序盤から縦連打までその差が大きく広がりません。KIDO.選手のここの精度から調子の良さや仕上がりも見え、
縦連打への期待はより高まりました。
そして縦連打、リズムが掴みにくい開幕がFASTでハマってしまったMIKAMO選手。
ほぼ完璧に光らせたKIDO.選手が15点ほどの差で逆転します。
その後はMIKAMO選手も追い詰めますが差を縮め切るには至らず。
KIDO.選手の勝利。
S3で目覚ましい成長を見せていたKIDO.選手がついにチームに勝利をもたらしました。
それもあのMIKAMO選手からの1本。計り知れない価値があります。
勝ち筋を通し切るための縦連打の精度が素晴らしい。。
開幕が一番危険でしたが確実に通しました。
「UMMU」はレベル11の中でもトップクラスに難易度の高い譜面。バックスピンスクラッチと鍵盤、スクラッチと鍵盤の絡みが多くテーマSCRATCHなどでも遜色はないような譜面。
予想とは異なり高難易度の譜面で押し潰してきた印象。
開幕から10数点の差でMIKAMO選手がリード。その差は曲と共に止まることなく開いていきます。密度が高くBPMもはやめなので早口の解説EXITさんが印象的でした。
勝負が決まってもしっかりと磨き上げた自選を披露しMIKAMO選手の勝利。
やはりこういった曲では大きく差がつきますね。
1曲目のように刺すことがいかに難しいかを物語っていました。
展開予想の答え合わせ
よって先鋒戦1勝ずつ中堅戦SILKHATの2勝、大将戦ゲーパニの2勝でゲーパニの勝利を予想します。
ストラテジーカードはゲーパニ側だけ持っているのですが、
今回の試合が一番使い所がわかりません。
大将戦では使わない可能性も十分にあります。
史上初の使わないチームになるかもしれません。
外れすぎていて恥ずかしいですね。
歴史に残る
筆者個人としては現時点でS3最高の試合でしたね。
第8試合
最高に並んでしまったな。
S2のKIDO.選手を見ているとこの勝利は輝いて見えます。
S2では本番でいいスコアが出ず苦戦、
S3では乗り越えた姿を2戦見せ、
MIKAMO選手相手にも発揮する姿は誰が予想できたでしょうか。。
後この曲が状況に似合うかっこよさを持ち合わせていて良いですね。
聞くたびにいつでも思い出せそうです。
そしてSILKHATにとってはSEIRYU選手不在での初めての勝利。
これはなかなか嬉しいです。
後半戦も温存したSEIRYU選手、
本番で爆発するLICHT選手が活躍するでしょう。
ゲーパニにとっては3勝には届かず残念といったところ。
ストラテジーカードがうまく作用してくれなかったところはありますね。。中堅戦でリードを取られMIKAMO選手にとってプレッシャーのかかる展開になってしまいました。
ゲーパニとしてはTAKA.S選手が後半では活躍するでしょう、早速次はSEIRYU選手とぶつかり合います。
ここまでと打って変わっての大怪獣バトルも楽しみです。