顔元カメラの復活
こんにちは、いづです。
BPL放送が19時からの開幕で最初出遅れたのですが、
なんと顔元カメラがあるとの報告を受け、すぐに見ました。
結構くっきり見えますね。気持ち全体の照明が明るいような。。
ただプレーバックとかの鍵盤は感じません。
降り注いで照らしている感じではなさそう。
今なのか。。という感じはしなくはないですが、
いつであっても改善は喜びたいですね。ありがたい!
クォーターファイナル第2試合SILKHATとTAITO STATION Tradz(以下Tradz)の試合。
初のQFを迎える2チームはどちらが次に進むか。
出場選手の配置の答え合わせ
ここから筆者の予想はこちら
SILKHAT | 対戦名(レベル) テーマ | Tradz |
KIDO. | 先鋒戦(8~10) NOTES | RAITO. |
VELVET | 次鋒戦(8~10) TREND | 8S. |
SEIRYU | 中堅戦(11) CHORD | KKM* |
LICHT | 副将戦(11) CHARGE | RIOO |
SEIRYU | 大将戦(12) PEAK | KKM* |
的中ですが正直わかりやすいです。
先鋒戦テーマNOTES
選曲予想
KIDO.選手:AWA AWA
RAITO.選手:Votania Beat
実際の選曲
KIDO.選手:真夜中のバベル
RAITO.選手:Peng-Ging Sky High!!
真夜中のバベル MAX1754
1717−1722
Peng-Ging Sky High!! MAX2672
2649−2660
「真夜中のバベル」は第1試合から再登場。ズレはねとチャージが特徴的。
オプションはKIDO.選手がRANDOM、RAITO.選手がMIRROR。
中盤までほぼ同点。ジリジリとした展開になりますが難所でRAITO.選手がリード。
KIDO.選手も中盤取り戻しますがもう一度引き離しての勝利。
S3で自選勝率100%のKIDO.選手の自選をついに食いとりました!
それがいままで苦戦の続くRAITO.選手。かなり大きいですね。
KIDO.選手のスコアは自己ベストから下回るとは言え、
RAITO.選手の自己ベストを上回るスコア。
そしてRAITO.選手は自己ベストの更新。まさかの本番強さ。。
「Peng-Ging Sky High!!」は同時押しメインの楽曲。
同時押しにたまに細かい鍵盤が絡みます。
これも中盤までほぼ同点、1点差ほどしかつきません。
しかしややKIDO.選手に黄GREATが重なったところを皮切りにじわじわと点差を広げていきます。
安定し黄グレを出さないRAITO.選手。そのまま広げ続けての勝利。
RAITO.選手が自選を通し切りました。
これも自己ベストを更新。
KIDO.選手もRAITO.選手の自己ベスト付近を出しており、
勝てるスコアではあったのですが相手が自己ベストを上回っていた。。
戦いの中で強くなっていきます。
ここの1勝、かなり大きいです。
次鋒戦テーマTREND
選曲予想
VELVET選手:罪過の聖堂
8S.選手:湘南ロンリーMIDNIGHT RAIN
実際の選曲
VELVET選手:罪過の聖堂
8S.選手:楽園追放
罪過の聖堂 MAX2160
2038−1743
楽園追放 MAX2456
2369−2398
予想的中「罪過の聖堂」はSOF-LANの極致。まあそうでしょうね。。
序盤から鍵盤を使ったギアチェンジを頻繁に行い調整していくVELVET選手。
8S.選手は極力速度変化を行わないパワースタイルですね。
いやこの曲でそのパワースタイルは厳しい。。
鍵盤を使ったギアチェンジは事故が怖いのですが、VELVET選手上手いですね。
序盤から激しく点差を加速させ、VELVET選手の勝利。
8S.選手のスコアは、対策しきれていない状態で罪過をやるとこうなるという形(十分高いですが)。
普通はできない、対策しないといけない、ということを教えてくれました。
「楽園追放」はおしゃれにずっとズレはねする譜面。
8S.選手らしいと言えばそうで、前回TRENDに出た時は予想していました。
オプションはVELVET選手はMIRROR、8S.選手はRANDOM。
固定は押しにくい配置はありませんが階段配置をRANDOMで崩したい気持ちもわかります。
序盤はVELVET選手がリード。ハネに合わせてVELVET選手は動いているのが印象的。
8S.選手は全身が意外と動かないですね。
そのリードも中盤前にはなくなり、徐々に8S.選手がリード。
追いつかれず着実に点差を広げていきます。
最後の長めのトリルも完璧に8S.選手が押し切り勝利。
8S.選手らしい強みで勝利をもぎ取りました。1勝をセーブするこの安定感が強い。
着実に点をとってくれる頼もしさがやはりTradzを支えています。。
中堅戦テーマCHORD
選曲予想
SEIRYU選手:V2
KKM*選手:BabeL ~Grand Story~
実際の選曲
SEIRYU選手:錬成人間トリコロイダー
KKM*選手:ドッキン☆サマーあばんちゅーる
錬成人間トリコロイダー MAX3226
3204−3193
ドッキン☆サマーあばんちゅーる MAX2894
2869−2853
「錬成人間トリコロイダー」は対称的な配置が特徴的な譜面。
全体的に高密度で綺麗な配置(押しやすいとは言ってない)でSEIRYU選手らしいですね。
オプションはSEIRYU選手はMIRROR、KKM*選手はR-RANDOM。
RANDOMで崩れると困る配置があるのでR-RANDOMもわかります。
序盤中盤はややKKM*選手が優勢か。ただ大きく離れずが続きます。
同時押しがハマるだけでもこの曲はグッと差が縮まります。
ラストのサビ突入前は1点差。サビの直前の早い階段配置で一気にSEIRYU選手が盛り返します。
そこで作ったリードが決め手。ラスサビからはSEIRYU選手が完璧に仕上げ勝利。
SEIRYU選手が持ち前の武器できちんと決めてくれました。
コンボを切っているところ以外はほぼ完璧でMAX-22。
KKM*選手相手には自選さえも通すのが厳しいのがわかるからこそ、
ここは大きく頼もしく見えました。
「ドッキン☆サマーあばんちゅーる」はCHORD課題曲ではスクラッチが強めの選曲。
SEIRYU選手の苦手を刺しにきた印象も強い選曲ですね。
そしてSILKHAT的にはS2のANSA選手を思い出す選曲。。
転調してスクラッチが頻発する盆踊り地帯までは1点差。
ここから差がつくかと思われた最中。
スクラッチの直前の鍵盤がSEIRYU選手が完璧。
その後のスクラッチでも大きな差はつかず、
KKM*選手は鍵盤でややハマってしまいます。
これで20点近くのリードを得たSEIRYU選手。
ここからは差がつきません。そのまま勝利。
SEIRYU選手がイリュージョンを魅せました!自己ベスト+3と覚醒。
これまで「惜しい」の領域すらどの選手も遠かったKKM*選手の自選を乗り越えました。。
逆にKKM*選手には大きなプレッシャーがかかっていたのでしょうか。
ここでSILKHATが形勢逆転。10ptに王手をかけました。
副将戦テーマCHARGE
選曲予想
LICHT選手:乱膳の舞姫
RIOO選手:Ergosphere
実際の選曲
LICHT選手:Acid Pumper → Rejection Girl
RIOO選手:Kailua
Rejection Girl MAX2704
2663−2672
Kailua MAX2250
2147−2204
「Acid Pumper」はチャージが複数本絡む配置とトリルが難しい譜面。
独自の対策がいる曲で刺さるケースが多いでしょう。
しかし2タテされると負けのTradzはストラテジー。
「Rejection Girl」は途中のカーテンのようなチャージが絡む地帯、
度々くるバックスピンスクラッチなどテーマCHARGEらしい譜面。
序盤中盤はややRIOO選手がリードする瞬間がありますが1点差以内に収まります。
カーテンのようなチャージ地帯も両者上手くここも広がらず。
最後までジリジリする1点差。しかしRIOO選手が完璧。
じわじわと差を広げいつの間にか9点差で勝利。
最後に黄GREATが出なかったRIOO選手の勝利。
これは突然の登場に対しても両選手上手かったですね。
ギリギリのストラテジー成功で光明をもたらします。
「Kailua」はチャージとトリルが難しい譜面。
特にチャージを押しながらのトリルと余計な鍵盤はなかなか難しく、
運指を組むか崩すか選手によって分かれます。
オプションは両者MIRROR。RIOO選手が2Pなので同じ譜面になります。
さあ開幕のトリル地帯。ややLICHT選手が黄グレやGOOD気味。
とはいえ大きくハマったようには見えません。
しかしRIOO選手が完璧。1個しか出ていません。
ここで20点以上の差を序盤から作り上げました。
そこからは差が詰まらずに中盤。もう1回のトリルも完璧。さらにリードを広げます。
ここからは変わらず。最後のトリルは両者上手くいきますがRIOO選手の勝利。
真似できるかは別として芸術的な運指で大リード。勝ち切りました。
RIOO選手の2ndからの調子の良さが勝利の鍵につながってきましたね。
ここでリードを奪い返したTradz。6−8。
RAITO.選手の2タテによる1点が大きいです。
もし1点がなければ7−7でイーブン。
引き分けで勝ちのSILKHATにとって次の1勝だけで良くなります。
SILKHATにイリュージョンが必要になりました。
大将戦テーマPEAK
選曲予想
SEIRYU選手:Binary Black Hole
KKM*選手:THE PEERLESS UNDER HEAVEN
実際の選曲
SEIRYU選手:GiGaGaHell
KKM*選手:one or eight → Twelfth Style
GiGaGaHell MAX3374
3234−3242
Twelfth Style MAX3368
3271−3286
「GiGaGaHell」は高速高密度鍵盤譜面。PEAKというにふさわしい高密度の連続。
連打が多い譜面のため安定も難しいです。
序盤は開幕の連打でややSEIRYU選手がリード。
20点差ほどになりますが、高速トリル、スクラッチとじわじわKKM*選手が追いついていきます。
やはりベースの精度が高いですね。
こんなにも物量があるのにラストのメインパート前に数点差。
最後の最後の白壁、トリルまでも数点差で緊張が走ります。
白壁を完璧に押し切ったKKM*選手がリードを取り戻し、勝利。
白熱の大一番。SEIRYU選手も終始リードを保ちましたが、
KKM*選手が最後の最後に逆転。
やはりスコアで追いついてくる強さ。KKM*選手の恐ろしさを見ました。
ここでTradzの勝利が確定。みんなで掴んだ勝利ですね。
「one or eight」は微妙な連打とスクラッチのよく絡む譜面。
高密度であるとは言いがたく意外にも心臓勝負気味です。
もうなくなってしまいましたが逆転を狙うストラテジーは「Twelfth Style」。
高密度ではあるものの割と近い心臓勝負で微妙な変化ですね。。
デニム配置やトリルなどが多い譜面。
序盤から中盤にかけてのスクラッチ地帯でKKM*選手がほぼ完璧。20点ほどのリードを広げます。
しかしその後に待つデニム配置で一気に点差がなくなります。
そう第2試合でのSEIRYU選手の「DENIM」を思い出させましたね。
しかしそこからはKKM*選手がほぼ完璧に押し切ります。静かなアウトロを前に14点差。
ほぼ勝利が確定しアウトロで締めました。
フルコンボで押し切っての勝利。中堅戦の雪辱を完全に晴らしました。
KKM*選手の強さに磨きがかかっていきます。
6−14と圧勝に見えますが、そんなことは試合を見たら思えません。
展開予想の答え合わせ
SILKHAT | 対戦名(レベル) テーマ | Tradz |
1 | 先鋒戦(8~10) NOTES | 1 |
4 | 次鋒戦(8~10) TREND | 0 |
0 | 中堅戦(11) CHORD | 4 |
2 | 副将戦(11) CHARGE | 2 |
3 | 大将戦(12) PEAK | 3 |
外れすぎ
チームの力が目覚める
Tradzがチームでもぎ取った勝利となりました。
苦戦を強いられていたRAITO.選手が輝く2タテを決め、8S.選手が安定の仕事。
KKM*選手が崩れるピンチにもRIOO選手が抑え良いバトンを繋ぎました。
KKM*選手に頼りきらなくても良いバトンがつなげる。
それを理解させてくれる展開でファンも、
ひいてはKKM*選手も安心できそうだなと勝手に思いました。
プレッシャーもだいぶ減るでしょう。
SILKHATはここで敗退となりました。
初のQF、SEIRYU選手なしで取れた勝利など今季は良い収穫ばかりです。
そして特筆すべき試合の面白さ。
予想を粉々に打ち砕き、驚かせる展開の数々はS3を彩りました。
最後となったこの試合、誰もが白熱し緊張する展開はそう忘れられません。
負けてしまった後の「Twelfth Style」でのデニムの猛追は第2試合での気持ちの良い開幕、
そこからの軌跡が蘇りましたね。
さてTradzの次の相手はAPINA VRAMeS。
ついにダブルエースとの総力戦に挑みます。