【BPLS3 IIDX】BPL IIDXの軌跡を振り返る(決勝トーナメント編)

BPLS3

BPLS3 IIDXの決勝トーナメント編

こんにちは、いづです。

筆者はBPLS3IIDXの振り返り、展開予想の記事を全試合について作成しております。
これは決勝トーナメント編。レギュラーステージは前後編2個作成してあります。

当記事はBPLS3IIDXの全試合をテクニック寄りの話題は控えめに、
あらすじを追うような形で振り返っていきます。
上のリンクで読みたいところに飛べるので好きなところだけ読んでいただければ幸いです。
放送順に展開します。あと選手の敬称略。

ルールおさらい

クォーターファイナル(QF)とセミファイナル(SF)

・先鋒次鋒中堅副将大将の5対戦をを行う。獲得ptは順に1曲あたり1,2,2,2,3。

  同点がなければ10ptで引き分け。

・引き分けになった場合レギュラーステージ上位のチームが勝利。

  つまりレギュラーステージ上位のチーム(曲の先行のチーム)は10ptで勝利。
  レギュラステージ下位のチーム(後攻のチーム)は11ptで勝利確定。

・ストラテジーカードは各チーム1枚ずつ。

 クォーターファイナルで11pt差をつけて勝利した場合使ったストラテジーカードが復活する

・テーマだけが公開されオーダーは試合前に公開されない。

ファイナル

・先鋒次鋒五将中堅三将副将大将の7対戦をを行う。獲得ptは順に1曲あたり1,1,2,2,2,2,3。

 同点がなければ13ptで引き分け。引き分けの場合は延長戦。

・双方がストラテジーカードを一枚持つ

クォーターファイナル第1試合

QF第1試合SUPERNOVA Tohoku vs GAME PANIC

立てた戦略を遂行する確かな実力をもつBリーグ2位スパノバ。
レギュラーステージを無敗で切り抜けたPEACEを筆頭に隙のない布陣、
Wリーグ3位のゲーパニが激突する。

スパノバ対戦名(レベル)
テーマ
ゲーパニ
TAKWAN先鋒戦(8~10)
CHARGE
FRIP
TATSU次鋒戦(8~10)
TREND
PEACE
NIKE.中堅戦(11)
PEAK
MIKAMO
TATSU副将戦(11)
NOTES
PEACE
46大将戦(12)
CHORD
TAKA.S

先鋒CHARGE。TAKWANは武器のズレハネを生かした「真夏の花・真夏の夢」でまずは一勝をとる。対するFRIPも「soldier’s waltz」を接戦ながら通し切る。続いていた長い苦戦から脱した。

次鋒TREND。TATSUは細かい鍵盤の「LADS」で挑み一進一退の攻防を繰り広げるもPEACEに届かなかった。続くPEACEの自選「真夜中のバベル」では十八番のズレハネを綺麗に捌き切った。

中堅PEAK。NIKE.は度々の難所がある「m1dy Deluxe」。
固定オプションの強みを活かし一勝をもぎ取る。
MIKAMOは「Cyber True Color」でじわじわと差をつけ勝ち切った。

PEACEの作ったリードを保ち迎える副将戦。
PEACEとTATSUが再び激突する。ここで2勝するとゲーパニの勝利が確定する。

副将NOTES。ゲーパニからストラテジー。
スパノバは大将戦に賭けストラテジーを投げなかった。
TATSUの自選は「THE TIME MACHINE」となる。PEACEは固定オプションを選択。
自己ベスト付近を叩き出し勝ち切った。
PEACEは尖った難所のない精度勝負のマラソン「UNITE THE HEART」を選択。
崩れないPEACEが築いた数点のリードは最後まで縮まることはなかった。
ここでゲーパニの勝利が確定した。

大将CHORD。46は絶え間ない鍵盤が襲いかかる「B4U(BEMANI FOR YOU MIX)」で圧倒する。
もう叶わない逆転のためのストラテジー、TAKA.Sの選曲は「九尾狐夜行」となる。
しかしTAKA.Sが難所をうまく乗り越え勝利を決める。

S2の悔しさを全員で勝ち切り晴らした。

スパノバ614ゲーパニ
TAKWAN11FRIP
TATSU04PEACE
NIKE.22MIKAMO
TATSU04PEACE
4633TAKA.S

クォーターファイナル第2試合

QF第2試合SILKHAT vs TAITO STATION Tradz

選手それぞれが確かな強みを持つSILKHAT。Wリーグは2位でフィニッシュした。
頼もしいKKM*と1勝は間違いがないTradz、Bリーグは後半猛追するも3位。
SILKHATとしては10ptとれば良いがそれを満たすとしても最強KKM*から1勝を取らなければ苦しい。
イリュージョンを起こせるか。

SILKHAT対戦名(レベル)
テーマ
Tradz
KIDO.先鋒戦(8~10)
NOTES
RAITO.
VELVET次鋒戦(8~10)
TREND
8S.
SEIRYU中堅戦(11)
CHORD
KKM*
LICHT副将戦(11)
CHARGE
RIOO
SEIRYU大将戦(12)
PEAK
KKM*

先鋒NOTES。KIDO.はチャージの絡む「真夜中のバベル」で挑むも自己ベストを更新したRAITO.に届かない。続く「Peng-Ging Sky High!!」も高水準のスコアで勝利した。
初戦以来厳しい展開が続いていたRAITO.が値千金の活躍を見せた。

次鋒TREND。VELVETは強みのSOF-LANの極致「罪過の聖堂」で圧倒する。
8S.も得意のズレ鍵盤「楽園追放」で応戦し勝利した。それぞれの強みを見せる1戦。

中堅CHORD。SEIRYUは「錬成人間トリコロイダー」を難所で盛り返し通した。
加えて苦手を刺しにきたKKM*の「ドッキン☆サマーあばんちゅーる」をも跳ね返す。
誰もなし得なかったKKM*の自選を食う大活躍を見せる。

イーブンに持ち込んだ副将CHARGE。
2タテをされると10ptで敗北となるTradzはストラテジーカードを使用する。
LICHTの選曲は「Rejection Girl」となる。目を離せない接戦を繰り広げるが、最後にRIOOが勝ち取る。続けて「Kailua」で独特な運指を見せ大きく突き放して勝利した。

逆にリードを取り返したTradz。大将PEAKはSEIRYUの2タテが必要となった。
SEIRYUは猛烈な高速鍵盤が襲いかかる「GiGaGaHell」。
最後の瞬間までリードしていたがKKM*が逆転し勝利を確定させた。
続くKKM*の選曲はストラテジー。「Twelfth Style」となる。
KKM*に引き離される中、SEIRYUがデニム配置で取り返す姿も見せる。
しかし最後にはKKM*が勝ち取った。

KKM*は一度倒されチームも覚醒する。

SILKHAT614Tradz
KIDO.02RAITO.
VELVET228S.
SEIRYU40KKM*
LICHT04RIOO
SEIRYU06KKM*

セミファイナル第1試合

SF第1試合ROUND1 vs GAME PANIC

ゲーパニはレギュラーステージ中1回も当たることがなかったU*TAKAとついに向き合うこととなる。
U*TAKAが全勝すれば勝ち、そんな条件の中ゲーパニはどう戦うか。
また無敗のPEACEの記録はいかに。

ROUND1対戦名(レベル)
テーマ
ゲーパニ
NAGACH先鋒戦(8~10)
CHORD
FRIP
KUREI次鋒戦(8~10)
NOTES
PEACE
U*TAKA中堅戦(11)
TREND
TAKA.S
I6VV副将戦(11)
CHARGE
PEACE
U*TAKA大将戦(12)
SCRATCH
MIKAMO

先鋒CHORD。NAGACHは「Rub-a Dub-a」で抜きつ抜かれつを繰り返しついに同点で決着する。
今季初の同点となった。
FRIPは「Punch Love♡仮面」で固定オプションでの安定感を見せつけた。

次鋒NOTES。KUREIは繰り返しの心臓勝負「Hydrogen Blueback」でPEACEに挑む。
僅かなリードをPEACEが保ち続け逃げ切った。
PEACEは延々のズレはね「From Time To Time」で歴代記録を叩き出し圧倒する。

ゲーパニリードで迎えた中堅TREND。
U*TAKAはスクラッチがしつこく絡む「With You」でTAKA.Sの弱点をつく。
TAKA.Sにはストラテジーカード。「ちょえちょえまぎか」となる。
細かい鍵盤を華麗に捌きU*TAKAが勝ち取った。

副将CHARGE。I6VVは技術が問われる「10000 MILES AWAY」でPEACEに挑む。
一時は僅差になるもPEACEには届かなかった。
自選「Ergosphere」も不規則なリズムながら正確に捌き切り圧倒。
ここでこの試合も無敗で切り抜けることとなった。

来る大将SCRATCH。U*TAKAはレジャーランドに投げられた「雪上断火」で挑む。
途中ミスしかけるも立て直し逃げ切った。
MIKAMOは高難度「Level One」で立ち向かう。
しかしU*TAKAが生み出したリードが最後まで縮まることはなかった。
ROUND1の勝利。PEACEはシーズン中無敗となった。

無敵U*TAKAと無敗PEACEはそれぞれ突き抜けていった。

ROUND11110ゲーパニ
NAGACH12FRIP
KUREI04PEACE
U*TAKA40TAKA.S
I6VV04PEACE
U*TAKA60MIKAMO

セミファイナル第2試合

SF第2試合APINA VRAMeS vs TAITO STATION Tradz

前試合では力強さを見せたTradz。対するアピナはダブルエースを活かし勝利を掴めるか。

アピナ対戦名(レベル)
テーマ
Tradz
KENTAN先鋒戦(8~10)
CHARGE
RAITO.
CHP*1E次鋒戦(8~10)
SCRATCH
8S.
UCCHIE中堅戦(11)
NOTES
KKM*
WELLOW副将戦(11)
TREND
RIOO
UCCHIE大将戦(12)
CHORD
KKM*

先鋒CHARGE。KENTANは鍵盤精度勝負「新宝島」で丁寧に押し切る。
RAITO.は低速心臓勝負「獅子霞麗ノ舞」で挑むも僅かに届かない。

次鋒SCRATCH。CHP*1Eはレギュラーステージでストラテジーを受け封じられた自選
「Midnight Drive」を繰り出す。確かな安定感で切り抜けた。
8S.の自選はストラテジー。「Spin the disc」となる。
スクラッチで8S.がリードを奪うもジリジリと追い詰め、
最後の一瞬でひっくり返しCHP*1Eが勝利した。
6点を奪ったアピナ。あと4点で勝利できる。

中堅NOTES。UCCHIEは「いつかオトナになれるといいね。」を繰り出すも僅かなミスで競り負ける。
KKM*は「RUGGED ASH」で高密度短期決戦を制する。
Tradzがここで取り返すもまだアピナのリードは変わらない

副将TREND。WELLOWは「EXODUS SIGN」で譲らないシーソーゲームを制した。
対するRIOOも「With You」で飛び抜けた精度を見せる。

アピナのリードで迎えた大将CHORD。
UCCHIEは隠し玉「Marie Antoinette」でKKM*の不意をつき勝利を決めた。
ここでアピナの勝利が確定する。
KKM*は超高物量「千年の理」で意地で勝ち切った。

ダブルエースを支える盤石な土台

アピナ119Tradz
KENTAN20RAITO.
CHP*1E408S.
UCCHIE04KKM*
WELLOW22RIOO
UCCHIE33KKM*

ファイナル

BPL2021を思い出すROUND1とアピナの組み合わせのファイナルとなった。
セミファイナルではチームとしての強さは見せられなかったROUND1。
しかしS2も似た展開ながらファイナルでは全員が1勝をもぎ取る。
チーム全員が輝いた勝利となったことも記憶に新しい。
今回もチームでの勝利をもぎ取れるか。
アピナは特に不安要素がないセミファイナルの内容。
さらにダブルエースを活かしやすい7戦のファイナルのルールでどう立ち回るか。

ROUND1対戦名(レベル)
テーマ
アピナ
NAGACH先鋒戦(8~10)
TREND
KENTAN
I6VV次鋒戦(8~10)
SCRATCH
CHP*1E
KUREI五将戦(11)
CHARGE
WELLOW
U*TAKA中堅戦(11)
SOF-LAN
CHP*1E
I6VV三将戦(11)
PEAK
UCCHIE
KUREI副将戦(12)
CHORD
WELLOW
U*TAKA大将戦(12)
NOTES
UCCHIE

先鋒TREND。NAGACHは「Summerblue」を選択、NAGACHがジャラジャラとした鍵盤を制し勝ち取った。対するKENTANは「GET UP AGAIN」。KENTANが抜群の安定感を見せ打ち倒した。

次鋒SCRATCH。I6VVは過去にCHP*1Eに刺さった「SPEED DEMON」で挑むもCHP*1Eは成長を見せ跳ね返す。続く「Close my Eyes for Me」も十分な精度で勝ち切る。

五将CHARGE。KUREIは「Daily Lunch Special」で心臓勝負を仕掛ける。微差を守り切り制した。
WELLOWは「Psycho Sheep Riddim」で自慢のスクラッチ力で安定させ勝利。

中堅SOF-LAN。U*TAKAは鍵盤密度が高い「four pieces of heaven」。
立ち上がりは遅れをとるも猛追し勝利した。
CHP*1Eは停止の絡む心臓勝負「(This Is Not) The Angels」。
痺れる接戦を繰り広げるもU*TAKAが制した。

三将PEAK。I6VVはトリルが難しい「Next Tales 2 Oath (IIDX 20th Anniv “Ring” Theme)」を選択。どちらも驚異的な精度を見せるがUCCHIEが制する。
続く「diagram」も歪な配置をしっかりと押し切って勝利。

副将CHORD。KUREIはストラテジーカードを受け「THE DEEP STRIKER」となり
WELLOWにとっての得意譜面がくる。KUREIは健闘するも届かなかった。
WELLOWは得意の重量級譜面「Secret」で圧倒した。

ここで6点差となりU*TAKAが2勝をしても引き分け。延長戦となるほどのリードを稼ぐ。

大将NOTES。U*TAKAはBPL2021ぶりの「BLACK or WHITE?」。
レベル12とは思えぬ数点差の接戦を制し望みをつなぐ。
UCCHIEの選曲はストラテジーカードを受け「quell~the seventh slave~」へ。
三度降る高密度の鍵盤でUCCHIEがリードを稼ぐ。圧倒し勝利した。

BPL2021ぶりの頂点。優勝はAPINA VRAMeS。

ROUND11016アピナ
NAGACH11KENTAN
I6VV02CHP*1E
KUREI22WELLOW
U*TAKA40CHP*1E
I6VV04UCCHIE
KUREI04WELLOW
U*TAKA33UCCHIE

BPLS3 IIDXの振り返り

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